今朝は議会報告会を行いました。今回は平成29年2月議会で議論した内容の説明を行いました。特に平成29年度の和歌山県の新政策について重点に説明を行いました。
取り上げた項目は、中小企業の省エネルギー対策、空き家対策、道路政策、スマートウェルネス型のまちづくり、ICT企業の誘致施策、そして一般質問で取り上げた子どもの貧困対策と障がい者の就労施策、およびサウジアラビアとの交流機会を作ることについてなどでした。
国レベルでは地球温暖化防止の観点から省エネルギー対策を推進していますが、地方自治体独自で地元企業向けの省エネルギー対策を実施することは余り多くないと思います。和歌山県では環境問題への対応する企業に対して投資額の補助制度を設けています。企業の競争力確保と地球温暖化防止の観点から、この制度の利用促進を促したいと考えています。
また空き家対策に関しては、中古住宅の流通などの有効活用を図る取り組みを実施しようとしています。空き家をリフォームして賃貸住宅にすることで、和歌山県に転勤してきた方が家族と共に暮らす場合、集合住宅よりも一戸建てで暮らしたいという要望が増えてきています。一戸建ての中古住宅は、転勤族の要望に応えられるもので、結構、需要があるのです。中古住宅の流動化に関して民間事業者の協力を得て必要としている皆さんに提供するしくみを整えています。
ICT企業の誘致は白浜町を拠点としています。白浜町には白浜空港があり羽田空港から1時間で来ることが出来ます。東京の会社がICTの拠点としてオフィスを構えてくれるようになっていますから、その要望に応えるように入居可能なオフィスを整備しているところです。
さて道路行政ですが、第二阪和国道の開通により長年の懸案だった京奈和自動車道と共に大阪府と奈良県と京都府に向かう交通アクセスが飛躍的に良くなりました。道路が整備されると道路沿いやインターチェンジ付近に物流拠点やサービス業の進出が図れるので、地域が発展することになります。これらの道路沿いの開発と発展が期待できると考えています。この次のプロジェクトは和歌山南スマートインターチェンジの整備です。この付近は市街化調整区域なので、開発のための大義が必要となりますが、インターチェンジが完成するとその周辺は開発されることになりますから、調整区域内の開発に関して協議を進めたいと考えています。
そしてスマートウェルネス型のまちづくりは和歌山市を対象にしています。南海和歌山市駅前の再開発は主に行政が主導して進めていますが、JR和歌山駅前と汀丁の交差点の再開発は民間事業者の開発計画を県と市が支援している形になっています。
高齢社会においてはまちなかに高齢者の皆さんが暮らしてもらうことが快適な生活に資すると考えています。自分で歩いて買い物に行ける、病院に行ける、趣味を楽しむことが出来る、バスや電車に乗って移動を楽しむことができるのはまちなかの利便性の高い場所です。中心市街地に高齢者が住んでもらうことで要介護に陥らないような生活習慣を身に付けてもらいたいと考えています。そのためにもスマートウェルネス型のまちづくりを目指すことにしています。
最後に再生可能エネルギー計画の現状などを説明して議会報告会を終えました。熱心に聞いてくれたことに感謝しています。
- これからの社会で伸びる業種について意見交換を行いました。日々新しい技術やサービスが登場していますから、学ぶ必要性を感じています。
- 同級生と会って話し合う機会を持ちました。「ようやく自分がやりたい仕事に出会いました。今の仕事は大変ですが、やっと巡り合えた好きな仕事です。この環境を大切にしたいと思っています」と話してくれました。好きな仕事に携われることは幸せなことだと思います。
- 和歌山城での花見に参加しました。桜は「五分咲きかな」と思える状況で、しかも思っていたよりも暖かかったので花見を楽しみました。