和歌山市内で退任役員懇談会が開催されました。今年も案内をいただき出席させていただいたのですが、この会は歴代役員の方々が出席する、厚みがあり、先輩からの話は勉強になる懇談会なので、とても楽しみにしている会です。
先輩のOさんから。「片桐君、元気に活動をしていることを聞いています。頑張ってくれていることを嬉しく思います。もう今では私達の誇りですよ。私が役員をしていた当時、和歌山県内で若い議員が大勢誕生しました。門さんであり、二階さんであり、平越さんや岸本光造さんなど素晴らしい若手議員の皆さんでした。古い体質から新しい時代へという志を持って当選した若い議員でした。私も交流させてもらったのですが、これらの議員さんは強く印象に残っています」。
これまで築いてきたものを大切にしながらも新しい価値を植え付けていくこと。社会ではそれが大事だと思います。
先輩のSさん。「新しい体制に変わることは否定するものではなく、むしろ新陳代謝は組織を維持、発展させるために必要なことだと常々考えています。また新しい体制を築くことはその存在価値を知らしめることになり歓迎すべきことだと思います」。
新しい体制になることは時代を進めることです。帰ることは勇気のいることで挑戦ですから、常に前に進む姿勢を持ちたいものです。
先輩のKさん。「マスコミ報道やリーダーのメッセージは読む、聴くだけでは意味はありません。その真の意味を考えることが大事なことです。考えなければ情報を知っているだけのことになり、自らの意思をそこに反映させることは出来ません。もし発信されている報道やメッセージが「これはおかしい」と思うなら行動すべきだと思います。何も言わないで従うことは自らも衰退することになりますし社会や組織も衰退することになります。情報を受け取ればそれについて考えることが大事です」。
情報を持っているだけでは意味はありません。その意味を考えて行動すべきことは行動する。言うべきことは言うこと。それが自らの存在価値であり、社会を動かす力になるのです。リーダーは事態に遭遇して語り行動することだと思います。
先輩のOさん。「片桐君は光っています。ずっと君の活動を見ていますし聞いていますから、光っていることが分かります。こんなに立派になってくれて本当に嬉しく思います。僕は委員長を4年務めましたが、たいしたことは何もできませんでした。それなのに片桐君が僕のことを「委員長」として認識して覚えてくれていることだけでも嬉しく思います。現役の役員さんは僕が委員長だった時のことを知らないと思いますので、いつまでも覚えてくれていることを嬉しく思います。これからも応援しているので、大きな舞台で活躍してくれることを期待しています」。
最初の事業所に配属された時の委員長がOさんでした。あの時から現在までも執行権者としての責任は事業所で受け継がれています。そしてこれからもバトンは引き継がれることだと思います。
さて懇談会の開会にあたり、僕からも挨拶をさせていただきました。
こんにちは。今回も退任役員懇談会が開催されますこと、また挨拶の機会をいただいたことに感謝しています。先輩方からの激励を受けることができるこの懇談会を楽しみに、いつも参加させてもらっています。
さてこの次の和歌山県議会は12月1日から始まります。先週、打ち合わせのため議会に行ったところ事務局から「少し時間がありますか」と話があり、聞いてみると「永年表彰の対象になっている」というものでした。気が付くと県議会議員として10年目を迎えていたのです。自分では一期目の1年目か2年目の気持ちでいるのですが、もう10年も在籍していることに驚いた次第です。
最初の頃から支えてもらっている皆さんに感謝すると共に、支えてもらっていることでこうした活動が出来ていることに改めて感謝する次第です。
また関西議員団会議という組織があり、今年の総会で3期目の団長を決議してもらいその役を続けることになっています。恐らく団長就任に際しては、本部から地区に問い合わせがあったことと思っています。問い合わせに対して地区が「片桐はダメで」と答えられていたなら、団長の役は就くことはなかったと思います。地区からは「片桐は大丈夫」という回答をしてくれていたことから団長の職をいただいていると思います。
このように職位を預からせていただくには、自分が欲しいというのではなくて周囲から支持され評価されていることが条件だと思います。議員も然り、組織の長も然り、支持されていないことにはその場にいることができないのです。
県議会議員として10年目を迎え、関西議員団会議の団長を継続することに際して、先輩方や現役の役員に支持してもらっていることに改めて気付き、初めて議員になった時の初心を忘れないで、今以上の活動を行いたいと考えています。
また継続してホームページや議会報告書などで県政や活動に関するメッセージも発していますので、ご覧いただけると幸いです。この後、懇談会の時間がありますので、最近の活動報告をさせていただきたいと思いますし、教えをいただきたいと思っています。これからも引き続いてご支援をいただきますようお願いいたします。ありがとうございます。
以上の主旨の挨拶をいたしました。先輩や現役の役員の皆さんと、このような時間を共有できることを嬉しく思っています。