活動報告・レポート
2017年10月6日(金)
地域共生
地域共生

県外から和歌山市内に進出を考えている企業の方と懇談しました。府県や地域によって成り立ちの過程や文化が違いますから地域で受け入れてもらうこと、馴染むことに苦労している様子が伺えました。

和歌山県や市町にとって県外や市外から企業が進出してくれることは歓迎で、立地促進の取り組みは行政の課題となっています。企業は地域と共生しなければ成り立たなくなっている時代にあって、進出する企業にとっては地域共生が鍵となっています。どれだけ行政の後押しがあっても地元から歓迎されなければ立地することは出来ません。

今日お会いした企業の人は地域共生が地域に受け入れられる鍵だと考えていて、今まであった企業人の中で、最も地域の発展を支援する考えを持っていて、立地する限りは共生関係を築くことを目指している方だと思いました。

「地元への協力は寄付金ではなくて地域が必要とするものを一緒になって考えて協力したいと思っています。行政は予算が限られているので、行政が実行できない地域の課題を企業として支援することが大切だと考えています」という話をしてくれました。

また「最初だけ関係を築くことに力を注ぐけれど、立地してしまった後は『地域は関係ない』と言う姿勢の企業もありますが、当社はそんなことはしません。存在している限り地元との共生関係を継続したいと考えています」と具体的な共生の取り組み方も示しながら説明してくれました。

以前、流行った地域共生と言う言葉ですが、地域と企業との関係において現在も生き続けている言葉だと思いました。

企業にとってお客さんが大切なように、地域にとっては企業が立地してくれることを大切に思いたいものです。常識的には、今の時代、地域との共生を図らない企業は存在しないと思うからです。和歌山県に進出してくれる企業は年間約10件ですから、地域としても共生関係を持ち企業が存在してくれることを大切に思いたいものです。

公園

「和歌山市内の公園は死んでいると思います」という言葉から話は始まりました。その理由は「雑草が茂っているなど公園が管理されていないこと。汚くても誰も清掃をしないこと。遊具の撤去や制約条件があることから遊べる環境ではないこと」などをあげてくれました。

わが国においては、公的な空間は「誰かが維持管理、きれいにしてくれるだろう」と思う人がいるようです。公共的な空間は汚れていても、「誰かが清掃をするだろう」と思って誰も清掃をしようとは思っていないように感じます。

そこで「公園に来てもらえる環境を作ろう」と提言がありました。和歌山市において公園は、大人の集える地域の空間という機能を持ち始めています。高齢者が地元の公園に集まり話をする、散歩をするようなスペースになっているようです。

そこでもっと大人が集まる公園にするために、健康器具を設置することを公園管理者に提案していました。地域の高齢者が集まった時、公園内に健康器具が設置されていれば、それを使おうと考えると思うからです。そのため公園利用者の方々が、会話を楽しみながら健康の維持増進につながるような健康器具を設置することで調整してきました。

概ね、場所と設置する器具の種類と数量が決定したので、設置する方向で具体的な詰めをする段階に入りました。

「地域の高齢者が集まれる公園にしたい。そして健康の維持増進につなげて欲しい」という思いが実現する段階に至りました。健康器具を設置する予定の公園が、公園利用者の健康増進につながる場所になる日を楽しみにしています。公園のあり方を問う公園になることを期待しています。

その他
  • 東京五輪音頭2020宮地区連合自治会芸能大会で有家自治会として披露する「東京五輪音頭2020」の練習に参加しました。有家自治会として舞台で踊りを披露する予定なので、参加者は毎週練習を行っています。
    地域の方から「練習でコミュニケーションを図ってくれているから、もし災害などが発生した場合には、自治会としての機能が働くことになりますね」などの意見をいただいています。
    また参加者からは「最初は大変だと思いましたが、最近は練習日を楽しみに待っています。みんなと練習をすることが楽しいのです」と話してくれました。今回の芸能大会に向けた練習が自治会としての宝物となりそうです。
  • K会長のお悔みのため通夜式に参列させていただきました。大変お世話になっていただけに残念でなりません。受けたご恩をお返しできていないことも残念です。明日も参列予定ですが、心からお悔やみしています。