安原支所で「安原地区文化祭」が開催されています。本日が最終日だったので支所に行く予定をしていました。午前9時過ぎに電話が入りました。「片桐さん、みんな待っていますよ。片桐さんの親衛隊の皆さんですよ」という内容だったので、「勿論。行きますから。後10分で会場に到着します」と返答をしながら向かいました。会場の支所に到着すると、玄関で多くの皆さんが待ってくれていました。
「みんな待ってくれていたのですね」と声を掛けて握手をしながら会場に入りました。皆さんから「片桐さんが来てくれるのを待っていました」と歓迎してくれたことを嬉しく思いました。また「今月、私達の地元で議会報告会を開催してくれる案内もいただき、今から楽しみにしています」という話もいただきました。
このように温かい歓迎をしてもらうことは大変嬉しいことで、少し冬の気配を感じますが、温かい気持ちになりました。会場に入り二階の作品展の案内をしてもらいながら鑑賞しました。
書や絵画、写真など「凄い」と思える作品が並んでいました。聞いたところ「80歳や90歳のおばあちゃんの作品ですよ」というものもあり、そのレベルの高さと作品を生み出す気力の凄さを感じました。
書道でも自分で書いてみると難しさが分かります。一つの文字を書くことが大変なのに、見事な作品が並んでいました。書く時の真剣で清々しい気持ちが伝わって来るように感じました。そして「この作品を仕上げる過程で、どんなことを伝えようと思っていたのか」と考えました。自分が生きてきた証を伝えようとしたのか。書く文字を通じて観てくれる人にメッセージを届けようとしたのか。メッセージ性のあるものが作品ですから、鑑賞しながら作者のメッセージを読み取りたいと思いました。
また水墨画や洋画などの作者とも会場で会い、作品作りについて話を聞かせてもらいました。言葉と絵でメッセージを発信しているのが絵手紙です。どの作品からも作品に込めたメッセージを感じることができました。
今回が9回目の開催だったので、来年は10回目を迎えることになります。10年続けることで、この文化祭が定着していると評価できると思います。準備に関わっている皆さんの話を聞くと、会場の設営の大変さを感じますが、10周年の安原地区文化祭はこれまで以上に盛大に開催して欲しいと思います。
作品展に係わった皆さん、会場に来てくれた皆さんとの出会いに感謝しています。
和歌山県民文化会館で「刀の会」が開催されました。この会では日本刀を鑑賞しながら意見交換を交わしています。今回は東京本部から役員が来てくれて、今回展示している刀の解説をしてくれました。日本刀と言っても平安時代から江戸時代まで時代は様々ですから、時代によって形も仕様も違います。会員の皆さんは時代背景を認識しながら鑑賞しているので、深く刀の解説をすることができます。
刀の見方の一例ですが、馬に乗って戦をしていた時代の刀は反りが深くて、江戸時代になると果し合いなどの戦い方に変わっているので刀の反りはなくなっています。このように専門家の解説を聞くと、学んできた知識の深さを感じることができます。
紀州徳川家が統治していた和歌山県ですから当時の日本刀も残されているようで、たくさんの愛好者がいます。和歌山県内では龍神村で日本刀づくりの職人さんもいますから、日本刀は日本の伝統として次の世代にも伝えたいものです。
能面づくりの皆さんの作品展に行ってきました。和歌祭りなどで実際に使用している能面もありましたし、角材から能面を作る過程も教えてもらいました。一つの作品を作り上げる大変さを感じました。