活動報告・レポート
2017年10月28日(土)
集まること
集まること

音楽のコンサートが開催される現場近くを通りました。台風22号接近に伴い雨天でしたが、その中を多くの人がコンサートに行くために会場入り口に並んでいる光景がありました。この光景を見た人が「雨の中、これだけ多くのファンが来てくれることは嬉しいでしょうね」と話してくれました。そして「片桐さんも集いや後援会の集まりなどで多くの人が集まってくれていますが嬉しいでしょう」と続けて話してくれました。

後援会や講演会、イベントなど、人に呼び掛けて来てもらうことはとても難しいことです。案内しても人は簡単に来てくれません。イベントなどは人に来てもらうことで80パーセント成功したようなものだと思います。

集まってくれないとイベントは成り立ちませんし、雰囲気が盛り上がりません。やはり人に集まってもらうこと、拍手をいただくことが主催者として嬉しいことなのです。

行くだけの理由がなく、主催者のことを知らない人が講演会やイベントに案内されても、行くための動議付けになりません。行きたいと思ってもらうためには、多くの人が関心のあるイベントや主催者など親しい人からの呼び掛けが必要です。だから100人、200人の皆さんに集まってもらえることは嬉しいことであり、まして誰でもできる簡単なことではありません。人に来てもらえるだけのことを日頃から行っている人が、イベントなどで案内した時に人に来てもらうことができるのです。

きっとこのコンサートの主役は会場の窓から雨天の中ファンが並んでいる光景を見て「嬉しい。頑張らなければ」と感謝の気持ちで見ている瞬間があると思います。人に集まってもらえることはとても難しいことですが、嬉しいことであり幸せなことです。みんなが集まれる機会を大切にしたいと考えています。

活性化のアイデアの提言

全国各地で地域活性化のための提言をしている人から、和歌山県活性化のためのアイデアを伺いました。和歌山県に来た印象や感じたことを基にしてのアドバイスです。

人こそ宝です。自前で人材育成を図るべきだということです。和歌山県で人材育成のための教育が必要ですから高校や大学で、ビジネススキルを身に付けるための教育を実践することも方法です。また留学生を受け入れることも考えて欲しいということです。留学生は留学期間を過ぎると帰国しますが、もし留学中にその県を気に入ってくれるなら、卒業または修了後もその地に留まってくれる筈です。もし和歌山県が留学生という人材を必要とするなら、和歌山県に残ってもらうための対策を実施すべきです。優秀な留学生に奨学金を支給する代わりに、例えば卒業後5年間は和歌山県に残ってもらい企業や地方自治体で働いてもらい研究開発や地域に貢献してもらうことも効果があるということです。

自前の人材育成と留学生を生かすこと。このような人材育成を考えることも手段だということです。

観光行政に関してのアドバイスです。和歌山県が他の府県と観光に関して協力の提携をする方法もあります。例えば宮崎県と観光の提携をした場合、和歌山県では宮崎県の観光案内板などを主要駅に設置して観光PRを行います。その代り宮崎県でも和歌山県の観光PRを宮崎県内の主要駅などで実施してもらいます。お互いの観光地をPRすることで効果があるという提案です。

企業誘致のために府県が実施していることはエネルギーコストの負担軽減です。企業立地してから数年間の電力コストを府県が負担している事例があります。企業、特に製造業にとってエネルギーコストの軽減は歓迎されるもので、企業誘致の方法として効果があるという提言です。

アドバイスの中からいくつかを紹介しましたが、少しでも和歌山県活性化につながるよう検討します。