活動報告・レポート
2017年4月14日(金)
クオリティソフト
クオリティソフト
クオリティソフト

白浜町にクオリティソフト株式会社白浜本社がオープン、グランドオープン式典に出席いたしました。和歌山県知事を始め各界リーダーが出席している式典にお招きをいただいたことに深く感謝しています。

クオリティソフトの浦社長は「白浜町をイノベーション・スプリングス」と名付けて、わが国のIT拠点になるべき場所だと話してくれました。起業家が孵化するシリコンバレーに対応した命名で、バレーに対して白浜町は温泉があることからスプリングスと呼んでいます。恵まれた環境の中に新しい起業家達が集まり、ここから社会を改革するような会社が育っていくことを目指しています。

白浜町の景観、食べ物のおいしさ、東京から飛行機で1時間というワーケーションに適した土地などの立地条件から、起業家が集まり易くなっています。働く場所を選ばない、オフィスもいらないという働き方が当たり前の時代がもう到来しています。これまでのように会社に出勤し勤務時間があり拘束される働き方から、勤務場所を選べて時間に拘束されない働き方が現実のものになっています。

勤務場所は自宅でよく、勤務時間が自由ということに加え、給料は従業員同士の評価によって決まる会社もあり、働き方の自由度は格段に増しています。場所も時間も拘束されずに環境の良いところで仕事ができるのであれば、白浜町は最適だと思います。

白浜町にある起業家のためのオフィスは既に埋まっているように、主に東京から企業が入居していて足りない程です。一人の方に話を伺うと「都内で仕事をするよりも白浜町で仕事をする方が発想は良くなりますし、気分転換に外に出るときれいな海を見ることが出来る最高のロケーションです。東京で一日中、デスクで仕事をしているよりも白浜町で仕事をする方が楽しいと感じています」ということでした。

和歌山市にいると気付かないのですが、ここに来ると時代は大きく転換していることが分かります。職場も勤務時間も必要ない。営業もお客さんと会う必要もない仕事が既に存在しているのです。「営業もしない、お客さんにも会わない会社は成り立たない」という考えはもう古いように思います。和歌山県にもこれまでの形態の会社と新しい形態の会社が混合している状況があり、時代の転換期に差し掛かっていることを実感します。

安定、巨大、資本力、老舗などが通用しなくなり、成長、機敏さ、情報などの価値を図る社会が始まっているようです。

クオリティソフト式典 クオリティソフト式典

さて式典は神事と桜の記念植樹の後、フォーラム、懇親会へと続きました。懇親会では久しぶりにミスターサカモトの演奏を聴くことができました。会場を駆け巡るバイオリンパフォーマンスは健在です。

仕事のあり方

仕事は信頼で成り立っていると説明してくれました。信頼があることで仕事も人間関係も継続できます。信頼関係を保つためには言葉遣いや話し方に気を付け、相手の考えや気持ちを察しようとします。それが自分を成長させてくれるのです。このように継続している仕事は人を成長させてくれます。

それに対して一回限りの仕事は勝つか負けるかが成否を決める要因になりますから、信頼や相手の気持ちや立場を気にする必要はありません。ですから相手に勝つための言葉を選び、勝つための手段を講じます。勝ち負けを前提にする仕事や人間関係だけでは人として成長することはありません。人を批判することや騙すことを戦術として取る人は一度の勝負に勝てるかも知れませんが、人生という長い戦いの中において勝ち続けることはできないのです。

やはり信頼関係を保ち、継続したつきあいをすることが大事だと思います。