活動報告・レポート
2017年8月21日(月)
陸奥宗光フォーラム
陸奥宗光フォーラム

陸奥宗光伯没後120年 青少年期を過ごした「伊都・橋本」を知るプロジェクトとして「伊都・橋本・五條が育んだ明治の偉人 陸奥宗光フォーラム」の案内をいただきました。

サブタイトルとして「温かく迎え(橋本)、真っ直ぐに育ち(九度山)、猛烈に学び(五條)、江戸に旅立つ(高野)」と銘打たれています。紀北地方からも陸奥宗光伯の功績を称え、没後120年の時にイベントを開催することを知り、没後120年のことが「波及しているなぁ」と思いました。

主催は「橋本観光ガイドの会」で、平成29年9月24日、日曜日、会場は九度山町ふるさとセンターで開催される予定です。

このフォーラムの第一部は基調講演で、これは橋本市文化財保護審議会委員である岩倉哲夫さんが講師を務め、テーマは「陸奥宗光と幕末の紀州」となっています。

第二部は朗読と講談で、三人の方が担当してくれます。

語りは、もみじさんで「少年 小次郎の苦悩」、講談は旭堂南舟さんの「坂本龍馬 暗殺」と旭堂南左衛門さんの「陸奥宗光の生涯 ―カミソリ大臣と呼ばれた男―」となっています。

またフォーラムに引き続いて凄いのは「陸奥宗光ウォーク」を開催する計画があることです。陸奥宗光伯の青少年期の足跡を辿るウォークは、橋本観光ガイドの語り部と一緒に歩いて健康づくりと学習を行います。

このウォークは三回実施されます。

  • 一回目は10月8日で「和歌山城下追放・流浪の道を歩く」。
  • 二回目は11月3日で、「流浪から勉学への道を歩く」。
  • 三回目は12月16日で「雌伏と凱旋の道を歩く」となっています。

陸奥宗光伯の足跡を辿るウォークイベントを実施することも凄いことだと思います。少年期の足跡を辿るコース設定や語り部が解説する内容を決めることなど、準備だけでも大変だからです。

しかしこれらの郷土の誇りを感じる素晴らしいイベントを開催することになったきっかけがあると思います。それが陸奥宗光伯没後120年イベントを計画し実施していることも理由の一つだと思います。熱い思いは周囲に伝播しますから、主に和歌山市で実施している陸奥宗光伯に関連するイベントのことや、主催者の熱い思いが橋本市まで飛び火して、今回のフォーラムとウォークへとつながっていると思います。この広がりこそが求めていたものであり、実のあるイベントだと思うのです。

陸奥宗光伯が幼少期を過ごした土地の皆さんが、郷土の偉人を輩出したことは故郷の誇りであると思って企画と準備を行い、子ども達にも陸奥宗光伯の残した足跡を伝えようとしています。

わが国の歴史に残るような大きな功績を残して以降のシンポジウムやイベントはこれまでも多々ありましたが、幼少期を過ごした土地での足跡を辿るイベントは過去になかったのではないかと思います。新たな視点と切り口でイベントを計画してくれている皆さんに敬意を表しますし、直接、案内をいただいたことを嬉しく思います。

陸奥宗光伯没後120年を記念するイベントが連続して実施、企画されていることから、平成29年の和歌山県は陸奥宗光伯の功績を知る絶好の機会となってきました。この機会に県民である私達は陸奥宗光伯の功績を知り、故郷の子ども達に伝えていきたいと思います。

和歌山県から日本へ、日本から世界へと活躍の舞台を変えていくような人物が、これからも登場してくると思います。その機運を醸成したのが平成29年であれば、陸奥宗光伯没後120年の年が歴史を創ったということになります。現在と将来の歴史に関われているのであれば、やりがいであり誇りになります。

その他
  • 明日のことを話し合う会合の案内をいただきました。より良い明日を迎えるために出来ることを話し合う会合の時間を楽しみました。
  • 和歌山市の観光を考える話し合いを行いました。外国人に和歌山市に来てもらう観光施策についても話は展開しました。