活動報告・レポート
2017年11月23日(祝・木)
麻薬・覚醒剤乱用防止運動わかやま大会
喜び

滞在ビザの申請をしていた人が事務所に来てくれました。ビザ申請の許可が下りたので昨日は友人と喜び合ったことを伝えてくれました。「大好きな日本で仕事がしたい」という思いで滞在ビザの申請をしていたのですが、相当の時間を要したので諦めかかっていたようです。そこに吉報が入り「これで日本で仕事ができる。私を認めてくれた日本のために頑張ろう」という気持ちが高まっています。

昨日は友人と喜びを共有し合って、シャンパンでお祝いをしたことを聞かせてくれました。お酒の飲めない友人は「酔って気分が悪くなりました」と嬉しそうに笑いながら答えてくれました。友人がいると喜びを共有し合えますし、今朝は昨日の喜びを事務所に運んでくれました。

嬉しい話を聞かせてもらった僕も喜びを共有することができました。人は苦労をした末に入手したものは大切にしますし、いつまでも忘れることはありません。その初心を持ち続ける限り、きっとこの時の思いは将来実現することになります。現代社会において一人で出来るような簡単なことはありません。自分が願い、思い、行動することで友人や周囲の人が知ることになり、そこから物事は動き出すのです。一人ではできないことが、仲間と一緒に動くことで実現に向かうことになります。

今回滞在ビザの許可もみんなでの思いが行動に結びついた結果、実現につながったものです。一人では実現できないことでも信頼できる友人達と共に行動すれば、結果が出ることを教えてくれる事例でした。

今日の喜びを抱いて、これからの日本での活躍を期待しています。

ダメゼッタイライブ

平成30年2月に計画している「ダメゼッタイライブ」について協議を行いました。若い人に向けて麻薬撲滅を訴えるため、和歌山ゴールドライオンズクラブで計画しているライブです。和歌山市内「ダメゼッタイライブ」を開催する計画を具体化するため、日時と場所、そして出演者を決める作業に着手しています。また当日はライブ会場にライブの趣旨に賛同してくれる飲食店の出店を呼び掛け、一緒にライブを盛り上げていくことを計画したいと考えています。

薬物乱用防止を訴える「ダメゼッタイライブ」を成功させたいと考えて行動を開始することにしています。

麻薬・覚醒剤乱用防止運動わかやま大会
麻薬・覚醒剤乱用防止運動わかやま大会

今年、和歌山県で「麻薬・覚醒剤乱用防止運動わかやま大会」が開催されました。関西の府県が持ち回りで開催している大会が和歌山県に周ってきました。案内をいただいたので参加しましたが、「参加して良かった」と思える内容でした。

講演は魂のボーカリストの杉山裕太郎さんが行ってくれました。杉山さんは中学生の時に覚醒剤に染まり人生どん底に落ちた経験があります。父親との壮絶なドラマをきっかけとして立ち直り、現在は歌手としての活動と薬物乱用防止の講演をしながら全国を回っています。

麻薬・覚醒剤乱用防止運動わかやま大会

杉山さんは「人生は一度きり。失った時間は戻らないことを覚えておいてほしい。薬物に染まった時間は戻りませんし、薬物から逃れても元の人生を取り戻すまでには10年は必要となります。薬物摂取による遠回りは、人生にとって何の意味も価値もありません」と絶対に染まってはいけないことを伝えてくれました。

パネルディスカッションで登場してくれた皆さんからも薬物乱用防止の話を聞かせてもらいました。

  • 「どれだけ薬物はダメだと訴えても、聞く側に興味がなければ心に届きません。心に届かないものに対して行動することはありません。だから説得する側の人には聞く技術が必要です。薬物から立ち直るためには本人の知識と意思、周囲の理解が必要となります。そのどれが欠けても薬物から逃れることはできません」。
  • 麻薬・覚醒剤乱用防止運動わかやま大会
  • 「日本における薬物の生涯経験率は2.4パーセントです。薬物を経験した人が少ないので、説得することが難しいのです。経験していない人は経験している人の気持ちが分からないので、分からない人が経験者を説得する難しさがあります。でも経験者のことを理解してあげることが大切です。薬物中毒は病気ですから医師の適切な治療が必要です。根性や気合で治るものではないので乱用者がいれば専門の病院に行くことを説得して欲しいと思います」。

以上のようなアドバイスがあり、今後の活動の参考になるものでした。

麻薬・覚醒剤乱用防止運動わかやま大会

そして高校生による演劇は、りら創造芸術高等学校の生徒の皆さんが演じてくれました。薬物に染まると人生が転落してしまう怖さを伝えてくれました。日常の当たり前の生活が幸せであることに気付かせてくれる演劇でした。

これまで薬物乱用防止に関する取り組みの中で、一番心に届くものでした。薬物乱用防止に取り組むことを目指しているので、とても勉強になる大会でした。