活動報告・レポート
2017年7月2日(日)
東京医療保健大学
東京医療保健大学

東京医療保健大学が和歌山市で開校することになりました。開設するのは和歌山看護学部です。進出してくれるのは学校法人青葉学園で平成29年6月30日に文部科学省の認可を受け、平成30年4月に開設することが決定しました。

入学定員は90名、修業年限は4年で取得資格は、看護師国家試験受験資格、保健師国家試験受験資格、養護教諭一種免許の予定です。

特色は、和歌山県と和歌山市、日本赤十字医療センターとの連携によって、和歌山県で学び、和歌山県で就職することを表す「地学」と「地就」をモットーに、「人」を支える、「地域」を支える看護職を育成することです。

和歌山市にある大学で学ぶ。これが実現できたことは和歌山市にとって進歩であり、県内で学び働ける選択肢ができたことを意味しています。県外への大学進学率が全国で最も高い和歌山県ですから、県内で学ぶ機会が増えることを嬉しく思っています。

早速、「和歌山市にできる医療大学について教えて下さい。子どもの進路先として検討しています」という話をいただきました。医療系の仕事に就きたいと思っている子どもと、地元でいて欲しいと願う保護者の思いからの相談です。

和歌山市の構造的問題として基幹産業が少ないことがあります。基幹産業が立地していると周辺産業、裾野産業の会社が集まりますが、その構造になっていないのです。地元の中小企業が多いため裾野の広がりがなく、主に製造業の広がりが少なくなっています。

そのため和歌山市で就職を希望する人にとって、福祉や医療の仕事に従事する人の割合が多くなっているように思います。今回の大学は医療系の資格を取得できるため、卒業後は地元で働くことができることにつながります。若い人が進学を機に県外に流出することのないような役割を担ってくれると思いますので、大学の進出の成果に期待しています。

そのため平成30年4月に開設する東京医療保健大学について説明を行いました。このような動きがあることは、和歌山市にとって嬉しい出来事だと思います。

懇談

和歌山県出身で、県外で会社を経営している方と会う機会をいただきました。

「和歌山県出身の人で県外で活躍している人は多いですよ。ハングリー精神がありますし、負けてなるものかと言う気持ちと人に頼らないで自分でやり切るという気持ちが強いように思います」と話してくれました。

「県外に出て活躍している人のことはあまり知らないですね」と答えると、複数人の名前を挙げて「これらの方々は進出先で活躍していますし、地元では一目置かれている存在です」と答えてくれました。

この方も県外に出て会社を興していますが県内で留まっていたら「どうなっていたか分からない」と言います。それでも故郷和歌山県のことを思ってくれているため、何度も訪ねてくれています。

「景気の問題ではないと思います。今、会社の所在地でも同じように景気は良くないですよ」と言うように、売り上げを伸ばすためには県外に市場を広げることも必要かも知れません。

和歌山県外から地元のことを気にしてくれているので、心配を掛けないような和歌山県を創りたいと思います。

懇談2

友人が新しく事務所を開設したので訪問してきました。「今の仕事に没頭するためのデザインにしました」と言うことからも「やる気」が分かります。「和歌山市にいても他県に負けない成果を出したい」と抱負を語ってくれました。

新しい挑戦は接していて気持ちが良いものですし刺激にもなります。