活動報告・レポート
2017年10月19日(木)
議会報告会の感想
議会報告会の感想

議会報告会を実施した中で、教訓として役に立つ話を聞かせてもらいました。

塩のような人になりなさい。塩は食事の中に溶け込んで味を出しています。しかし見えない存在です。見られることがなく、注目されることがなくても、しっかりとその中で自分の役割を果たしている存在です。塩はとても味のある役割だと思います。

光のような存在。光はどんなところへでも辿り着くことが出来ます。そして闇を照らして希望を灯してくれる存在です。時には障害物に遮られることがありますが、時間を掛けて障害物を取り除けば、いつでも光は闇に届きます。

ろうそくのような存在。ろうそくは自らの体を燃やして周囲を明るくしています。言うならば、自らを犠牲にして周囲の役に立っている存在です。実際に自分の身を削ることは難しいことですが、緊急時には身を切る覚悟を持っておくことは大切な心構えです。

続けることの大切さ。「書写を40回やって下さい」と言われたとします。一日に40回、書写することは簡単です。しかし、一日一枚を40日続けて40回書き上げるとなれば、簡単な作業ではなくなります。一度に40回やり遂げることは比較的簡単ですが、40日間続けることは簡単なことではないのです。同じ40回実施するとしても、一日でやり終えるのと、40日間かけてやり遂げるのとでは全く別物です。実力を身に付けるためには続けることが必要ですが、40日間、同じ作業を続けることが凄いことなのです。

一日40枚書くことよりも、一日一枚、40日間続けて書くことを心掛けたいものです。

そして続けることによって成果が得られることになります。一つのことを続けていても何気なく訪れる毎日は何も変わりませんが、いざと言う時に続けてきたことが役に立ちます。一つのことを続けることは精神力を鍛えていることだからです。精神力を鍛えている人は、いざと言う時に動じることなく力を発揮することができます。毎日、一つのことを続けられる人は精神力が高い人ですから、その人が何かをやると成果が現われるのです。

言い方を変えれば、成果を出している人は一つのことを毎日続けている人だということです。物事を継続している人が強い人で有り、成果をあげられる人なのです。実力を身に付けるためには一つのことを毎日続けられる人になることです。

その観点からすると、「片桐章浩を応援する会」が議会報告会を59回続けてきたことは大きな力となって蓄えられています。報告する立場の人も聴く立場の人も同じ59回を数えていますから、何かの力が蓄積されていることになります。59回も続けていることは、力を蓄えることにつながるような凄いことなのです。

直接的には県政の動きが分かること。その場で質疑を交わすことができること。情報を早く入手できること。県政や政治について学ぶ機会になることが挙げられます。

しかし大事なのは間接的なことです。精神力を高められること。県政に関心を持つことで情報を得るためのアンテナが高くなっていること。潜在意識の中に知識が沈められるので、いざという場面で威力を発することなどがあります。

このように得られる効果を文字にして記すことで、続けていることによる力の凄さを感じることができます。

議会報告会では、話す立場の人も学ぶことができますし、聴く立場の人も学ぶことが出来ます。そして双方とも継続する力を身に付けているのです。これは得難い力です。自分が身に付けたこの継続する力は奪われることはありませんから、蓄積したものはどんどん大きくなって内面に蓄えられています。

仕事の誇り

「私の会社は和歌山県内の小さな会社ですが、大きなところと取引をしてもらっていることを誇りに思っています。上場企業に取引業者の指定を受けることは、私どもの田舎では難しいことですが、お蔭様でその会社と取引をしてもらっています。その中で夏の暑い時期に草刈の仕事を請け負うことがあります。私は取引してもらっていることに誇りを持っていますから草刈は立派な仕事だと思っています。

ですから自分で現場に出ることもあります。従業員の中には「草刈の仕事なんて」と思う人もいるのですが、私は「取引先として認めてもらっているから仕事をいただけていることを忘れては駄目だ。草刈の仕事でも誇り持って欲しい」と話しています。草刈の仕事であっても取引指定業者でなければ仕事の委託を受けることはできません。どんな仕事でも誇りを持って挑むべきだと従業員には伝えています」と話してくれました。

誠実な社長の人柄が伺える話を聞かせてもらいました。仕事に誇りを持つこと。それが嫌な仕事を自慢できる仕事に変えることになります。私達も社会に自慢できる仕事をしたいものです。