平成29年6月議会を終えたので、午前中はその議会報告会を行いました。今回の僕の一般質問の中からは太陽光発電計画と地域の環境と安全性の確保の観点からの開発許可条件について取り上げて説明しました。
森林を、1ヘクタールを越えて開発する場合、林地開発許可が必要となっています。このように大規模開発を伴う太陽光発電計画では、林地開発許可を申請するに当たって、地元同意、近隣の地権者の同意、水利組合の同意が必要となります。今回の農林水産部長の答弁が分かりやすいので、以下に記します。
「林地開発許可制度では、災害の防止、水害の防止、水の確保、環境の保全の4つが許可要件となっており、許可にあたってはそれらをクリアする必要があります。しかしながら、そもそも本県では、和歌山県林地開発許可制度事務取扱要領に基づき、事業者からの申請に地元自治会や隣接する土地所有者、水利組合等の同意書の添付を求めており、事業者からの申請書に同意書の添付がなければ、その申請書は受け付けません。このため、地元自治会等が反対している限り、当該太陽光発電ができることはありません」という答弁です。県の考え方が理解できる答弁で、今後、大規模開発が伴う太陽光発電計画の場合の指針になるものです。
また和歌山県内の高速道路の計画についてもテーマとして取り上げました。和歌山南スマートインターチェンジは平成30年度の供用開始に向けて工事が進んでいること。県内の高速道路として有田から御坊、御坊から印南間を4車線化にする工事が進められていて、平成33年度の4車線化を目指していることを伝えました。
新しいインターチェンジや高速道路の延伸があるとその地域に利点があります。生活の利便性向上は当然のこと、観光客の増加や物流の拠点となる企業や事業所の立地などの利点が出てきます。また防災対策として避難場所にもなりますから大きな利点が享受できることになります。
次に和歌山市に進出する計画がある3つの大学の計画についても説明をしました。東京医療保健大学は看護師の養成、信愛大学は保育士の養成、県立医科大学の薬学部は薬剤師の養成を図ることにしています。それぞれの開校時期は、東京医療保健大学は平成30年度、信愛大学は平成31年度、県立医科大学薬学部は平成33年度の予定となっているため、連続で大学が開校することになります。
これらの大学は和歌山市内中心部に立地することになりますから、学生がまちなかに出ていくことになります。学生がまちなかに出ることによって周辺の商店街の業態にも変化があると思いますから、賑わい創出につながることが期待できます。
報告した主な内容は以上の通りです。主な質疑は次の通りです。
- 海南・有田道路計画の進捗状況について。
- 観光地である和歌の浦やぶらくり丁、美園商店街を再生する見込みはありますか。
- 和歌山マリーナシティにIRを誘致していますが、その見込みと可能性について。
- 知事は再生可能エネルギー推進の立場を取っていますが、現在、計画のある大型の太陽光発電計画についてどう思っているのですか。
- 京奈和自動車道の和歌山県内は全線開通していますが、五條市から奈良市、および京都市までの開通時期は何時ぐらいになりますか。
以上のような質問があり説明を行いました。議会報告会は約1時間でしたが、関心を持って聞いてくれたことに感謝しています。次回、このメンバーへの議会報告会は、9月議会閉会後に予定しています。
今日もライブを開催し、みんなと共に盛り上がりました。東京ビッグサイトでのライブを終えた「Sweet&Bitter」と「NONO and COCO」が和歌山市に来てくれました。二組の主舞台は大阪や京都ですが、今年に入ってから和歌山市でもライブ活動を行ってくれています。今回はお世話になっている方へのお誕生日会のゲストとして来てもらいました。
ライブは午後7時から始まり、気がつくと午後8時10分近くになっていました。事前に「30分以上のライブで盛り上げて下さい」と依頼していたのですが、会場のノリが良かったため予定の時間がオーバーになる程のライブになりました。
二組の音楽は親しみやすくて、会場を盛り上げてくれるのが特徴です。会場いっぱいに集まってくれた皆さんも笑顔になってくれました。
音楽には同じ楽しさを共有することから会場内を一体にさせる力がありますし、「今日のライブは良かった」と満足感に浸らせてくれる力があります。
二組のライブは暑い一日の疲れを吹き飛ばしてくれました。