午前5時に起床、6時頃和歌山市を出発して新宮市まで移動しました。ここで新宮支部の定時大会に参加してから田辺市に向けて移動、午後1時30分からの田辺支部の定時大会に参加しました。それを終えると田辺市から橋本市まで移動し、ライオンズクラブ2ゾーン第一回ガバナー諮問委員会に参加しました。
全ての大会や会合を終えたのが午後7時30分でしたから、一日かけて和歌山県を一周した感じです。昨日から「明日は移動が大変だ」と思っていましたが、暑さと山間部で雨があり、やはり移動が大変でした。
ただ二つの大会と会合で皆さんと顔を合わせるなど、有意義なものになりました。皆さんに感謝しています。
またそれぞれの大会で挨拶の機会をいただきました。今回の挨拶は、関西におけるエネルギー問題への対応と関西広域連合で交わされている議論について説明しました。夏場はエネルギー問題が関心事になりますし、関西経済やわが国の将来を考えた時、エネルギー問題を考えることは大切なことだと思うからです。この問題は国策でありそれぞれの考え方に違いがありますが、文明の恩恵を受けている現代人として、将来とも現代と同じように安定してエネルギーを使えることを目指した取り組みを考えることが大事です。
私達の世代の責任として、現時点において考えられる最適な方法を見つけ出したいものです。
さて世代による流行したアニメの影響による考え方の違いについての例え話を教えてもらいました。
50歳代は「巨人の星」世代です。主人公星飛雄馬が父、星一徹に鍛えられたように、困難に遭遇した時は燃えるタイプで、困難を努力と根性で乗り越えていく世代です。
40歳代は「ガンダム」世代です。組織に所属しながらも組織内での葛藤に苦しみ活路を見出していくタイプの世代です。
30歳代は「ワンピース」世代です。組織に管理されることを嫌い、自分の意志を最優先し自由に行動する世代です。
世代の代表的なアニメに例えた世代評価ですが、結構、言い当てていると思います。このように世代によって価値観が違いますから、考え方をまとめ一つの方向に持って行くことは困難なのです。
多様性を理解しながら、同じ方向に導くことがチーム力を高めることになります。それができるリーダーがいる組織は強くなりますが、そうでなければ弱い組織となります。多様な世代が集まるから組織力が強くなるので、必要なことはリーダーのまとめる力です。
現代の組織論的な話を興味深く聞かせてもらいました。
午後4時から7時30分までは、ライオンズクラブ2ゾーンの第一回ガバナー諮問委員会が開催されました。本年度のガバナー方針を伝えることと各クラブの活動計画を報告する会議となりました。
本年度の課題として、ライオンズクラブの活動は地域社会に貢献しているのですが、地域の方にとって馴染みが薄いので、広報力と情報発信力を高めていくことがあります。やっているけれど認知度が低いことが課題の一つなので、地方自治体との関係強化、地域社会への情報発信方法の検討などが行われるべきことです。
やっていることを伝えること。簡単なようで難しいテーマです。理由は簡単で、人は自分に関心のあること以外のものに関心がないからです。関心のないことに関心を持ってもらえる方法を考えなければならないことが難しいことです。
この課題については、限られた時間の中で実施すべきことを考えていきます。