活動報告・レポート
2017年8月11日(祝・金)
夏祭り

和歌山市内で開催された夏祭りに、私達の団体はオレンジ色のタオルを巻いて参加しました。暑い中でしたが、夏祭りの屋台の味とカラオケの舞台を楽しみました。

カラオケにはたくさんの人が参加していましたが、私達の団体からは僕とOさんの2人が歌いました。今夏のひと時を夏祭りに参加して楽しむことが出来るのは、お誘いをいただいたお蔭だと感謝しています。

ところでカラオケの舞台には知人も参加していました。「Mさんによく似ているなぁ」と思って見ていたのですが、舞台からMさんが手を振ってくれていたので、「やっぱり、そうかな」と思っていました。舞台を降りた後に挨拶に伺ったところ、やっぱりMさんで、「片桐さんがいたので手を振りました」と答えてくれました。

Mさんは日頃から歌で福祉施設への慰問活動を行っています。法被を着衣して慰問に行くと「とても好評」だと聞いていたのですが、今日の歌を聴いてそう思いました。上手さと共に笑わせてくれる演出があり、聴いていて楽しい歌だと思いました。

そしてMさんのカラオケ友達も来ていて、その後舞台で歌ってくれました。歌が好きで練習をしているだけあって、皆さん共とても上手でした。Mさんが「日頃からお世話になっている片桐さんですよ」と紹介してくれたところ、「声がよく出ていて上手でしたよ。それに背が高いし、格好もよいので見惚れていました。これからに期待していますから」と話してくれました。

カラオケで歌う機会を用意してくれた主催者の皆さん、夏祭りにお誘いをいただいた仲間の皆さん、「片桐さんが歌うなら僕も歌います」と言って一緒に歌ってくれたOさん、そして夏祭りを終えてから懇親の機会をいただいた皆さんのお蔭で、楽しい夏祭りになりました。応援してくれている皆さんに感謝しています。

夏真っ盛りの時期ですが、夏祭りの季節は夏の終わりが近づいていることを、そっと感じさせてくれます。午後6時頃はまだ暑い日差しと熱気があるのですが、午後7時を過ぎるころには少し涼しさを感じる風が吹き、汗を止めてくれます。風の香りが、季節が移ろうとしていることを知らせてくれているようです。今年の夏は暑い夏になっていますが、ずっと続くように感じる暑い夏であっても、ずっと続くものではないことを、吹く風が教えてくれています。

それは暑い夏を「暑い、暑い」と言って敬遠するのではなくて、「この今だけの季節を楽しみなさい」と教えてくれているようです。

ところで今日、夏の甲子園では好カードの一回戦4試合が戦われていました。優勝候補でも一回戦で負ける時があります。全ての学校が最後まで勝ち抜くことを目指していますが、最後まで勝ち残れるのは一校だけです。全国49の代表校が甲子園に揃うのは開会式の一日だけです。開会した直後から一校ずつ甲子園を去っていくのです。

この現実が、夏という季節がずっと続くものではないことを教えてくれます。感覚としては49校が夏の甲子園にそれぞれの地域から熱気を持って来るので熱気は上がっていきますが、一校が去り、また一校が去るに連れて、熱気もそれぞれの地域に持ち帰っているように感じます。夏の甲子園の熱気が少しずつ冷めていくのと呼応するように、夏は終わりを告げる時を待っています。

地域の夏祭りも同じような感覚にさせてくれます。夏祭りの打ち合わせ会議、準備、出演依頼などを経て本番を迎えますが、本番が夏の最盛期のような感覚があり、暑い夏祭りの日を迎え、終えた時から夏は終わりの時を語り始めます。

お盆に突入して暑い夏も頂点を過ぎようとしています。今年の夏を惜しむことのないように、今年の暑い夏を楽しみ、しっかりと心と体に刻みたいものです。