活動報告・レポート
2017年9月30日(土)
研修会

今日と明日の二日間、教育関係者の皆さんと研修会に出掛けました。県内外の子ども達への教育の仕事をしてくれている皆さんと懇談をしながら研修会を進めました。教育の仕事をしている人は国語や数学、英語だけではなく、社会で起きている事柄を知っておくことが大事だと認識してくれているので、政治やエネルギー、地域づくりの話などを行いながら交流を行いました。

研修会冒頭の挨拶は次の通りです。

皆さんこんにちは。二日間の研修にご一緒させてもらっていることに感謝しています。初日の今日は見三つの研修を行ったのでお疲れのことと思いますが、内容があった一日だったと考えています。

子どもの教育に携わっている皆さんの役割は重要で、この地域、社会、そして国を支えて行く人材を育成してくれていることに改めて感謝申し上げる次第です。

皆さんの会社は教育、福祉、障がい者、支援、保育などの分野で活躍してくれていますが、是非とも皆さんの代表が実施してくれている社会貢献への取り組みを紹介したいと思います。

ます子どもの貧困問題です。貧困という表現は好ましくないと考えていますが、政府はこの表現をしていることから今回は使用させてもらい話を進めます。和歌山県では経済環境に恵まれていない子ども達を支援しています。子ども食堂の支援、奨学金などが主なものですが、そんな子ども達への教育は少し弱いところでした。このことは以前から代表と話をしている課題ですが、代表は和歌山市を中心とした地域で、経済的に恵まれない子ども達に勉強を教える取り組みを行ってくれています。もっと勉強の機会を提供としたいとの考えがあるので、県内のある町でも本年度から経済的に恵まれていない子ども達への教育を開始しています。

このように県内各地でこのような子ども達への教育機会が提供出来ているのは御社の企業力があってこそのことです。教育のノウハウ、経験、人材など、子どもに対する教育は誰でも実施できるものではなく、また公的機関もなかなか実施できていない部分でした。大切だけれど実施できていなかったこれらの子ども達への教育機会を提供し続けてくれている御社にとても感謝しているところです。

支援くれる人達がいるから。経済環境に恵まれていない子ども達へ勉強を教える機会を持つことができているのです。この問題に関しては県議会で取り上げていますが、より支援体制を築きたいと考えています。

もう一つが障がい者の就労支援に取り組んでもらっていることです。障がい者の皆さんが社会で活躍できる機会を持てるように、就労することを前提とした職業訓練を代表が実施してくれていることも報告したいと思います。障がい者の就労支援は県が取り組むべきものですが、これも経験、ノウハウ、人材を有する御社が関わってくれていることから実施できているものです。

多くの障がい者を受け入れ就労支援のための訓練を行ってくれていますが、この中でも課題があります。それは就労支援のための訓練は無料で受けることができるのですが、和歌山市では障がい者就労支援の訓練を受けるために訓練所に行く交通費が支給されていないのです。和歌山市以外の市では交通費の支給制度があり、通所しやすい環境を作ってくれているのですが、和歌山市では制度化されていません。この問題も県議会で取り上げた項目で、引き続き制度化を求めていきたいと考えています。

以上二つの事例を紹介しましたが、和歌山県にとって御社の存在、御社の教育システムは欠かせないものになっています。

今日と明日の研修が皆さんの見聞を広めることに役立ち、子ども達への教育に役立つ内容になることをお願いし、挨拶とさせていただきます。今日の研修と共に、明日もよろしくお願いいたします。