本日は一日中会議や研修会でした。午前11時から関西議員団会議の幹事会、その後は議員団会議総会、政治活動委員会、そして政治研修会と続きました。
幹事会では議事と確認事項の確認を行いました。次年度の活動報告案や研修会の日程と場所の設定などの協議を行い、次年度の役員案でも引き続き関西議員団会議の団長をすることになりました。
続いて開催した関西議員団会議総会では、幹事会での確認事項の報告を行い、会員から承認を受けました。これによって次年度の活動をスタートさせることになりました。
政治報告では浜野参議院議員から国政報告をしてもらいました。
冒頭、政治は社会の安定と発展のためにあるもので、国民の皆さんが安定した生活と将来に展望の見える暮らしを支えることが政治であることを伝えてくれました。社会が安定し発展していくと、個人の生活も安定し発展していくことになります。政治は社会全体を動かす力を持っていますから、政治が私達の期待するような社会を先導し、国民である私達が目指すべき社会を実現するために行動する。そんなしくみとなっています。政権選択の選挙は、社会を導くリーダーを有権者が選ぶものです。選挙区においては、自分達のまちから国政に相応しい人物を選び国に送り出すことが大切です。わが国を担ってくれるリーダーを選ぶのが総選挙です。今回、大阪府や兵庫県では政党が候補者の調整をしたことから、選挙区によっては選択肢が示されなかった地域もあるようです。
会議に出席した一人の方は「選挙区、比例区ともに白票を投じました。選挙に行って白票で投票したのは初めてです」と話してくれた程です。候補者を調整した結果、自分の地域から国政に送り出したい人がいなくなり、投票したい人も存在しない選挙区になっていたようです。
また比例区においても党利党略が優先された政党に投票する気持ちにならなかったので白票を投じたと話してくれました。棄権することは主権者である国民の権利を放棄するものですから投票に行くことが大切です。しかし投票したい候補者も政党も存在していないことも寂しいことです。選択肢を示せる総選挙であって欲しいと思います。
このように少なくない人達が白票を投じることになったことを政党の人に分かって欲しいと思います。
また一人の参加者は「嘘は言っていないけれど部分だけ引用する報道や回答が多いことも、政治に不信感を抱かせた原因だ」と話してくれました。発言や文面の一部だけ引用することは間違いではありませんが、全体を表すものではありません。発言者の意図が伝わるような引用は適切ですが、一部分だけを切り取って発言者が意図する内容と違う意味に取れるように報道されるケースもあります。
発言を切り取るなど情報を操作してしまうと、直接、発言者に会ってない人は何が本当なのか分からなくなります。発言内容、その発言の背景にある思い、その人の本質的な考え方などを理解したうえで発言内容を切り取ると誤りは少なくなりますが、意図的な切り取り方は発言者の本位とは違うものになりますから、報道された言葉だけで判断してはいけないと思います。
政治とは信頼を与えるものであるべきで、不信感を与えるような政治は二流だと思います。政治は国において信頼してもらえるような政党政治をして欲しいものですし、地方の政治も今回の意見を教訓にしたいと思います。
政治研修会の後、浜野議員を囲んで意見交換会を行いました。今回の国政の動きについて情報を得ることができました。