大阪城公園駅前に建設中の「JO-TERRACE OSAKA」の視察をしてきました。大阪環状線の大阪城公園駅を降りて直ぐのところに、この施設が建設されています。オープンは6月22日ですが、特別に建設中の現場に入らせてもらいました。大阪城公園駅前には飲食店が少なかったことから、大阪城やコンサートに訪れた人が飲食をする場所がなかったため、この施設が完成すると利便性が高まります。
大阪城を訪れている観光客を尋ねると、一日3万人あり、その内90パーセントが外国人、その内の90パーセントがアジアの国から、その内の90パーセントが中国からの観光客だそうです。大阪城も外国人観光客で成り立っていることが分かります。
大阪城を訪れる観光客を誘導するようなコンセプトでこの施設は造られていて、和の文化を食やお土産で提供するようにしています。和の文化を伝えるために、施設内にイベントコーナーを設け、能や和の舞台が楽しめるようになっています。その周囲を飲食店が囲み、食しながら和の舞台を鑑賞することできるのです。
一日3万人訪れている観光客の内、1万人を呼び込む流れが作れるなら、和の文化に親しめる空間としての役割を果たすことになります。
そして若い人達はサードプレイスとしての利用もできるしくみになっています。スターバックスやタリーズコーヒーの入店も決まっていることから、その使い方をする人が訪れることが予想できます。
観光地である大阪城ですが、これまで和の文化を感じる空間が少なかったように思いますから、多くの人が期待していた施設が完成することになります。この施設ができる要因は、大阪城内の出店などを規制緩和したことにあります。橋下市長時代に規制緩和を行い、大阪城に観光客が来ているのにお城と公園の管理費用だけが嵩み、収益を生み出せていないことから規制緩和を行い、施設の建設や飲食店の出店ができるようになっています。
またこの施設の隣には吉本興業の建物が出来る予定で、大阪城公園内で吉本の舞台を楽しめるようになります。これまでと違った魅力を持つ大阪城になることが期待できます。
「そして和歌山城にも飲食店の出店が可能な建物を建設してはどうですか。和歌山城の前に市民会館と県立医科大学薬学部ができるようですから、この機会を逃すとできませんよ」と質問を受けました。
大阪城にこれだけの施設が建設できるのですから、和歌山城内にできる可能性がないことはないと思います。観光地なのに収益を生み出す施設がないのは時代感覚がずれていると思います。この視察で得た視点で和歌山城のあり方も考えてみます。
この施設ができることで大阪の食の文化、伝統文化が集まることになりますから、観光客にとっても、地元事業者にとっても有益なことです。
毎月開催している和歌山市を音楽で元気にするためのライブを行いました。今回は和歌山市内のビンテージを舞台に三組のミュージシャンに登場してもらいました。最初は「ミューリー」で、ジャンルで言うとジャグバンドです。ジャグバンドの演奏は初めて聴きましたが、既存の楽器と共に身近にあるものを楽器に仕立てて演奏するスタイルで、何故かホッとする音を奏でてくれました。バケツやほうきなども「楽器になるんだ」と感心しながら聴いていました。
ロックも良いけれどジャグも良い。そんな感じがしました。二組目は「ナイスツーミーツユー」で、このバンドはハードロックの部類です。会場を一気に盛り上げて次にバトンをつないでくれました。
最後は「THE NINNINS」で地元ですが大阪などで活躍しているバンドです。このバンドもロックで、音楽が好きでたまらないという気持ちが伝わってきました。
和歌山市の夜を音楽で盛り上げる。そしてまちの元気の素になる。これを目指したライブとなりました。この活動は継続して実施していく予定です。