ライオンズクラブ9リジョン2ゾーンのガバナー諮問委員会に出席しました。ライオンズクラブの9リジョン1ゾーンとは和歌山市内のクラブを言い、2ゾーンとは海南、有田、伊都高野山、那賀、下津、岩出、和歌山くろしおの各クラブの所属地域を言います。本年度最終となるガバナー諮問委員会の位置づけです。
この席上でいくつか印象に残る言葉がありました。
「ライオンズクラブは人生のオアシスだと思います。仕事以外で社会と接点を持てる場所であり、ホッとできる場所でもあります。常々、緊張感のある場面以外の活動場所は必要だと訴えてきましたが、それがライオンズクラブです」という話です。
もう一つが「私はライオンズクラブが大好きです。ここで活動できることを喜びに思っていますし、若い人たちに楽しさを伝えたいと思っています」という話です。
どちらも経験豊かな会員からの話ですが、経験してきた人が言うのだから事実だと思います。勿論、感じ方は人によって様々ですが、同じ活動をするのであれば楽しいと感じる方が良いと思いますし、貴重な経験として蓄積していく方が良いと思います。
今日集まった会員との交流を通じて感じたことは、「活動を楽しんでいる」ということです。今を楽しむことが人生ですから、諮問委員会や交流会を楽しめるなら、今日が充実していることであり、人生が充実していることになっていると思います。
ライオンズクラブが発足してから100年も続いているのは社会奉仕と参加しているメンバーが楽しさを感じているからだと思います。100年を迎える前後の年を経験している私達会員は、これまでの歴史を受け継ぎ、次の100年に向かう体制を整える役割があります。ご縁があって活動させてもらっていることから、その役割の一部を担っていることを意識して活動したいと考えています。
土曜日に「サラスバティ」で開催したライブがあります。三カ月に一度開催しているライブですが、若い人たちのエネルギーを感じる素晴らしいライブだと思っています。このライブ主催者から連絡が入り、「是非、一緒にやりましょう」という話をいただきました。
主催者に持ちかけたのは「若い人達に対して脱法ドラッグ撲滅を訴えよう。国連で取り組んでいる『ダメぜったい』の訴えをライブで表現できないものだろうか。ライブを通じてなら若い人たちに効果的に発信ができると思います」という内容です。
ファッションや流行、好奇心で脱法ドラッグに染まってしまう若い人がいるようなので、警告を発したいと考えてのものです。「ダメぜったい」の講座は開催していますが、若い人たちに呼び掛ける機会はないものかと考えていたところ、「ライブで訴えることは効果的ではないだろうか」と思い、土曜日のライブの主催者に呼び掛けていたものです。
今回のライブ主催者もライブハウスのオーナーも賛同してくれたので、是非とも実現させたいと思っています。
ライブ音楽と共に脱法ドラッグへの警鐘についての映像の上映、そして脱法ドラッグ防止に関するトークなどを企画に組み込めると考えています。
仮称「ダメぜったいライブ」の時期や規模はこれから企画していきますが、実現可能な活動だと思うので、企画、調整に入りたいと考えています。
和歌山市の観光について話し合う機会がありました。今年5月の大型連休では友ヶ島の観光客が多かったようです。一日1,000人のお客さんが来た日もあったようで、友ヶ島観光は和歌山市の観光の売り物の一つとして定着しているようです。
一方、和歌の浦に関しても、観光地としてもう一度売りだす方法はないものか話し合いました。話し合いの中の意見として、「昭和の観光地のイメージがあります。それを払拭するのは相当手ごわいと思います」、「これまでの再生の取り組みで効果がなかったように思います。同じことを繰り返しているばかりでは難しいと思います」、「観光案内板の設置や人材の育成などを和歌の浦観光の取り組みとして掲げているようですが、何を今さらという感じがします。観光地であれば、そんなことはとっくに実践していることですから、そこから発展させる必要があります」などの意見が出されました。
再生のための具体策まで踏み込めませんでしたが、次回に話し合う予定です。
青少年を守るためのネットパトロールについて話し合いました。和歌山県のネットパトロールはいじめや暴力などを未然に防止するために実施しています。導入してからの効果や社会情勢の変化に伴う課題などに関して意見交換を行いました。少しでも取り組みを前進させたいと考えています。