殉職警官、殉職消防職員、警察・消防協力殉難者の慰霊祭に参加いたしました。今回は和歌山県議会経済警察委員会委員として出席したもので、私達の生命と安全を護るために殉職された皆さんの御霊に対して心からご冥福をお祈りしてきました。社会の正義のために命を懸けて戦ってくれた殉職者の方々の御霊に心から敬意を表しますし、社会正義のために尽くした勇気を称えたいと思います。皆さんが命を懸けて治安維持、災害被害の防止などに努めてくれているお蔭で、私達は和歌山県で暮らすことができているのです。私達は貴い命を懸けて和歌山県を護ってくれた人たちのことを決して忘れてはならないと思います。
献花をさせていただきましたが、その瞬間は心身ともに引き締まりました。まだまだ残されていたであろう命を懸けて私達を護ってくれたこと。もしかしたら私達の気付かないところで命を懸けて大切なモノを護ってくれた人達です。貴い命がここにいることを感じられずにいられませんでした。
和歌山県では昨年から今年にかけて多くの命が失われています。殉職という言葉に尊さを感じるのは、何よりも大切な命を懸けて私達を護ってくれたことへの感謝の気持ちを捧げているからです。
殉職された方々に対して私達にできることは、感謝の気持ちを表すこと。御霊に祈ることだけです。感謝の気持ちはきっと御霊に届いていると思いますし、祈りの力は御霊と私達を結び付けてくれるものだと思います。
今年も昨年にも、そしてそれ以前も殉職された人がたくさんいることを決して忘れてはいけないと思います。覚えていることが、ずっと続く感謝の気持ちだからです。そしてこれ以上殉職者がでないような安全で安心できる和歌山県を築きたいと思うばかりです。そのために、犯罪や災害から命を守るために私達自身が備えられることはしっかりと防衛しておきたいと思います。
命の犠牲の上に命が存在しているのでなくて、命と命がつながるような和歌山県でありたいものです。何よりも貴い命の重さ、命を大切にすることを思いましたし、安全で暮らせる和歌山県を築き上げたいと思いました。
健康維持に関する話し合いを行いました。健康維持をするためには食事と運動が大事なことですが、医療施設の充実も安心するために必要な要素になります。万が一の時の検査レベルや検査受入の体制があることや、最先端医療を受けられる施設があることも安心材料となります。都会の医療設備の話の一端も聞かせてもらいましたが、地方都市にいることで不利益を被らないような医療体制を整えられることを考えたいと思っています。
「人は助けられて、助けられる存在です。一緒にいる人から依頼されたことは、極力叶えられるようにやりたいと思います」と話してくれた人がいました。今朝、この話をしてくれて、午後からの仕事を明日に延期して今回の取り組みへの協力をしてくれました。言葉と共に行動力を発揮してくれたことに感謝するばかりです。
人のために力を尽くすことは簡単なようで簡単ではありません。流行語で表現すると「自分ファースト」の考えの人もいますが、社会は決してそうはなっていないと思います。皆さんの力を借りながらでないと、社会に役立つ仕事は出来ません。自分の仕事もやる。しかしお世話になった人、なっている人から依頼されたことの中で、自分が出来ることは自分の仕事と同じようにやる。それが助けられ、助けられる関係だと思います。
「自分ファースト」は良いことだと思います。そこに「自分もファースト」と、周囲と共に仕事ができるように「も」を入れたいものです。
演説会を開催し、皆さんに聞いてもらいました。伝えたメッセージは次の通りです。
- 自分で決められる社会なので自分で決めることに挑んで欲しい。
- 自分一人ではできないこともあります。そんな時は人を頼ること、任せることも大事なことです。
- 一つのことを継続することが大きな力になること。継続できる人は信頼できる人で有り、力のある人で有ること。
- 継続はパフォーマンスではできません。一日、二日はパフォーマンスでやれるとしても一年、二年、五年、十年と続けることは本気の印です。
- 行動力は大切ですが、活動力という言葉は力強さを感じます。困難にあっても活動する力を持って挑みたいものです。
以上のメッセージを伝えました。メッセージが皆さんに届いてくれていたら嬉しいことです。