活動報告・レポート
2017年8月17日(木)
「陸奥宗光 外務大臣」も学んだ航海術の基礎を体験しよう!
「陸奥宗光 外務大臣」も学んだ航海術の基礎を体験しよう!
航海術イベント

「『陸奥宗光 外務大臣』も学んだ航海術の基礎を体験しよう!」が開催されました。和歌山県内の子ども30名が帆船「みらいへ」に乗船し航海術を学びました。これは陸奥宗光没後120年記念のイベントのひとつで、江戸時代に陸奥宗光も学んだ航海術を実際に帆船に乗って体験し、その世界観を学ぼうという取り組みです。

海の上での他の船員とのコミュニケーションとチームワーク、そして航海術を学び大海原を航海する凄さと感覚を体験してもらうことになるイベントです。

今日のイベントは和歌山県の子ども達が今年の夏休みに体験できる得難いもので、普段と違う海上から眺める世界を知り、自分がいる場所だけが活躍の舞台でないことを気付いてもらいたいと思います。

航海術イベント

偉人に学ぶとは、同じことを志すのではなくて、その志の原点を学ぶことだと思います。まだ無名の時代に見たこと、学んだこと、影響を受けたことが、後の人格形成へとつながる鍵になります。

明治維新前後や外務大臣時代の功績は言うまでもありませんし、そこから学ぶこともありますが、やはり無名時代の考え方や志を知ることが、政府要人の場所に立っていない私達にとって役立つことが多いと思います。陸奥宗光が人との出会いや体験を通じて、如何にして大人物になっていくのか。今回の帆船に乗船する体験は、そのテーマを学ぶ機会になったと思います。

帆船に乗船する前と、帆船を降りた後に心の中で少しでも違いを感じたなら、その分が価値観に変化をもたらしたことだと思います。

航海術イベント

「この海の向こうが世界で、私達は世界とつながっている」と思う人や、「世界を舞台に設定する」と思う人もいると思います。知らない世界を知ることで価値観は広がりますし、学ぶ範囲や行動範囲が違ってきます。人は知らないことや興味の無いことを学ぼうとしませんから、将来、その分野に進むことはありません。

例えば、宇宙飛行士の存在を知らなれば宇宙飛行士を目指すことはありません。しかし修学旅行でJAXAに行く経験や、学校で宇宙に関する授業を受けた生徒は宇宙講師の存在を知りますから、そこを目指す生徒が現れることはあり得ることです。

陸奥宗光を知った子ども達の中から、「陸奥宗光のような日本を動かせる人になりたい」、「世界を相手に仕事をしたい」と思う子どもが登場しても不思議ではありません。

航海術イベント

帆船体験などを通じて陸奥宗光の存在を知ることになりますが、もし郷土の偉人を知らなければ、「僕も世界を相手に仕事をしたい」と思う子どもは極めて少ないと思います。

大人が偉人の生き様を教えることが如何に大事なことか知る体験になりました。

帆船に乗船後、講和「歴史・陸奥宗光と海援隊」から学び、その後、セットセイル (帆を張る)、操船、ロープワーク、手旗信号・手旗、テイクインセイル (帆を畳む)までの体験プログラムを終えました。

参加した子ども達にとって学びが多い一日になってくれたと思いますし、将来に活かせる体験であることを祈っています。また子ども達にこのような素晴らしい帆船乗船体験の機会を創ってくれた主催者の皆さんに心から敬意を表しています。

航海術イベント

和歌山県の子ども達のために学び体験する機会を創り、将来の日本、そして故郷を背負ってもらいたいと思う主催者の気持ちが伝わってきました。大政奉還150年記念プロジェクトでも誇れるイベントですし、陸奥宗光没後120年記念の中で偉人の志を受け渡すことになったこのイベント開催は、和歌山県にとっても他府県に誇れる大切な一日になったと思っています。

PTAからの要望

和歌山市中学校PTA連合会から和歌山県高等学校入学者選抜試験に関する要望がありました。これは毎年この時期に同連合会と和歌山県教育委員会および和歌山県議会で開催しているもので、公立高校の入試に関する要望を受け取り、来年の入試に備えようとするものです。

主な要望は、生徒数が減少しているため募集定員の減少はやむを得ないと思うものの、クラスを減少させるのではなくて1クラス当たりの定員を少なくすることで調整して欲しいことや、和歌山市内の高校の募集定員について配慮の依頼などがありました。

和歌山市中学校PTAからの要望

参考までに、平成30年度の入試は和歌山県全体で生徒が400人減少することになり、和歌山市では150人減少する見込みです。

多くの子どもにとって高校受験は最初の試練であり、自らの乗り越えていくべきことですが、できる限り子どもの希望を叶えてあげたいと思います。

PTAの役員の皆さんから熱心な質問があり、高校入試の改善に向かわせる力になるものだと思います。

その他
  • 和歌山ゴールドライオンズクラブ理事会に出席しました。今回が199回目なので次回は節目の200回目の理事会となります。積み上げてきたものの大きさを感じています。
  • 和歌山市内の夏祭りに参加しました。若いメンバーが出店しているお店もたくさんあり、活気に満ちていました。お誘いをいただいたことに感謝しています。