昨日の「夏の集い」の会場の方との質疑で答えたことの中に、時間があれば、「散髪に行きたいです」と答えた場面がありました。今朝、10時30分から散髪に行ってきました。
このお店は同級生のお店なので、昨日の夏の高校野球大会和歌山県予選の向陽高校対県立和歌山商業高校の試合のことが話題になりました。試合は向陽が3対2で県立和歌山商業に勝ったのですが、同級生数人が観戦のため紀三井寺球場に応援に行っていたことを聞きました。
僕が「凄い、向陽愛だね」と言うと「向陽の卒業生は学校に誇りを持ち、向陽愛を持っている人は多いですよ」と答えてくれました。向陽の卒業生がここにカットに来ることは珍しくないようですが、その時の会話で感じているようです。
県予選の一回戦を突破し、今夏の甲子園への道は続くことになりました。昨年秋の新人戦で優勝したこともあり、勝ち進むだけの実力はあると思います。
県予選の二回戦は都合がつけば応援に行きたいと思います。
ところで向陽高校が21世紀枠で春の選抜大会に出場したことの話になり、お店に飾られている記念のペナントで確認したところ、2010年のことでした。早いものでもう7年も前の出来事ですが、まだ最近のことのように思えるのです。
あの時、同級生達と甲子園のアルプススタンドに応援に出掛けたのですが、一回戦は島根県代表の海星高校に勝利し、勝利の校歌が甲子園で流れたのです。
その時「甲子園っていいなぁ。甲子園で校歌が流れ、校歌が歌えるなんて最高だなぁ」と思い感動したことを話しました。同級生も「甲子園で校歌が歌えるなんて感動したよな。嬉しくて歌えなかったぐらいでした」と話してくれたように、後輩達の活躍によって甲子園で校歌が歌える経験ができたことを今さらながら嬉しく思います。あの選抜大会から7年が経過しているにも関わらず、今でもその時の話ができているのですから。
経験をすることが何事にも代え難いのは、その時の経験をいつまでも語ることができるからです。語れる物語があることは嬉しいことであり、生きていく上で糧になるものです。できるなら、語れる物語を増やしていきたいと思うので、まだまだ物語になるような経験をしていきたいと考えています。
校歌を懐かしく、そして「いいなぁ」と思うなんて想像もしていませんでしたが、同級生達は今でも向陽高校の校歌を歌うことが出来ることが、それを証明しています。
そう言えば向陽高校同窓会東京支部の総会で校歌を流したところ、参加者が何も見ないで校歌を歌っていたことを思い出しました。おっさん達が高校の校歌を真剣に歌っている場面は感動的でした。何歳になっても青春を思い出せる校歌の力は凄いと思います。和歌山県予選の一回戦の校歌の場面でも、同じような感動的な光景があったと思うと嬉しくなります。選手の皆さん、応援団の皆さん、学校関係者の皆さん、二回戦も全力で戦って下さい。そして紀三井寺球場のスタンドで、現役生と一緒に校歌を歌えることを楽しみにしています。
同級生のお店ではそんな会話を交わし、髪の毛を夏仕様に短くしました。
和歌山文化協会茶道部が活動するための会の名称が「ササユリ会」になりました。6月に開催した懇親会の場で決定したことです。そこで文化協会の冊子に「ササユリ会」をテーマにした原稿依頼があり、原稿用紙一枚を書き終えました。茶道部の活動と抱負、そして「ササユリ会」発足の経緯について書きました。
和歌山県の文化活動の一端を担っているのが「ササユリ会」だと思っています。暑い夏ですが文化の秋の足音が聞こえ始めそうです。