コンビニの従業員さんが売り場に出る時の朝礼の様子を見て来ました。お互いに服装チェックを行い、「いらっしゃいませ」、「ありがとうございます」などお客さんへの挨拶の発声練習をしていました。裏方の練習でしっかりと心のこもった挨拶が出来ない人は、売り場でお客さんにしっかりとした挨拶をすることはできません。練習で出来ることでも試合で出来ないことがあるように、準備していないことは現場で表現することは難しいのです。

しかも一日や二日だけ挨拶の練習をしても自然な挨拶ができないので、継続した練習が必要です。出勤の都度、同僚と挨拶の練習をしてから売り場に入ることが実力となっていくのです。売り場を支えているのはそこで働く人ですから、働く人の成長がお店の発展となり売上の向上につながっていきます。今では商品で差別化を図ることは難しいので、お店のサービスレベルや店員さんの印象などが付加価値になります。商品プラスワンが店舗の実力であり、プラスワンは挨拶などの基本練習を継続する力だと思いました。

主に腰や膝に痛みを抱えている人を対象にした体操講座が開催され、少しの時間ですが参加してきました。

最初は座って足裏の地面への接し方の基本を教えてくれた後、膝を軽く屈伸させるなど軽い体操を行いました。足の地面への着地は、踵を中心にすべきだそうです。踵が身体の中心線になるからだそうです。そして足の指に力を入れて負担を掛けないことも心掛けるべきことだと教えてくれました。足の指に負担が掛かると中心線のバランスが崩れるので腰や膝への負担が増えるからです。

そして手の平と足の裏に大気と地面からの氣を吸収する小さな部分があるので、手の平を広げて氣を吸い込むような気持ちを持つことと足の裏から地面からの氣を吸収しているような気持ちになることも精神上、心掛けて欲しいと説明がありました。心身の鍛錬を始め多くの物事は、見えるものと見えないものの両方が大切だと思います。

参加した皆さんからは「少しのことを心掛けるだけで膝への負担が軽減されたような気がします」と話してくれるなど、楽しい講座となりました。

先生が「今日は初歩の講座でした。一回、やっただけで腰や膝への負担がなくなるものではありません。今日伝えた簡単な動作を毎日練習すること、習慣にすることが大事なことです。良い姿勢を保つ習慣を身に付けてしまえば、姿勢の悪さからくる腰痛や膝の痛みはなくなります。とにかく一日10分で良いので運動を続けることが大事なことです。次回は平成30年1月に第二回目の講座を開催します。それまで今日の動きを練習しておいて下さい」と話して講座を終えました。

何事も基本を身に付けることが上達の早道です。基本を身に付けるためには基本的な練習を継続することに尽きます。運動でも仕事でも、基本練習を継続する以外に身に付けられることはありません。

立ち方や歩き方は、朝起きて洗面所に向かう時の歩行、歯を磨いている時の立ち方の姿勢などに気を配ることで良い姿勢を保つことにつながります。人は習慣に基づいて毎日の大半を過ごしています。毎日の習慣の中に、良い姿勢で歩くことや良い姿勢を保ち座ることを取り入れたなら、膝や腰の痛みから解放されそうです。

但し、先生が言うには「長い間の習慣によって普段の姿勢や歩き方が身についています。これを改良するためには長い時間を要するので、継続することを意識して下さい」ということです。今の姿勢や歩き方は長い時間の中で習慣化しているものです。それを改良するためには、それと同等の時間を覚悟しておく必要があるようです。簡単なことを続ける以外に簡単なことを成し得ることは難しいことが分かります。

Fプロジェクトが主催する年末ライブを楽しみました。今年のこのライブは大人の雰囲気に包まれたもので、人生の流れをストーリーで展開してくれたように思います。演奏を聴きながら、つくづく「人生は『今』だ」と思いました。「今」この瞬間だけが人生だと思います。人生には通り過ぎた過去もこれから迎える未来もありますが、確かに生きているのは「今」だけなのです。だから人生は「今」だと言えます。

「今」この瞬間に「生きている」ことを実感できることが真に生きていることであり、「今」を生きていなければ、振り返る過去も輝く未来も感じられないように思います。

松田聖子さんが歌った「Sweet Memories」を聴いて人生を感じ、振り返るとは思ってもいませんでしたし、「愛の讃歌」が人生を回想させてくれる歌だとは思ってもいませんでした。しっかりと聴かせてくれる歌は、人生で大切なものを気付かせてくれると思います。

歌い手が人生を伝えようとするなら、聴く側にもそれが伝わってきます。伝わり方は聴く人によって違うと思いますが、それぞれが意味のある受け取り方をすると思います。人によって人生の背景が違いますし、未来の基本は「今」の延長線上を続いていきます。

しかし未来の延長線を変わったものにするためには、少し違う価値を取り入れることで未来は変えることができるのです。ただ人生において大きな波は度々襲ってくるものではなくて、小さなさざ波に毎日のように揺られているようなものだと思います。

今日の曲目からそう感じました。いつものFプロジェクトと違って静かな曲が続いていたのは、人生は人生を変えるような大きな変化が訪れるものではなくて、さざ波で揺られているようなものだと教えてくれているようでした。でもさざ波は同じものではなくて、全部違った小さな波なのです。小さな波が経験でありさざ波を越えて行く挑戦が人生なのです。

人生は思っているような大きな変化はないけれど、小さな変化を感じることが幸せなことであり、乗り越えていくことが振り返ることのできる過去の経験となります。振り返ることのない過去に意味を持たせることはできないので、さざ波を乗り越えて振り返れる過去を持てることは幸せなことだと思います。

そして生きている「今」もさざ波に揺られています。さざ波を感じられる「今」が人生であり、「今」の連続がこれから続く人生だと思います。

「今」が幸せだと感じられる人生が愛おしく思いました。ライブを終えてFプロジェクトメンバーから「深紅の薔薇」一輪をいただきました。一輪の薔薇がとても綺麗だと感じられ、「幸せの待っている先に届け」と思いました。

Fプロジェクトのメンバーとご一緒した皆さん、そしてみんなのお蔭で幸せな気持ちになれたライブでした。