わかやま商工まつりに出展、参加しました。今回は「一般社団法人防災用品研究所」で防災に供するものを出展し来場者に紹介し、日常からの防災意識啓発に努めました。
出展したものは「防災かまどベンチ」、「防災バス」、「行っトイレ」、「避難所設営シールセット」、「防災ラジオ」などです。
この中の何点かを紹介します。「防災かまどベンチ」は、公園などに設置するベンチをこの「防災かまどベンチ」に置き換えることで、災害時はベンチをかまどに変えて使用することができます。普段はベンチとして使用し、災害発生時は体を温めたり、食事を作ったりできるので公園での緊急避難生活に役立ちます。大災害発生時は、行政期間の初期対応は難しいので、住民自治に頼ることになります。避難場所に指定されている公園に避難した時、初期の段階では行政からのリーダー派遣は期待できませんから、自治会として公園内で避難所運営をすることになると思います。そんな時、公園内に「防災かまどベンチ」が設置されていれば、自治会などの避難者で初期対応することが可能となります。
備えがあれば非常時に役立ちますが、「防災かまどベンチ」は正に日常はベンチとして使用でき、非常時には「かまど」として使用できるものなので役立つ防災用品のひとつだと考えています。
和歌山市でリニューアルしたJR紀和駅前の公園に「防災かまどベンチ」を設置しています。防災公園に指定するためには広い敷地面積と必要となる設備を備え付けることが求められるので、和歌山県内の公園で対象となる公園はありませんから、普段利用している公園に防災用具を備え付けておきたいと思います。JR紀和駅前の公園に「防災かまどベンチ」を設置したことは、今後の都市公園のあり方のモデルになると考えています。
「避難所設営シールセット」は優れものだと思います。これまでの大災害発生時、それらの地域の避難所を何か所も見てきましたから、避難所運営の課題や大変さを感じ取っています。
中でも初期対応を迅速にする必要がありますから、事前にできるものは用意しておくことが最も大切なことです。避難所の運営に関しては、多くの地域が大災害を体験していないので素人同然だと思います。災害直後から生きるための生活が待っていますから、他府県からの避難所運営リーダーの到着を待っている時間的余裕はありません。
そこで「避難所設営シールセット」を避難所に備え付けておけば、最低限の避難所を運営するために必要なものの設置と案内を行うことが出来ます。トイレの場所、避難経路、立ち入り禁止区域、ゴミ捨て場所、伝言板などの必要な表示ができるので、飛躍的に避難所運営の準備が整うことになります。
優れた防災用品だと思いますので、病院や学校、避難所に指定されている施設で準備しておくべきものだと思います。
今回、「防災用品研究所」が紹介した防災用品は全国で注目されているもの、実際に活用されているものばかりです。和歌山県でも準備が必要だと思うので、危機管理箇所に紹介しながら、関係者が連携を図りたいと考えています。
春と秋の二回、鷺森別院で開催しているコンサートがあります。季節を感じられる素晴らしいコンサートを今年も楽しみました。お寺で開催する洋楽器のコンサートは何故か雰囲気が合っていて和洋が重なり合うような感覚になります。日本人でいながら洋楽器を楽しめる感覚を持っていることを嬉しく思います。
今回、このコンサートで初めてマリンバの演奏がありました。懐かしい木琴の音色ですが、演奏家が奏でると聴き慣れた音楽でも違うものに聴こえてきます。この差がプロだと感じますから、プロのレベルの凄さを実感できます。
ところで今回の秋のコンサートでは参加者も参加する「書」のイベントがありました。参加者が一筆ずつ線や点を書いて文字を完成させる「書」です。
模造紙に「芸術の秋」という文字を全員で仕上げていきます。僕の担当は「芸術の秋」の「の」の文字でしたが、完成した「芸術の秋」を見ると、みんなで一つの作品を仕上げた感じがあり、嬉しく思いました。難しいことでも簡単なことでも、心を合わせたみんなで作品を作り上げることは素敵な体験だと思います。
「書」に入る前の時間をいただき、簡単に挨拶をさせていただきました。
こんにちは。今回も秋のコンサートを楽しみにしてきました。芸術の秋、そして防災の秋など、秋の形容はたくさんありますが、今、この瞬間が芸術の秋を楽しむ瞬間です。僕は、このコンサートの前段、わかやま商工まつりに行っていて、防災の秋の取り組みとして防災用品の紹介をしていました。来て欲しくありませんが、南海トラフの巨大地震などに備えることが防災ですから、自分でできる防災対策、自治体でやるべき防災対策、そして行政が実施しておくべき防災対策として防災用品の活用について提案してきました。
そして今、芸術の秋を楽しんでいますから色々な秋の形を味わっています。
さて皆さんの前に立って「ときわコーラス」の皆さんの顔を拝見しています。今月25日にコンサートがあるので練習の真っただ中だと思います。そんな「ときわコーラス」の皆さんに感謝したいと思います。春に開催した「マジカルミュージックツアー」のイベントに「ときわコーラス」の皆さんが出演していました。屋外で懸命にメンバーが力を合わせて歌っていた姿に感動したことに感謝したいのです。力を合わせて一つのものを作り上げていくこと、作り上げたものを皆さんに披露することで聴いてくれた人を感動させることにつながっています。
一所懸命の姿は私達の心を打ちますし、和歌山城における春のイベントでの「ときわコーラス」の皆さんの歌声は私達を感動させてくれました。少なくとも僕は感動を味わいましたから、一人でも感動させた力は素晴らしいと思います。その時の感想は、僕のホームページに記載していますから、読んでいただけたら幸いです。主催者のOさんは、当時、読んでくれて感想を聞かせてくれました。
とにかく、人を感動させる力を持っている「ときわコーラス」の皆さんの力は凄いと思います。その凄さを生み出しているのが日頃からの練習とみんなに演奏を届けたいと思う賢明さだと思うのです。皆さんの練習を重ねて作り上げた歌声は、きっと聴く人に感動を届けるものだと思います。ここでお会いできて嬉しく思い、「ときわコーラス」の紹介をしてしまいました。これからも応援していますから頑張って下さいね。
それではコンサートの後半戦に入ります。皆さんと最後まで一緒に楽しみたいと思います。ありがとうございます。
挨拶の後もオータムコンサートの音色がお寺の中に、そして秋空へと響き渡りました。秋の青空が一層輝いて見えました。
和歌の浦万葉薪能が開催されました。今回で19回目となるもので、すっかり和歌山市の秋の芸術を代表する催しとして定着したように思います。
運営のお手伝いをしながら万葉の地、和歌の浦を舞台とした芸術を楽しみました。
能と狂言を楽しむ機会はそれほど多くありませんが、和歌山市にいると「万葉薪能」で文化の香りを感じることができます。伝統的な文化に触れることは心を豊かにしてくれますし、故郷の素晴らしさを実感することができます。
和歌山市で19年目を迎えている「万葉薪能」です。長く続いているには支持される理由があり、私達がその文化性を理解し開催を楽しみにしていることの証明です。
和歌山市の文化として更に定着させるためには来年の20回目の開催は、まだまだ通過点だと思うべきだと思います。世代を超えて愛される和歌の浦での「万葉薪能」であって欲しいと思います。万葉の地で、今年も秋の香りを感じることができました。
日頃からお世話になっている皆さんと一緒に懇談会を行いました。会場は日曜日の定休日でしたが、友人達の会合ということでお店を開けて対応してくれました。開通が進んでいる道路の安全性確保の問題や働き場所確保の問題などの意見交換を行いました。皆さんと時間共有できたことに感謝しています。