和歌山市内を流れる千手川は、川底に雑草が茂っていることから川底が浅くなり景観も悪く、大雨の時は増水すると地元の皆さんは感じていました。昨年、現地調査を行い、大雨の時の増水対策として雑草を刈り取ることを決定しました。平成28年度予算で、千手川の雑草を除去したので地元自治会長と共に現場確認に行ってきました。川の上流の雑草を刈り取ってくれていたことに加え、下流の雑草もきれいに刈り取ってくれていました。川の景観は格段に良くなり、増水対策としての効果もあると感じました。
ずっと以前、大雨の影響で千手川が増水したことがあったそうです。川の周辺の方々は不安に思い、川の様子を見に行った人がいたようです。大雨がおさまってもその人の姿が消えたままだったので、川や周辺を捜索したのですが見つからなかったそうです。それから三か月後、神戸沖で遺体として発見されたことがあったことを聞きました。
「今では覚えている人は少なくなりましたが、昔からこの地域に住んでいる人は、その時のことを覚えています。大雨の時、背景の山からの鉄砲水で千手川が増水することを不安に思っています」と話してくれました。
治水対策として川底を削って雨水が流れる状態で維持することを地元の皆さんが求めています。そのため平成28年度に実施した川底の草刈りは、現場を見た限りでは効果があると思っています。
ところが地元の皆さんの不安は拭えていませんでした。それは千手川の背景の山にメガソーラーの建設計画があり、治水対策をしないで計画が実行されることを不安に感じているからです。「あの時のことを覚えていない人が増えているので、感じていない人が多いのですが、川の氾濫は想定外の規模で発生します。背景の山を削ることに慎重でありたいと考えています」という話を伺いました。
県行政がこの開発を止めることは難しいと思いますが、事業者が地元への真摯な説明を行うと共に、20年間の事業計画と安全対策について周知する必要があると感じました。地元に入ることでその地域の歴史を知り、現状の不安感などを聞き取ることで、開発の不安を理解できることができます。
ただ民有地に民間事業者が開発することは、私有財産は公共の福祉に反しない限り自由に使えると言う民法の原則に照らし合すと、開発を止めることは民主主義とはいえなくなります。正当な事由か地元からの要望などがあれば話は違いますが、それがない限り民間事業者の計画を第三者が止めることは困難だと思います。
このメガソーラー計画が妥当かどうか調べないと分かりませんが、地元の皆さんの意見として伺うと調査と事業者への申し入れも必要になると思います。
和歌山市内のフォルテワジマ内にあるスポーツ伝承館に、第四回ワールド・ベースボール・クラシックの監督の小久保監督のユニフォームが飾られています。侍ジャパンのユニフォームに袖を通す機会は滅多にないので、訪れることをお勧めしています。本日、伝承館を訪ねて、今回の侍ジャパンのユニフォームを着衣させてもらいました。ジャパンのユニフォームの格好良さと緊張感があり、国を背負うことの誇りと輝きを感じることができました。日本代表の凄さを感じることで、国際舞台で戦う日本人の凄さが分かりますし、自国の選手を応援する気持ちが更に強くなります。
スポーツ伝承館から「もっと多くの人に周知して下さい」という依頼を受けたので、認知度の向上と見学者の増加を目指したいと考えています。
インバウンド政策として医療ツーリズムの観点があります。今日、和歌山市内の中心部に拠点を設けようとしている方に会いました。外国人専用の歯科や整体など、インバウンドに適した取り組みが始まっています。今の時点で医療ツーリズムなどの新施策を訴えておかないと、何も生まれない状況に陥ります。そうならないためにも、今が大切な時期だと思います。
医療ツーリズムの拠点は和歌山市内に設置し、高野山や白浜町と連携することを検討しています。
和歌山市内では桜の花が満開です。和歌山城での花見に参加しました。桜はきれいに咲いているのですが、風が冷たくて身体が冷え込みました。それでも参加した60人の活力で寒さを跳ね除けて花見を実行することができました。時期的に今年最後の花見になりそうですが、今年の桜の美しさを心に留めておきたいと思います。
- 県道の安全対策について当該自治会から要望がありました。現場確認をしたところ、市道から県道に侵入する道路の見通しが悪く、事故が発生することも十分予測できる場所なのでカーブミラーの取り付けなどの観点で協議に入りたいと考えています。
- 直川小学校を訪問しました。新任の先生が勤務していて、新しい風を吹き込んでくれているように感じました。これから始まる教師としての人生を、思う存分に生きて欲しいと思います。職員室で元気な姿を見て、頼もしく嬉しく思いました。