活動報告・レポート
2017年9月25日(月)
経済警察委員会
経済警察委員会

本日は経済警察委員会が開催されました。最初は警察、後半は商工観光労働部の議案の質疑などを行いました。

 警察関係の質問は次の通りです。

経済警察委員会

1.昨今、神戸市などで暴力団の抗争事件が発生しています。和歌山県でも不安を抱いている人がたくさんいます。和歌山県内の暴力団勢力の現状はどうなっていますか。

2.神戸の暴力団の抗争が惹起していることから県民が不安を感じていると思います。県民の安全を守るための抑止対策の取り組みはどうなっていますか。

続いて商工観光労働部に関する質問です。

1.和歌山県でもインバウンド観光が増加していることは喜ばしいことですが、本会議では大阪府にホテル施設が増加していることから和歌山県内の宿泊者数が減少していると議論がありました。
もしそうであるなら、和歌山県観光も主な目的地になるような観光施策を講じないことには、今後京阪神のホテル供給が増加すると更に外国人観光客が減少することも考えられます。他府県の動向に左右されない観光地になることが必要だと思います。
インバウンド観光対策についてお答え下さい。

2.中国当局が今月中旬、北京などの旅行会社に対し、日本行きの観光ツアーを制限するよう通達を出したとの報道がありました。現段階においては詳しいことは分かりませんが、中国政府からの口頭での通達によって北京、大連市などに対して、「日本への団体旅行を減らすよう」通達があったということです。
もし日本への団体ツアーを中止させるとなると団体旅行客は見込めないことになり、個人旅行へのシフトや他のアジア諸国に対するインバウンドの働きかけが必要になってくると思います。中国の日本向け団体ツアー中止が現実のものになればインバウンド観光施策に影響を与えると思いますから、現在の状況はどうなっていますか。またその対策も必要だと思いますのでお答え下さい。

3.関西広域連合議会で京都府議会議員と話をした時、「もうこれ以上観光客に来てもらわなくて大丈夫だと思っています」という話を聞きました。金閣寺や銀閣寺など有名な京都府内の観光地はどこも満員で交通渋滞や生活環境に影響を与えているということです。何とも羨ましいことですが、和歌山県もそうありたいと思います。
その観点から2019年ラグビーワールドカップ、2020年東京オリンピック、2021年ワールドマスターズゲームズ2021関西開催に合わせたインバウンド観光の誘客の取り組みが必要だと思います。この点についてお答え下さい。

4.県信用保証協会の保証料が高いという話を聞きます。マイナス金利の時代にあって、金融機関が低金利での貸し出しをしていることから県信用保証協会の保証料が相対的に高い水準になっているようです。
優良企業は金融機関から低利でプロパーでの融資を受けられますが、そうでない企業は県信用保証協会の保証に頼ることになります。中小企業支援、育成のために保証料の見直しなど考えられませんか。

5.紀陽銀行の県内と県外の貸し出し比率はどうなっていますか。県の銀行である紀陽銀行には県内企業の育成などの支援のため積極的な融資をして欲しいと思います。和歌山県内の中小企業支援のための融資がまだまだ必要だと思うので、この点についてお聞かせ下さい。

6.和歌山県が取り組もうとしている「わかやまヘルスケア産業革新プラットホーム」の取り組みについてお聞かせ下さい。この施策の目的、この取り組みの目指すべきところ、参加する団体に求めることなどお聞かせ下さい。

以上の質問に基づいて当局と議論を交わしました。

ライオンズクラブ教育研修会
ライオンズクラブ献血・糖尿病教育研修会

ライオンズクラブ献血・糖尿病教育研修会が開催されたので、勉強のため参加してきました。第一部は献血の必要性について、NPO法人血液情報広場つばさの後藤千英理事から話を聞かせてもらいました。

後藤さんは血液のがんを宣告され、闘病生活の末それを克服した方で、現在は講演会活動や白血病の方を支援する活動を行っています。闘病中は週に1回、400mlの輸血を受けていたそうです。月に換算すると400mlを4回、1,600mlの輸血を受けていたことになります。この400mlの輸血は献血者がいるから輸血を受けられるものです。血液の病気の人にとって輸血は命に関わることなので、献血の有り難さをしみじみと感じることを話してくれました。

血液のがんのひとにとって輸血の効果は絶大で、冷たい血液が体内に流れ込んでくる感覚があるのですが、輸血を受けた後は体がポカポカと温まってきて血色も良くなっていくことが分かるそうです。まさに生き返るような感覚があるようです。

献血をしてくれる人がいるから輸血を受けられる。そして命が守られるので献血は命そのものだということです。

血液のがんを克服した今、思うことは、「当たり前のことなどないということです。食事、友人との時間、講演する時間など、毎日が奇跡の連続だと思います」ということだと話してくれました。生きていることは奇跡。奇跡の連続で、当たり前のことはないということです。私達は生きていることに感謝し、奇跡の命を社会、人のために活かすことがやるべきことだと思いました。

ライオンズクラブ献血・糖尿病教育研修会

第二部は糖尿病についての講演です。講師は関西電力病院総長の清野裕先生でした。

糖尿病についてと予防するためにすべきことなど、参加者に分かり易く説明してくれました。

地球の1日は24時間ですが人間の体内時計は25時間となっています。1時間の差があるので毎日、その差を調整する必要があります。調整する方法は、日の出から正午までの20分間、日光を浴びることか、朝食を食べることだそうです。これを実践することで体内時計をリセットできるので地球時間と体内時計を一致させることができます。

両者を一致させることで、体の代謝が向上すること。交感神経が活発に活動し始めること。過食を抑えられることになります。このことは糖尿病を予防することになりますから、良い生活習慣を身に付けることは大切なことです。

そして糖尿病予防と治療に必要なことがあります。

1.無理をしないで楽しく続けられることが大切なこと。

2.笑い、喜び、感動、早起きによって良い遺伝子を目覚めさせること。

3.健康に良い「うまみ」を持った食事と食事の食べる順番を変えることで血糖値の上昇を抑えること。

ライオンズクラブ献血・糖尿病教育研修会

つまり運動と食事、積極的な心掛けが糖尿病を予防することになるようです。

糖尿病は関係ないと思っていましたが、適切でない食事習慣や運動量の減少によって、誰でも糖尿病になるリスクが毎日のように潜んでいます。角砂糖一個は5グラムですが、体内にたった5グラムの糖分が増えるだけで糖尿病になるリスクが出てきます。糖尿病を予防するための知識知って気を付けることが予防につながります。

今回の教育研修会で得た知識を日常生活の場で生かし、健康で明るい毎日を過ごせるようにしたいと思いました。