午前中、予定していた和歌山城の清掃活動は雨天のため中止となりました。清掃活動への参加を予定していた皆さんに中止の連絡を取りましたが、清掃後にお城の中においてみんなで一緒にお弁当を食べる予定にしていたので少し残念な感じがします。和歌山城での花見を楽しみにしていた人もいたので、今日の雨天はとても残念でした。
ただ清掃活動は中止となりましたが、折角の機会なので数人で懇談する時間を取りました。
ある経営者は、「若い頃、この業界で尊敬していた経営者がいたので、修行をさせて欲しいと願い出たことがありました。しかし仕事が忙しくて面倒を見ている暇がないと断られました。今では私の会社の規模はその人の会社の規模よりも大きくなっていますが。その時のことを覚えているので、今、私の会社で修業をしたいと言う若い人には見習いで入ってもらっています。見習いを希望してくる人は、将来独立を目指している人なので、独立した時のことを考えて厳しく指導しています。若い人には自分と同じ苦い経験を味わって欲しくないので、自分の経験を伝えています」と話してくれました。
自分頼ってきた若い人を育てるのは自分を育ててくれた社会への恩返しになる社会的責任だと思います。「自分だけが良ければ良い」という考えで経営していると、その考えが相手に分かるので、やがて取引先やお客さんを失うことになります。事業の発展を目指しながら若い人を育てることを目指している会社は、そこからまだまだ伸びていく会社だと思います。
また、ご一緒した別の経営者も「若い人が先日、私のところを訪ねて来て『是非仕事を教えて下さい』と言ってきました。私には伝えるものはありませんが、真面目に頼って来てくれたので、私のやってきた経験を伝え、その人に仕事を教えようかと思っています」と話してくれました。
このように人に頼られることはその人や地域社会で必要とされているからです。真面目な気持ちで必要とされているのであれば、その気持ちに応えることも大切なことだと思います。助けはその人のためになるだけではなくて、巡り巡って自分のためにもなります。真面目にやろうとする人を応援して損をすることはないと思っています。どちらも素晴らしい経営者だと思っているので、「人を育てる」ことを大切に考えていることに感銘を受けました。
この話を聞いた僕はこのエピソードを、この経営者達のことを人に伝える場合に語ることになります。もし僕が二人のことを上手く語ることが出来るなら、この会社に好印象を持ってもらえることになります。自分が感じたことを更に他の人に語ることが間接的な支援だと思います。間接的に応援してくれる人が多いと、その人や会社の評判は高まっていくことになります。広告費や宣伝費の効果も大きいと思いますが、人が語ってくれる間接的な応援の効果は、もっと大きいと思っています。
毎月開催している定例の懇親会に参加しました。今回はゲストに京都から「スイート&ビター」、奈良から「ノノ&ココ」の二組に来てもらいました。アーティストに来てもらうことによって懇親会は大きく盛り上がりました。お店は開店5周年記念だったこともあり、みんなでお祝いできた懇親会となりました。
一緒に食べて音楽を楽しむことができることを嬉しく思います。