活動報告・レポート
2017年4月25日(火)
経営者との話
加太
加太友ヶ島

和歌山市加太は風光明媚なところです。眼下に友ヶ島が見える場所もあり、最近は特にお客さんで賑わっています。県外からのお客さんと共に県内のお客さんも加太の新鮮な食材を求めてやって来るようです。桐章会会長の地元は加太なので、加太での懇談の時間を確保しました。新しい役員体制や夏の集いについて報告を行い、引き続いて顧問として参画してくれることになりました。引き続き一緒に活動できることを楽しみにしています。

経営者との話

優れた経営者と懇談することで学ぶことはたくさんあります。今日も連絡をいただき貴重な時間を共にすることができました。

将来持続できることを考えて計画を立てると聞くことがあります。50年先、100年先を考えて持続可能な計画を検討するなどの取り組みがあります。しかし将来のことは分からないので、分からないことを議論しても意味はありません。分からない将来のことを考えて計画を立てるよりも、今、実施した方が良いことを計画すべきです。

関ヶ原の戦いの時、徳川家康はこれから250年持続可能な体制を作ろうとは思っていなかった筈です。今できることを考えて体制作り、国作りに着手したに違いありません。250年先を考えた体制を作ろうとしても、その時の時代と250年先の時代は違うことは明らかなので、250年先のことを考えた計画は無意味なのです。徳川家康は分からない将来のことを考える筈はありません。今できること、その時代のベストな選択をして体制を構築した筈です。

社会は変革によって変わるものなので、100年先の将来も安定するような計画は立てられる筈はありません。それよりも現状を基にしてやるべき計画を立てることが正解です。

ですから「こんな計画は将来性がないから中止すべきだ」という意見を言う人がいますが、私は「どこに失敗する理由があるのか説明して欲しい」と質問します。現時点でのベストな選択をした計画が将来、失敗するかどうかは誰にも分からないのです。現時点のベストな選択よりも、100年先のベストな選択を考えることに無理があります。

今考えられるベストな選択をすることが大事なことです。今の段階で、将来においてもベストな選択をすることは不可能です。予測不可能なことを考えて計画することは無意味ですから、現在のベストな選択をすることに集中すべきです。

事業なんて何が良いか分かりません。全ての人がベストだと思う事業や計画はあり得ないのです。それなら自分にとって良いと思う選択をすることをお勧めします。自分が良いと思わない計画を選択し実行する人はいません。他の人が何を言っても、自分が良いと思う選択をすべきです。もし「この選択の理由は」と尋ねられた場合、「自分にとってベストだから」と答えます。他人は責任を取ってくれないので、現状を見て良いと思うことを自分が選択すべきです。

人は偉そうにするタイプと謙虚なタイプがあります。もし有り余るお金を持っていても、偉そうにするタイプの人だと信望はありません。多くの場合、謙虚な人が好かれますし、謙虚な人と仕事のパートナーを組みたいと思うものです。お金が入ると直ぐに高級車や船舶などを買う人がいますが、そんな人は直ぐに退場することになります。いつもの食べ物が美味しいと感じる人や、街中を走行するのは高級車でなくても良いと思う人が、謙虚で応援してもらえると思います。

どんな仕事でも応援してくれる人、側面から支援してくれる人が必要です。多くの人に支えられて仕事ができていることを忘れてはいけません。人は時々勘違いをして、一人で仕事の成果をあげられたと思うことがあります。もし自分一人で達成したと思っている人がいるならやがて応援してくれる人はいなくなり、自分本位の考え方をする人と評価されることになります。他からの支えがなければ、人は成功することはできないと思っておくことです。

良い勉強になりました。

自治会総会

有家自治会総会を開催しました。平成28年度の活動結果と決算、平成29年度の活動計画案と予算案について役員から説明を行いました。年に一度の総会なので説明の後、質疑に応答し、参加者の承認をいただきました。