活動報告・レポート
2017年8月9日(水)
関西広域連合議会打ち合わせ

関西広域連合議会の一般質問に関する打ち合わせを行いました。関西広域連合議会では議長への通告に基づいて一般質問をすることができます。一般質問の議員一人あたりの持ち時間は4分となっています。

和歌山県から4人が関西広域連合議会議員として参加しているので、4人がそれぞれ4分の持ち時間があることになります。4分だと質問する時間が足りないため、開催される議会において一人が和歌山県を代表して一般質問を行うようにしています。ですから4人に4分を乗じて、議員一人の持ち時間を16分とし、一般質問の持ち時間として活用できるようにしています。

8月は僕が一般質問をする予定なので、16分の持ち時間内で一般質問を行うことにしています。関西広域連合の中の和歌山県の存在を訴えられるような内容の質問を考えているところです。

現在のところ「関西広域観光」と「関西のエネルギー問題」の二項目の質問を行うことを考えています。

皆さんから「8月なのに議会があるのですか」と質問を受けることがありますが、「関西広域連合は各府県の本会議が開催されない月に開催するように日程を調整していることから7月、8月と続けて開催予定になっています。

和歌山県議会定例会と関西広域連合議会の両方に出席して質疑を交わすことは、時間的、日程的に大変なところもありますが、日程調整を行いながら合間を見つけて関西広域連合の課題に関する意見交換を行うことや、一般質問について協議するなど時間を有効活用しながら挑んでいます。

一般質問をするために原稿を作成することは「簡単だ」と思う人もいると思いますが、そんなことはありません。原稿を作成するまでには現場に行くことや関係者と話し合うこと、資料を集めて調査すること、そして提言内容をまとめることなど、多くの日時を要しますし、企画力、文書力、説得力、妥当性などを考えながら作成する必要があります。一般質問は多くの人に触れることになり公文書として残るものなので、その時代においてしっかりとした内容に仕上げる必要があります。

質問原稿は何度も修正し、推敲を重ねながら精度を高めていくことになります。本会議で質疑を交わしている姿は、一般質問全体の中の一部なのです。イメージとしては丁度、スポーツの試合を観ているようなものです。競技種目によって試合時間は違いますが、試合時間は数秒から数時間に過ぎません。しかし私達が観戦しているその数秒、数時間が、出場選手の全てを表しているものではありません。試合を迎えるまでに費やした練習時間や研究した時間、技を磨くために費やした時間、そして試合を迎えるまでに葛藤しながら時には緊張し、時には高め、そして安定させてきた心の動きがあります。

試合と試合を迎えるまで費やしてきた全ての時間があるから、人に見てもらえる試合となるのです。練習もしない、心の動きもない、技も磨かれていない選手の試合を観戦する人はいません。

僕は議会も同じようなものだと考えています。本会議を迎えるまでに費やした現場に行く時間、調査や研究時間、考える時間と原稿を作成していく濃密な時間。そして悩み、楽しみ、困ったことなどの心の動きがあって本会議で登壇することができるのです。

本会議で軽い議論や既に決着しているような議論を交わすことはできません。そして議会では、現場も知らない、関係者の意見も聴取していない、そして調査もしていないことを取り上げることはできません。

本会議だけを捉えると、出来上がった原稿に基づいて質疑を交わしているだけと言う人もいますが、そこに至るまでの過程を知らない発言だと思います。表面に出ていることは全体の一部であり、その議論を交わしている背景を感じて欲しいのです。議論の後ろにあるものを知ってもらえると本会議の議論を楽しむことができると思います。議員もその道のプロだからです。

このように自分に少し負荷をかけながら議会活動をしているところですが、暑い夏を乗り切れるよう健康維持に努めながら活動を行っています。