平成29年9月議会も今日と明日の二日間を残すだけとなりました。明日の採決を控えて議案への賛否、意見書の賛否、本日提案された教育委員の人事案件などについて議論を交わしました。
最終的な態度決定は明日になりますが、本会議や委員会での質疑、議論や審査結果を踏まえて意思決定したいと考えています。
日常から訪問している児童養護施設を訪ねました。夏祭りの結果や、スポーツ活動の成果、来年は設立50周年を迎えることから楽しい企画を作っていくことなどを話し合いました。夏祭りは、新しい出店をしたことから、園長先生は「趣向を凝らしてくれたので参加者が楽しんでくれました。二つのテントで出店してくれているので嬉しく思います」と話してくれました。
またスポーツに関しては、水泳や拳法などを子ども達が練習しているようです。拳法は指導できる先生がいること。水泳は水泳教室で教えてくれる先生がいることで練習を実施することができています。
先日、拳法の練習をしている子ども達が大阪で開催された全国大会を観戦してきた報告がありました。練習を始めた子ども達が本物に触れることは大きな目標になります。大阪大会に子ども達を連れて行った先生は「本物に触れたことで子ども達の目標になったことだと思います」と報告がありました。
丁度、園長先生と「子ども達に本物に触れさせたいですね」と話していたばかりだったので、この話し合いは「的を得ている」と思いました。
一つは子ども達が数年前から水泳の練習をしていることで、「大会で優秀な成績を残している」結果も出ています。機会を提供すること、本気で練習することで結果が伴うことが分かるものです。
スポーツと同じように、芸術にも触れる機会をつくることを話し合いました。ライブ活動をしている歌手にこの施設に来てもらって、ライブを実施することを提案しました。当初は施設のクリスマス会にゲストとして来てもらうことを提案しましたが、園長先生から「一層のこと、ミニライブをやりましょう」と回答をいただきました。
僕は「それは良いライブになる」と思いました。ライブを体験することは本物に触れることを意味しています。ライブ活動を行っている歌手に触れることは子ども達にとって貴重な体験になることは間違いありません。
大人は子ども達に「本物に触れる体験を提供すること」が大きな役割だと考えています。ただ児童養護施設側では「限られた予算の中から支出できない問題があり、呼びたくても呼べない」ということでした。
今回、協力してくれる歌手は「社会に貢献したいという思いを持っているので、喜んで来てくれる」ことを伝えました。社会貢献をしようと思っている人は、大きくなれる人だと考えています。自分のこと、自分の利益だけを求め、人のために尽くすことを考えない人は将来大成できないと思います。だから一定の基盤が出来た大人は、社会貢献を考え実践すべきです。
今回、児童養護施設でライブを考えてくれている歌手は、「自分達にできることは音楽です。音楽で子ども達と触れ合いたい」と話してくれています。
子ども達のためにできることを園長先生と話し合えた、楽しい時間を体験しました。
片桐章浩を応援する会での議会報告会を開催しました。今回の議会報告会は58回目となるものです。毎月、本会主催の報告会を開催していますから、このペースでいくと今年中に60回目を迎えることになります。
さて今回は、先の8月と9月に開催された関西広域連合議会と委員会で発言した内容に関する説明を行いました。
関西広域における和歌山県の存在は何かを考えると、関西におけるエネルギー供給県であることと、古い歴史を持つ観光だと思います。言うまでもなく和歌山県は関西の府県にエネルギーを移出している県であり、メタンハイドレートや海流発電、太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーの拠点もありますから、将来とも関西のエネルギー供給県としての役割を果たすことが存在意義であることを訴えました。
そして観光に関しては和歌山県や奈良県は長い歴史があり、他府県にないものですからわが県が持つ固有の歴史と文化を観光資源として活用することが必要だと考えています。そこに偉人や「わかやま歴史物語」で取り上げるべき観光資源の発掘を実行することで、それを達成できると考えます。
以上の項目を中心に報告を行い、報告終了後、質疑応答の時間を取りましたが、空き家の現状と対策について、主な議論となりました。
- 空き家対策について。空き家が増加し続けているので対応が追い付いていないこと。異臭や雑草が茂っていることなど隣家への被害が発生している状況が出ているので、行政課題として認識して欲しい。
- 空き家は経済的価値がないので売却もできないケースが多い。特に各市町中心部以外の地域の空き家は放置する以外にない現状があります。相続人にとっては家屋に価値がないこと、固定資産税が発生することなどから、適切な対処ができ兼ねる状況となっているようです。
思っている以上に深刻な行政課題として受け止める必要があります。空き家問題について更に対応が必要だと考えています。
- 告別式に参列いたしました。昨日に引き続いてお別れの挨拶をしてきました。
- 福祉施策に関する協議を行いました。障がい者の働く場所の問題、待機児童解消に向けた取り組みなどがテーマとなりました。少しでも前進できるように取り組みたいと考えています。