活動報告・レポート
2017年4月24日(月)
茶道部会合
茶道部会合

和歌山文化協会茶道部会がありました。5月から秋までの活動計画などを協議しました。茶道部の活動は毎月一回実施していますが、文化の秋には数回の会合予定があるので役割分担などを決めました。

茶道部は会員の活動費で運営しているので、チャリティ茶会などの催しなどにお客さんが来てくれることを期待しています。茶道部の活動は和歌山県の文化の一端を支えていると思っているので、今年も充実した計画を立案し実行していくことにしています。そして計画は、参加してくれる人や支えてくれる人がいるから実行できるものです。関係する皆さんと共に文化活動を楽しみたいと思います。

福島県から帰って

先週、福島県の被災地などの視察に行って来たので、福島県大熊町や双葉町の様子を伝えました。東日本大震災の津波と原子力事故から6年が経過していますが、まだまだ復興途上です。帰宅困難地域は減少していますが、まだ戻れない地域がたくさんあり、復興までの道のりは相当長くなると感じています。

どんな問題でも同じですが、現地に行くことで感じること、分かることがあります。現在はどんな問題でも報道やインターネットである程度までは調べることはできますが、本当の姿は現地に行かなければ分からないと思います。現地で感じる肌感覚、空気や匂い、光景、そして何よりも現地の人と話をすることが最も大事なことだと思います。話をすることで内心が理解できるのは、建前と本音が入り混じった言葉で事象を語ってくれるからです。

世の中の出来事は、表面上、問題はあるもののきれいに流れていくように見えることがありますが、実際は水面下での調整、話し合いなどによって前を向いて進んでいくのです。問題は当事者の本音を引き出して、そこに対応する条件を示す必要があります。建前に対して条件を提示しても問題が解決に向かうことはありません。

福島県の復興に関しても、地元の多くの人の意見を聞きながら一日も早く安心して故郷に戻れるように進めていると思います。この問題に関わる人は立場によって考え方や思いは違いますから、より多くの人が納得できる復興に向けて動いていくことを願っています。

私にとっても福島県の原子力発電所構内と汚染地域に入ることで、人に語れるモノを得ました。6年が経過して東北の震災も当事者以外の地域の人の心から薄れているように思います。大災害に被災した人でなければ感じることができないことや体験がありますから、その思いを現地で受け取って、地元に帰ってからそれぞれの地域で伝えられる人になりたいと思います。

人類にとって、風化させてはならない震災の記憶があります。東日本大震災で被災した人々の記憶も伝えるべきものです。幸いホームページを見た周囲の皆さんから、「福島県の視察に行ってきたのですね。現地はどんな様子でしたか」などの問いかけをいただいています。現地で感じたことや問題点などを説明していますが、現地に行くことで知ることができる問題などを説明しています。現地に行ったことの情報を発信することで、東北の震災が過去のものではなく現在進行形であることを分かってもらえます。本当の復興は被災した人が故郷に戻ること、そして福島第一発電所の廃炉が完了し新しい街がスタートすることで終えることになります。今から30年から40年先のことになりますから、現代に生きる私達は復興に向かう福島県を忘れることなく、これからも支援していきたいと思います。

現地に行ったという情報発信をしたことで、会う人と福島県の話題について話をすることになります。現地入りすることで広がる新たな意味を感じています。

その他
  • 観光による和歌山市活性化に関する話し合いをしました。県外からお客さんを呼び込む案を基に対応策を検討しました。
  • 先輩、後輩たちと懇親会を実施したこと。仕事のやりがいや成果をあげる方法などのテーマで話が弾みました。