活動報告・レポート
2017年8月24日(木)
関西広域連合議会
関西広域連合議会

関西広域連合議会定例会が滋賀県庁で開会されました。正午12時から全員協議会が開催され、引き続いて12時30分から定例会が開会となりました。今定例会では井戸関西広域連合長から議案の説明があり、引き続いて議案などに対する一般質問に入ります。

今回の一般質問は14人で、僕は7人目として登壇させてもらいました。関西広域連合議会で一般質問を行える機会はそれほどあるものではないので和歌山県議会を代表して登壇させてもらえることは光栄なことです。

和歌山県の看板を背負って一般質問を行うに際して、和歌山県の課題であり、関西広域連合の業務分掌にあり課題でもあること、そして関西全体で通用する案件を取り上げることを考えました。加えて和歌山県議会としての持ち時間は16分であることから、簡潔に要点をまとめて伝えられる文章構成にすることを心掛けました。

関西広域連合議会

関西広域連合議会には加盟する各府県市の首長が出席しています。井戸関西広域連合長は兵庫県知事であり、和歌山県知事は副関西広域連合長です。関西の全ての府県の首長が出席する議会なので緊迫感があります。また各府県市から関西広域連合議員が出席していることから、知っている議員だけではないので和歌山県議会と雰囲気が異なります。

そんな中、午後3時ごろから登壇して一般質問を行いました。通告している内容は次の通りです。

1.明治維新150年など歴史・文化を切り口とした関西広域観光について

2.関西におけるエネルギー問題について

(1)メタンハイドレート、海流発電の適地性と産業振興について

(2)水素エネルギー導入による産業振興について

(3)メガソーラー発電に対する考えについて

関西広域連合議会

以上の項目について質疑を交わしました。質問者の持ち時間は16分で、答弁は別枠となります。僕の一般質問を終えた時の持ち時間は0分01秒と表示されたことから、議場内にどよめきがあり少し雰囲気が和らぎました。少し時間に余裕を持たせて再質問または要望を行おうと考えていたのですが、残り時間が1秒と表示されたことから、最初の質問だけで終えることにしました。

「明治維新150年」に対しては山田京都府知事、「メタンハイドレートと海流発電」と「水素エネルギー導入」については松井大阪府知事、「メガソーラー」に関しては三日月滋賀県知事の答弁をもらいました。

「明治維新」は関西広域観光につなげるべきテーマであり、広域観光の観点から世界の観光都市、京都府知事から答弁をいただきました。また新エネルギーはエネルギー需要を賄うことも大事ですが、それを産業振興に生かすことが大切であることから産業振興の観点から大阪府知事に答弁を求めました。

そして「メガソーラー」は全国で推進、導入されていることから、課題も発生しています。環境面、防災面の観点でメガソーラーの課題を提言し対応の必要性について議論を交わしたものです。

関西広域連合議会

終了後、他府県市の議員から「時間配分が絶妙でしたね」、「残り時間を計っていたのですか」、「この質問で片桐さんの名前を覚えました」、「陸奥宗光は和歌山県の偉人だったのですね。知らなかったので勉強になりました」などの意見をいただくことができました。

陸奥宗光は兵庫県知事も歴任していること、神戸港開港150年を迎えようとしていますが、ここに当時の和歌山県民が関係していることなどご縁があることを説明し、兵庫県と和歌山県とのつながりを感じました。

人は出会った人、出会う人とのご縁が大事なので、関西広域連合議会活動を通じて、他府県市の議員、職員さんとのつながりを持ちたいと考えています。

滋賀県議会で開催された関西広域連合議会は、良い成果を出せたと思います。