平成29年12月県議会定例会が開会となりました。平成29年最終の県議会で、今日から12月19日までの期間、論戦が繰り広げられることになります。本会議では、知事から議案の提案説明を受けた後、議員表彰対象者の表彰がありました。
僕も対象者の一人として、全国都道府県議会議長会から在籍10年の表彰をいただきました。皆さんからのご支援のお陰で、早いもので県議会議員として10年が経過しています。三期目の途中なので10年目を迎えていることになりますが本当に早く感じます。初当選以来、全力を傾けて議会活動や地域活動を続けているので、本当に月日の経過は早いと感じています。
樹木は年輪を重ねて強くなりますし、竹は節があることでしなやかになります。そんな年輪や節を作っていけるように、これからも活動を継続していきたいと考えています。
また本日、一般質問の通告を行いました。僕の一般質問は12月11日、月曜日の午後二人目の登壇となる予定です。日頃の活動の中からストックしている課題の中で、今回の一般質問として何を取り上げるかは、これから決めていくことにしています。
また経済警察委員会として平成29年12月20日に開所する予定の日本貿易振興機構(JETRO)和歌山貿易情報センターを訪問しました。JETROが地方自治体庁舎内に設置されるのは全国で初めてのことです。
JETROは海外54カ国、73事務所もあり、国内47拠点もあることから、和歌山県にいながら海外の最新情報をダイレクトに入手することが可能となります。これは和歌山県にとって大きなチャンスとなります。そのため情報を把握し、生かすしくみを作ることが求められることになります。
既に開設準備が進められていて、県内の企業から60件を超える相談が寄せられていると聞きました。問い合わせ業種は、日用品、梅、メリヤス、水産品などを輸出したいというものです。
柴田所長は「和歌山県は宝の山だと思っています。経験を生かして和歌山県の産品を海外に売り込みたいと思います」と抱負を語ってくれました。
海外に売り込むためには商品の品質を訴えると共に、和歌山県そのものを知ってもらうことや商品が生まれるまでの背景を紹介する必要があります。和歌山県の魅力と和歌山県で商品が誕生したストーリーを紹介することが全体の魅力形成となるからです。
JETRO和歌山貿易情報センターが開設されることは和歌山県の産品を海外に売り出せるチャンスであり、しっかりと連携を図ることで和歌山県企業の商機が生まれることになります。和歌山県も和歌山県議会もJETROと連携しながら、更に和歌山県の可能性を追求したいと考えています。
JETRO和歌山貿易センターの事業計画として次のものがあります。
- 農水産品。食品の海外販売開拓支援。
- 地場産品・伝統工芸品の海外販路開拓支援。
- 外国企業誘致促進。
- インバウンド促進。
県内企業が海外との取引を安心して進めることや、海外進出などの可能性を求めたいと考えています。また海外企業が和歌山県内に進出してくれることの支援や、高級ホテル進出のサポートなどにも尽力してくれると伺い、頼もしく感じました。
今日の議会の最終は平成30年度の新政策についての説明を受けました。平成29年度から平成38年度までの長期総合計画を策定していることから、計画に沿った形で単年度計画を策定しようとしています。
ただ各項目だけを見るのではなくて、部門を超えて総合的に計画を進められるようにしなければ、全体として発展の可能性が感じられないことの提言をしました。平成30年度の新政策は平成30年2月議会で提案されることになります。
- 農福連携の取り組みと、そこから発展した農福企業連携の取り組みの必要性と実現させるための方策について協議を行いました。近隣の先行事例が少ないので、寝屋川市の事例がモデルになりそうです。先進モデルの取り組み方も聞かせてもらいました。
- 本日のやるべきことを終えた後、懇親会に参加しました。12月に入り、もう忘年会の季節が訪れています。信頼関係に基づいて、何でも話し合うことのできる組織作りについての挨拶を聞かせてもらいました。