和歌山市直川に植樹した桜の木の周囲の雑草の清掃作業を行いました。これは和歌山市内で活動しているライオンズクラブが以前、直川用地に桜の木を植樹したので、植樹以降、雑草の除去など維持活動をしているものです。年に数回、雑草の除去を実施しているのですが、今日行って見たところ地面一面に雑草が茂っていました。簡単に作業を終えることができると思っていたのですが、草刈り機を使わないので意外と作業に時間がかかりました。しかし1時間程度、作業を続けたところ桜の周囲はきれいになり、また身体が温まってきたので気持ち良くなりました。
清掃活動は紀の川河川敷や竈山神社、宮街道などの場所を時々実施していますが、汚れていた場所がきれいになっていくと嬉しくなり、「もっときれいにしよう」と思うものです。
そしていつも思っていることですが、清掃している場所がきれいになっていくに連れて、心も浄化されていくように感じるのです。今日も一緒に作業したメンバーが「一部がきれいになっていくと、もっときれいにしたく意地になってきます」と話していたのも同じ気持ちから来ているものだと思います。
今回のように広い範囲の清掃は大変ですが、人数が集まって作業をするとコミュニケーションが図れることと、作業効率が良く成果が見えてくるので、苦にならないで作業をすることができます。
和歌山ゴールドライオンズクラブで桜の木を植えた場所は四か所あるので、今月中にもう一度雑草の除去作業をすることにしています。
今朝から作業に参加した皆さん、「お疲れ様でした」。
午後からは社会人として働き始めて数年の若いメンバーに対して県議会報告を行いました。自分のことを思い返すと分かるのですが、まだ仕事を覚えて一人前になって行く時期なので、仕事以外の分野まで活動をすることは難しいと思います。政治や議会に関心がある人の方が少ないと思うので、政治に関心を持てるような説明を行いました。
これから社会の中核となり、会社の将来を担っていく若い人が自分の仕事以外のことに関心を持ち、先輩と同様の知識を得ることは大切なことだと思います。特に営業分野の仕事をしている人にとっては、お客さんと会話ができることが重要ですから、政治に関心を持って日頃から情報を得て欲しいと思います。人は関心のあることに対してアンテナが働くので、関心分野の情報は自然と入って来ます。
しかし関心がなければその分野にアンテナが向かないので情報は入ってくることはありません。アメリカの動向に関心のない人はアメリカの情報は少なくなりますし、サッカーに関心のない人はサッカーの情報は入っていないので話が展開することはありません。
営業の訪問先のお客さんは、どんな分野に関心があるかどうか分からないので、営業を担当する人は、出来るだけ多くの分野の情報を得ておくことが大切です。そのためには関心を持つことが大切であり、政治、県政にも関心を持ってくれることを期待しています。
参加者には「県議会報告」を配布して、県議会での質疑や関西広域連合での議論について見てもらいました。
さらに議員と地方自治体の立場についての説明も行いました。県議会議員の立場を県庁と同じだと思っていることがあります。知事や県庁職員さんと共に県政を推進していくだけの存在だと思っている人がいますがそうではありません。県会議員の立場は県民側にあります。従って県庁と同じ立場を取るのではなくて、対峙する、または向き合う存在なのです。そのため議員の持っている価値は県民の皆さんと同じ価値だと言えます。決して県庁が有している価値と同じではないのです。もし県会議員の価値が県と同じであれば、存在意義は少なくなります。何故なら同じ価値を有しているなら価値の違いを議論することはありませんし、県民感覚をなくしていると言えるからです。県会議員の価値はあくまでも県民側であり、県庁側のものではありません。
ですから県知事が、政策を検討する場合、その政策をそのまま「良し」とするのではなく、県民の意見や思いを政策の中に含めるような活動や提言をすることになります。県政の中に県民の意見を含めるように意見し行動することが県会議員の役割なのです。
ですから議員は民意を把握し、首長が進めようとする政策が民意を含んでいないことや違う価値で動いているなら、それを質していくことが役割となります。
議員と地方自治体との基本的な関係についても説明を行いました。今日の機会が参加してくれた皆さんに少しでも役立つものになれば嬉しいことですし、今後の仕事や生活の一部にでも役立つ時間であってくれたら幸いです。