大型の台風が日本に上陸し和歌山県にも接近してきました。今日の和歌山市内は台風接近に備えて車は少なく、早めに帰宅している様子があります。今夜中に通り過ぎると思いますが、台風への備えをお願いいたします。
若い起業家とその人達を支えているKさんと懇談しました。経験のあるKさんからは、たくさんの役立つ話を聞かせてもらいました。
舞台には自分で上るのではなくて、人から上らせてもらうものです。地位を得ようとすれば争いが起こります。争いをすることなく舞台に上る方法は人から乗せてもらうことです。自分から上るのではなくて人から乗せてもらうことができれば争いをしなくて済みます。仏様がハスの葉の上に乗っているように、人から乗せてもらうと汚れないでいられるのです。ハスの葉に自分で上ろうとしたら泥に汚れてしまいます。
肩書や地位を欲することなく、外から推挙されるような活動をすべきです。
必要以上にお金を追いかけていると困ったことが起きます。信用を無くすこと、病気になることです。生活するためにお金は必要ですが、必要以上に求めるのではなく、周囲に分け与えることで更に発展するものです。
私の周囲にお金を借りに来る人はいません。お金を借りに来る人は気を付けるべきです。今、お金に困っている人がその場しのぎでお金を借りに来ても、来月、返す当てがある筈はありません。ちゃんとした仕事をしている人、信用のある人は自分のことでお金を借りに行くことはありません。
信用があると人脈が広がります。人脈は社会からの評価によって広がるものだからです。そんな人脈があると仕事は捗ります。事業をする上でどうしても会わなければならない人がいる場合、その人につながるためには社会の信用が必要となります。社会から信用されていない人が重要な人に会うことはできないからです。
人脈を築くために信用を大事にすることです。
人が会えないような人に会うことができる人脈は宝物です。そんな人と会える関係を構築しておくと事業展開を優位に進めることができます。アイデアと企画、技術力だけで事業が進むことはありません。そこに人と資金が必要となります。優れた人たちの応援と資金力がなければ事業が進展することはありません。人や資金を集めるために、如何に人脈が大事かということを分かっておくことです。
技術があり特許を持っていても、それを社会に送り出すための人脈と資金がなければそれは用をなしません。技術が優れていても、特許を持っていても、多くの人からの支援を受けなければ事業化することは困難だからです。
しかし開発者は技術や特許を万能のモノだと考えています。スポンサーや営業できる人を二番手だと思う傾向があります。しかしそれは間違いで資金提供者がいなければ、優れた技術や製品であっても社会に出ないことを覚えておくべきです。
営業をして広げてくれる人、資金を提供してくれる人をいつまでも大切に思っておくことで継続した支援が得られます。