活動報告・レポート
2017年6月24日(土)
文化度
一般質問の反応

県議会一般質問について問い合わせをいただいています。このように反応があることは嬉しいことです。今回は子どもの貧困対策としての子ども食堂とフードバンク、中学校の修学旅行での外務省の訪問、ネットパトロールと太陽光発電計画について通告していますが、それぞれの質問項目について反応をいただいています。

「ネットパトロールを取り上げてくれるのですか。日頃から問題に思っていることなので聞かせてもらいます」。
「修学旅行で外務省を訪問していることは和歌山県として誇るべきことです。教育委員会の姿勢を確かめたいので議会に行かせてもらいます」。
「子ども食堂やフードバンクなど社会的問題になっていることですが、議会でなかなか取り上げてくれないので『どうしてだろう』と思っていました。今回取り上げてくれることは和歌山県民の一人としてとても嬉しく思います。是非とも子どもの貧困対策に取り組んで下さい」。
「政策として取り上げるべき子どもの貧困問題に注目してくれたことを嬉しく思います。この問題に注目して取り組んで下さい」。
「暮らしの安全を脅かす大規模な太陽光発電計画には反対しています。地元の同意なくして計画を進めないで下さい。議会で質疑をすることを知りました。太陽光は反対するものではないですが大規模な環境破壊につながるものや安全性に疑問がある計画には反対です。頑張って下さい」。

以上のような意見を聞かせてもらいました。一般質問に注目してくれていることを嬉しく思いますから、しっかりと質疑を行います。

文化度
岡崎邦輔氏の碑

和歌山市南材木町に岡崎邦輔氏の碑があります。これは和歌山県が誇る保田龍門氏の作品ですから管理者は大切に維持してくれています。

ところがこの場所にペットボトルなどのごみが捨てられているという連絡が入りました。和歌山県の文化を酷く傷つけるものです。もしゴミ捨て場になっているようなら文化度の低さを嘆かわしいと思いますし、維持管理をしっかりとすべきだと思います。

経済人には文化人であって欲しいと思います。ある人からの指摘ですが、「経済人が文化を理解している府県の文化度は高くなる傾向にある」そうです。経済人は経済活動が本業でそれは歓迎すべきことですが、そこに文化活動を実践してくれることが地域のためになります。

ところで岡崎邦輔氏に関しては次のように紹介されています。

岡崎邦輔は1854年和歌山市生まれで、「カミソリ大臣」と呼ばれた同じく和歌山市出身の陸奥宗光とは従兄弟の関係にあります。

1888年には駐米特命全権公使となった陸奥に従い渡米。1891年の第1回衆議院議員総選挙補欠選挙で衆議院議員に初当選し、以後当選回数10回。立憲政友会の結成などに活躍し、「政界の寝業師」「策士」として知られています。

また、実業家としての顔もあり、渋沢栄一らとともに京阪電気鉄道の設立に関わって1917年には社長に就任しています。

社長在任時には大阪〜和歌山間の新たな鉄道路線開設にも尽力し、後にJR西日本阪和線となる阪和電気鉄道の設立に大きな役割を果たしました。

現場確認に行ったところ酷い状態で心が痛みました。文化度は、見えなければごみを捨てても良いと思うような心の中が、こんな形になって現れるものです。文化度の低さは誇れるものではありません。

岡崎邦輔氏の碑 岡崎邦輔氏の碑