活動報告・レポート
2017年9月9日(土)
関西広域連合常任委員会
関西広域連合常任委員会
関西広域連合常任委員会

関西広域連合防災医療常任委員会が開催されました。委員会の会場は奈良県議会の委員会室で実施しました。

ただ今日は北朝鮮情勢が緊迫していることから、井戸連合長を始めとする委員や各府県の防災担当が万が一の事態に備えて庁内で待機することもあり、荒井委員(奈良県知事)を始めとする当局委員と議論を交わしました。

事前に、北朝鮮情勢により防災部局の対応が必要な事態になった場合は今日の委員会を中止することの連絡をいただいていたこともあり、緊張感のある一日となりました。

委員会では当局から「広域防災の推進について」と「関西防災・減災プラン」の提案があり、この提案に基づいた質疑や議論を交わしました。

僕からの質問や意見項目は次の通りです。

1.原子力災害への取り組みについて。関西広域連合では平成26年3月に「広域避難ガイドライン」を策定しています。ここでは福井県内4原子力発電所の事故災害を想定して、福井県、滋賀県、京都府の3府県のUPZ内の住民約25万人を関西圏全体で受け入れる計画を策定しています。

関西広域連合常任委員会

果たして約25万人もの避難者が出た場合、関西圏で受け入れは可能なものなのでしょうか。原子力の事故のレベルによっても避難者の想定は違ってきますから、約25万人も避難するような事態だけを想定するのではなくて、事故レベルに応じた避難計画が必要だと思います。例えば福井県の一部の地域の人は和歌山県で受け入れることになっていますが、相当数の人を受け入れる体制が出来ているのでしょうか。

また東北の大震災の被災者で現在もなお避難されている方は大勢います。6年が経過しても帰宅困難な事例がありますから、「関西広域避難ガイドライン」での避難期間の想定期間はどの程度を想定しているのですか。避難する場合の事故レベルと共に避難期間も重要な要素だと思います。

2.平成28年度は高浜地域と3府県、および関西広域連合合同の原子力防災訓練を実施しています。地域内の防災訓練でも人の把握や移動手段などの面で大変ですが、高浜町の方々が広域避難先である宝塚市、三田市などに避難する訓練を実施していることは凄いことだと思います。この時の広域避難訓練の状況は他に反映できるものであれば平成29年度の広域避難訓練に展開して欲しいと思います。一例として福井県から和歌山県への広域避難訓練などは考えられるのでしょうか。

3.本日は、北朝鮮のミサイル発射の危機が言われています。昨日、関西広域連合から「北朝鮮の動向如何で今日の常任委員会は中止することがあります」と連絡をいただきました。

関西広域連合では危機管理体制が整っている。そして有事の際の体制を整える準備ができていることを頼もしく思いました。それに対して議員のところには、北朝鮮の動向の情報が入ってこないことを懸念しています。北朝鮮の情報はテレビや新聞、インターネットなどによるものに頼っていることから、地域の皆さんから問い合わせをいただいても、それ以上のことは分からない現状になっています。政府の北朝鮮に関するインターネット情報は関西広域連合からの働きかけにより情報提供をしてくれていますが、議員ではそれぐらいの情報レベルです。関西広域連合には政府からの情報やより重要性の高い情報を把握していると思うので、関西広域連合議会議員に対して情報提供をして欲しいと思います。同じレベルの情報を把握することで、議員としての危機管理体制を整えたいと考えます。

4.避難所を開設した場合の運営方法について提案します。大災害が発生した場合は避難所を開設することになりますが、府県や市町の職員さんが避難所に張り付くようではヘッドクオーター機能が弱くなります。

大災害が発生した時は情報収集や他の地域への応援要請、医療品や物資の把握など職員さんの役割は相当大きなものがあります。熊本県地震の時、益城町に入り、避難所の運営の様子も調査してきましたが、職員さんが避難所の運営に直接携わるとクレームやトラブル対応に追われてしまうので、防災担当職員としての仕事や使命を果たすことができなくなっていました。

できれば避難所は自主運営で運営したいところです。そこで避難所運営のリーダーとなるべき人が防災士です。防災士は各府県でたくさん養成していると思います。防災士は避難所運営のリーダーとしての役割があり、避難所を開設した場合、スムーズな運営と職員さんが災害後の対応などの役割を果たしてもらうために、それぞれの地域にいる防災士の力を借りることが必要だと思います。

今回改定する予定の「関西防災・減災プラン」に防災士の活用、避難所運営に携わってもらうなどの役割を記す必要があると思います。

以上の質問や意見を述べました。関西広域連合の広域防災の推進に資することを期待しています。

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こばと学園夏祭り
こばと学園夏祭り

こばと学園の夏祭りが開催されました。和歌山ゴールドライオンズクラブとして夏祭りの夜店出店を行いました。今回の出店は「お菓子釣り」、「わらびもち販売」、「おにぎり販売」の三品目と、和歌山レオクラブのメンバーが「かき氷」を担当してくれました。

毎年、地域の皆さんの来場が増えていることから、こばと学園が地域と連携できていることや溶け込んでいることが分かります。

さてメンバーはそれぞれの役割を担い、共同作業とお互いコミュニケーションを図り、相互応援を行いながら楽しく運営ができました。

今回の三品目を選定するまでには「何を出店すれば子ども達、来場者に喜んでもらえるだろうか」と議論を重ね、最終的にこれらの品目を決定したものです。夜店に来てくれる子ども達の笑顔を思い浮かべて今日まで準備を進めてきました。

こばと学園夏祭り

会長方針で「毎年同じことをしていては喜んでもらえません。喜んでもらえることをやりましょう」という号令の下、企画、準備、運営を行いました。その結果、子ども達、地域の皆さんに楽しんでもらえたと思います。

和歌山ゴールドライオンズクラブの夏のアクティビティとしては、こばと学園の夏祭りが最終のイベントです。メンバーが結束して、楽しくこばと学園の夏祭りの運営をすることができました。

その他

関西電気保安協会和歌山支部の定時大会が開催されました。お招きをいただいたので出席し、挨拶の機会をもらいました。地域内で安心して働ける環境を作ることの大切さを伝えました。働き甲斐や賃金の向上などの職場環境、地域から見た会社の立ち位置、会社の収益性確保などの観点から話をいたしました。