活動報告・レポート
2017年10月20日(金)
心に届いたモノ
心に届いたモノ

総選挙のある候補者の話を聞いて感動しました。お昼の時間、県庁にいる時、県庁前で候補者の演説があったので聞かせてもらいました。

候補者のお母さんの話でした。お母さんは平成29年2月にお亡くなりになっていました。部屋を整理しているとお母さんの手帳を見つけたそうです。その手帳にはお母さんの手書きの住所録があり、知り合いの名前と電話番号がぎっしりと書かれていたそうです。

その名前の横に、◎、○、△などの印がつけられていたのです。その印は、自分の息子が選挙に出ているので、母としてできることをしたいという思いが伝わってくるものでした。当選しても当選できなかったとしても、お母さんは子どものことを思い、自分にできることをしようと思っているのです。

手書きの名前の横に書かれている印は、母親が息子を思い、選挙に係わるお願いの電話をしていた証なのです。母の思いが詰まった手帳の存在。結果を超越した気持ちが伝わってきます。この候補者は、その手帳のページを見て、涙が止まらなかったそうです。

政治家は温かい心、思いやる心、優しい心を持つことは絶対条件だと思います。思いやる気持ちがない政治家は人の心に届くような仕事ができません。道路や施設整備はできたとしても、そこに人の心が詰まっていなければ、政治ではないと思います。

強い人も必要ですが、強い心に優しい心を兼ね備えていることが政治家には必要だと思います。

お母さんの手帳の話は心に響きました。人を思いやる心が、人の心を動かすことができます。大切なモノを感じることができました。演説を聞かせてもらって良かったと思っています。

踊りの練習

有家自治会では、10月末に開催予定の宮地区芸能大会に向けた踊りの練習を続けています。同自治会の出演演目として「東京五輪音頭2020」の踊りを披露することにしています。そこで自治会の有志が集まり、本番に向けて練習を行っているのです。出場者は15名の予定で、ようやく踊りが揃うようになってきました。

「東京五輪音頭2020」が揃うようになったこともあり、もう一曲踊ることになり、その曲も練習を続けています。今日の練習では、2曲を続けて踊り、形をチェックしていきました。

約二か月、毎週末に練習を続けてきたことで全員の踊りが揃うようになってきました。当初は覚えることに精一杯でしたが、本番の二週間前になって「これで本番は大丈夫だ」というところまで持って行くことができました。仕事でもイベントでも何でもそうですが、期限があるとそれに合わせて仕上げられるものだと感心しています。やはり期限を設定することは課題を仕上げるために大事なことだと思います。

自治会長から周囲の自治会から「有家自治会は『東京五輪音頭2020』を踊ると聞いています。楽しみにしています」と期待があることを聞かせてもらいました。周囲から注目されることは嬉しいことですから、10月29日の宮地区連合芸能大会に向けて練習にも熱が入ってきました。

練習終了後は、本番で着用する浴衣のサイズ合わせなどを行い、しっかりと気持ちを高めています。

夕食

自治会の踊り練習などがあったため実家に立ち寄り夕食をいただきました。突然の訪問だったのですが、「あるもので作ったものだけど」と夕食を用意してくれました。

サンマと温めているおでんを用意してくれました。サンマ二匹とたくさんのおでんがあったので、全てを食べ切れませんでした。実は夕食をいただく時、いつもたくさんの量を用意してくれるので食べ切れないことが多いのです。

きっとそれは「毎日、忙しくしているようなので食べる時間がないから、来た時ぐらいはいっぱい食べてもらおう」という気持ちからだと思います。そしていつも健康状態を心配してくれているので、「健康のためには食べなければ駄目だから、いっぱい食べさせてあげよう」という気持ちもあると思います。食卓いっぱいの夕食から、そのことを感じています。

一日の活動を終えて訪ねた時、食事を出してくれる場所がある。それがとてつもない幸せであることを感じます。食卓の上に幸せがある。多すぎて食べ切れなかったサンマとおでんは、母の味がしみ込んだご馳走でした。

そう言えば、母は若い頃からずっと苦労をしてきた筈ですが、僕は小さい頃からお腹を空かした記憶がありません。記憶では、食卓にはいつもたくさんのおかずが用意されていたように思います。

それは母が自分の食事を減らしてでも、欲しいものを買うことを我慢してでも、小さい僕に食べるものを作ってくれていたからだと思います。