活動報告・レポート
2017年7月21日(金)
地区大会
地区大会

関西電力労組の和歌山地区本部定時大会が開催されました。役員を始め代議員の皆さんが参加した大会で挨拶を行いました。

おはようございます。65回目を迎える地区大会のご盛会を心からお祝い申し上げます。2年前に皆さんから県議会三期目に送り出していただき活動させてもらっていることを心からお礼申し上げます。先に終えた6月県議会でも本会議で登壇し一般質問を行いました。本会議では県政の課題について知事始め当局と議論を交わしています。先の議会でのエネルギー関係の質疑としてメガソーラー計画について議論を交わしました。エネルギーと環境、地球環境や自然との調和の問題は悩ましいところですが、避けて通れない課題なので対応していきたいと考えています。

地区大会

また平成29年度から10年後の和歌山県の目指すべき姿として「経済波及効果の高い大型火力電源の開発を促進し、近畿のエネルギー供給基地化を実現します」という目標を打ち立てています。私もこの和歌山県長期総合計画を審議する委員の一人として策定に関わってきましたが、ここに海南、御坊の火力発電所で働く人の思いを込めています。関西の経済を支え続けてきたのが大型の火力発電であり、和歌山県が海南と御坊の二つの火力発電所を要していることから、関西の中で電力供給県として存在できていたことを忘れてはいけません。

海南発電所は厳しい状況にありますが、行政との関係においてはこれまで信頼関係を保つこと、そして人を守ることを考えていく所存ですから、これからも私達が地域を支える存在でありたいと思っています。

さて6月議会では関西広域連合議会議員に推挙されました。7月、関西広域連合議会の初議会を体験しました。ここでは2020年の東京オリンピックや2025年の万博などの話題に触れていますが、その他、広域防災や広域観光、そしてエネルギー問題の議論も交わされています。和歌山県議会とは違う価値観もあり、関西はひとつと言いながらも温度差を感じました。特にエネルギー問題については地域によって和歌山県の立場とは違う考え方もあり、これからも議論を深めていく必要性を感じています。

和歌山県議会の立場で関西広域連合としての視点を持ち関西全体を考えていきたいと思いますので皆さんからのご意見をお待ちしています。

最後になります。先に開催された本部大会において檜垣委員長から「これからは地方議員や連合との関係が重要になる」という主旨の発言がありました。地方においては地方の価値や考え方があり、国が全てを主導する時代はなくなっていることを伝えてくれたものです。私達の県のことは私達が意思決定に参画できる機会を大切にすること。それが大事だと指摘してくれたと思います。

国の意見に従う、国の意向に基づいた地域づくりではなく、自分達のことは自分達の代表を通じて意見していくことが困難を突破する道だと考えています。その意味からも連合和歌山との連携は不可欠であり、秋にはこの組織との関係を更に強化できるものと期待しています。

また新体制においては「毎度おおきに」と言うかどうか分かりませんが、新しい体制での活動が始まることになります。大切な時期の大切な大会です。皆さんの真摯で建設的な議論によって活動方針が樹立されますことを心から期待して、挨拶とさせていただきます。本日は第65回地区大会の開会、誠におめでとうございます。

以上の主旨の挨拶をさせていただきました。意思決定のための緊張感のある大会に参加させていただいたことに感謝しています。

その他

数人の先輩方とお昼をいただきました。経験からくる教訓などを教えてもらう機会となりました。年齢を重ねると言ってくれる人が少なくなります。先輩との懇談は貴重な機会になっています。