高齢社会に突入している和歌山市。高齢者の方から要望をいただきました。「高齢者は車の運転が出来ないので公共交通機関が大事になってきます。買い物に行くにも、病院に行くにも、市街地が広がっている和歌山市では公共交通機関が必要になります。路線バスの利便性を高めて欲しいと思います。できるなら地域と連携するコミュニティバスが必要だと思います。和歌山市も高齢者が増加しているので、そろそろ公共交通について真剣に考えて欲しいと思います」という要望です。
たまたま「高齢社会になると和歌山市中心部に住むことが快適になる」ことを話し合って居ました。高齢者ほど和歌山市の中心部を生活圏にすることで移動手段が楽になりますし、都市機能を備えているので生活の利便性が高まります。
ただ年齢を重ねてから中心部に住居を構えることは現実的ではありませんから、郊外の生活の利便性向上を目指すことが政策として必要だと考えています。コミュニティバスは有力な手段で、和歌山市でも増強することの必要性を感じています。
そして路線バスに関しては市町村と県の連携が必要となります。中心部を結ぶバスは採算が確保できる路線がありますが、中心部と郊外を結ぶ路線バスや、郊外にある駅と郊外の居住地を周遊する路線バスは赤字になると思われるので、バス事業者に対する行政の支援か、行政がバス事業者に依頼する形態を取らざるを得ません。
地方都市における高齢化と公共交通のあり方は、早急に考えるべきテーマです。これまでも検討はしてきましたが、そこに割くことのできる予算の関係から、市民の方々が要望するような結論はでていません。
和歌山市も高齢化が進展し、公共交通のあり方に結論を付けるべき時期は確実に迫っています。皆さんからも路線バスに関する要望が増えていますので、関係個所と話し合いたいと考えています。
喫茶KOGAが最終日を迎えて寂しく思っています。常連のお客さんが駆けつけ嬉しいような寂しいような気持になりました。お客さんが花束やお菓子をお祝いに持ってきている様子を見て、改めて「本当にお客さんに愛されたお店だったんだなぁ」と感じました。この光景を見て自分のことのように嬉しくなりました。
僕からもお店の皆さんに「本当にご苦労様」と伝え、小さいけれど心に残るものを預けました。そして今夏開催の「夏の集い」の案内をしたところ、オーナーの2人が参加してくれることになりました。ご苦労様の気持ちを伝えられるような一緒の食事の機会を持てることを嬉しく思っています。
ところでテレビ和歌山も撮影に訪れていたので、改めて地域の皆さんに愛された喫茶店だったことを知りました。喫茶店の閉店でテレビ局が入るなんて聞いたことはありませんし、最終日の店内の様子は今日のニュースで放送されたと思います。
お店の皆さんの感慨のある寂しそうな表情に接し、心の底から「本当にお疲れさま」と伝えました。和歌山市にとって大切なお店が今日、幕を閉じました。地域の方々に愛されるお店は市の宝だと思います。長い間、地域の皆さんに交流の場、憩いの空間、出会いの場を提供し続けてくれた喫茶KOGAの皆さんに感謝しています。
当たり前のようにここでコーヒーを飲み、人と待ち合わせたお店がなくなりました。温かいおもてなしに感謝しながら、お別れの瞬間を迎えました。ありがとうございました。
- サービス付き高齢者住宅の基準や運営に関して相談に対応しました。オーナーは経済的に困っている人に入居してもらえる施設運営を目指しているので、実現できるよう支援したいと考えています。
- 秋の視察について協議を行いました。10月に研修会を計画していますが、行き先と日程などの詳細について詰めていくことにしました。