一般質問の三日目を迎えました。本日も台風21号被害への対応や、紀ノ川の改修計画についての質疑が交わされました。毎日のようにこの質疑が交わされていることから、県内各地での台風21号被害が大きかったことが分かります。
早いもので、明日が一般質問の最終日となり、明後日から常任委員会の審議に入ります。今年も年末が近づいてきました。
今朝訪問したお店の方が、「寒い中、来ていただいてありがとうございます」と温かい笑顔で挨拶をしてくれました。「今朝は本当に寒いですね」と答えながら、「でも皆さんは仕入れと開店の準備でもっと朝が早いですよね」と話を続けました。寒い朝でしたが、何気ない会話による交流で心が温まりました。
仮想通貨について話し合いました。最近、ビットコイン価格が急騰しているようです。今年ビットコインに取引所に関する視察をした時の価格は、1ビット12万円でした。確か、8万円から12万円の価格帯を上下していたように思います。しかし一時期、1ビットが200万円になるなど価格が上昇しています。
さて仮想通貨が仮に全体で1兆円分あったとします。1兆円の仮想通貨が存在していることに対して、取引されている価値は100兆円規模だと話してくれました。実際の100倍の規模の取引が成されていることは、既に通貨としての一つの資格を備えています。通貨は信用創造ができなければ流通することはありません。その意味からも資格要件の一つは満たしています。
ただ価値が安定していないことが問題です。通貨が流通するための条件として価値の安定があります。1ドルが100円程度の範囲で収まっているので、円を通貨として信用して使えるのです。もし1ドルが200円になったり、1,000円になったり変動が激しいとしたなら、安心して通貨として使えなくなります。
1ドルが100円と想定して国際取引をしている会社があるとします。1ドルを100円で決済することを前提にビジネスをしているので円価値が大幅に変動するなら危険で取引通貨として使わなくなります。
1ドルが100円と想定して取引をしたところ、1ドルが1,000円になっていたとします。そうなれば、1ドルの商品を買うために100円を用意していた会社が、1,000円の用意をしなければならなくなります。円の価値が大幅に下落することで取引のための追加資金調達が必要となるのです。
こんな事態になるようなら、円を取引通貨として使用することはできなくなります。通貨価値が安定していることで流通できますから、仮想通貨の価値が大幅に上下している状況であれば、取引通貨としての活用は難しくなります。
今後、仮想通貨の価値を安定させることが流通するための鍵になると思います。仮想通貨を安定させるためには、政府や金融機関の介入なども必要となるように思いますが、政府などの規制が入ることで、国をまたいで取引できる仮想通貨の存在意義が薄まるような気がします。
- 夕方から懇親会に参加しました。ご縁をいただいている皆さんと懇親の時間をいただいたことに感謝しています。
- かつてポーカーで日本代表選手としてシンガポール大会に出場した選手の話を聞かせてもらいました。ポーカーの戦いは心理戦で、頭が80パーセントで運が20パーセントだそうです。運任せのように思える競技でも、実際は頭と実力が支配しているようです。ビジネスでも政治も同じで、決して運任せではなくて考える力と実力が頼りです。そこに運が乗っかってくるような感覚だと思います。