活動報告・レポート
2017年4月2日(日)
さくらチャリティコンサート
さくらチャリティコンサート

毎年春と秋に開催されるチャリティコンサートに参加しました。このコンサートですが、春は「さくらチャリティコンサート」とい名称で開催されています。コンサート会場は鷺森別院岡崎支坊なので、境内の雰囲気からも春を感じられるコンサートです。

開会にあたって住職さんから挨拶がありました。挨拶の中で、仏様についての話を聞かせてもらいました。

お釈迦様が人間としての生き方を私達に教えるために見えるものが必要だと思って実在していない仏様を登場させたそうです。私達は仏様の像を見ると、自然と手を合わせてお祈りしますから、仏様を慕い敬う気持ちを持っていると言えます。

では仏様の心とは「働き」だそうです。多くの人の「働き」が私を生かしてくれているのです。自分以外の人の「働き」とは食べ物を作ってくれる人、衣服を作ってくれている人、道路を作ってくれている人など、社会のために尽くしてくれている全ての人を指します。

さくらチャリティコンサート

ですからこの世に生まれてきたことも「働き」であり、この世で生かされていることも「働き」です。そして私も「働き」によって他の人のお役に立っているのです。全ての人は他の人の「働き」によって生かされている存在であることを理解することが大切です。

そしてこの「働き」のことを如来と言い、それを見える姿にしたものが仏様だということです。ですから仏様に手を合わせるのは願い事を依頼するのではなくて、「働き」に感謝することが正解だと言えます。「働き」に感謝しないで、自分の頼みごとはかりお願いするのは間違いです。

そして音楽も「働き」のひとつです。コンサートで演奏してくれる人の「働き」によって聴く人を幸せな気持ちにさせてくれます。音楽を奏でる楽器の「働き」によって、人は素敵な音を聴くことができます。コンサートには会場を提供してくれる人の「働き」や電気を届けてくれている人の「働き」もあります。一つの仕事は多くの人の「働き」によって成り立っているのです。

さくらチャリティコンサート

冒頭のこんなに素敵な話からコンサートは始まりました。そして、たくさんの人からの音楽演奏のプレゼントがありました。最初に出演してくれたのが、朗読の「言の葉」サークルの皆さんです。朗読は聴く人の気持ちをゆったりさせてくれますし、感動や気付きを与えてくれるものです。

朗読の中に「一秒の言葉」がありました。これは1990年代に、たった一度だけ放送された伝説のコマーシャルの言葉です。

「はじめまして」。この1秒ほどの言葉に、一生のときめきを感じることがある。

「ありがとう」。この1秒ほどの言葉に、人のやさしさを知ることがある。

「がんばって」。この1秒ほどの言葉に、勇氣がよみがえってくることがある。

「おめでとう」。この1秒ほどの言葉に、幸せにあふれることがある。

「ごめんなさい」。この1秒ほどの言葉に、人の弱さを見ることがある。

「さようなら」。この1秒ほどの言葉が、一生の別れになるときがある。

1秒に喜び、1秒に泣く。一所懸命、1秒。

これが「一秒の言葉」てす。そして「言の葉」サークルが朗読してくれた後に、参加者全員で「一秒の言葉」を大きな声で言葉にしました。声を出して読み上げると、何と幸せな気持ちになったことでしょうか。

さくらチャリティコンサート

そして途中休憩の時間を利用して皆さんに挨拶をさせていただきました。

こんにちは。今年もさくらチャリティコンサートの季節が巡ってきました。今回も楽しみに参加させてもらっています。先ほど紹介のありました皆さんが行う岡口門でのコンサートも行く予定なので頑張って下さい。よろしくお願いいたします。

さて今回のコンサートは先ほど演奏してくれた二胡、朗読などの出演者がいて、とても楽しい企画になっています。毎回、春と秋のチャリティコンサートの案内ハガキをいただいていますが、今回のテーマが「Enjoy to live Live to enjoy」だったので、いつもと趣が違うなあと思っていました。前半の出演者の演奏などを聴いて、自分なりにこのテーマの意味を理解しました。

コンサートもライブも演奏会の意味に使われます。今回のテーマのライブも演奏の意味だと思っていましたが、その意味は「今を生きる」ことだと思いました。エンジョイ、楽しむ。「何を?」はTo以下のことですから、「この瞬間を生きること」を楽しもうとの呼び掛けだと思うのです。だから今回のテーマの意味は「楽しもうよ、この瞬間を。そして生きることを」だと思います。しかもTo以下のことを「ずっと楽しもう」と修飾していると思いますから「To ず〜っと、生きることを楽しもう」となると思います。

二胡の演奏や朗読を聴いて、「音楽を楽しむことだけではなくて、今一緒にいる時間を楽しみましょう。それが生きることであり人生だから」というメッセージを受け取ったように思います。

とても素敵なライブになっているので後半戦も楽しみにしています。

そして道路について少し触れたいと思います。昨日、4月1日に第二阪和国道が開通しました。和歌山市と泉南市を結ぶ道路が開通したことで府県間の移動が随分便利になりました。昨日、走ってきましたが、泉南市まで20分程度で行くことが出来ますから、是非、利用して欲しいと思います。

そして3月18日には和歌山県内の京奈和自動車道が開通していますから、橋本市方面への移動も随分早くなっています。道路事情にもよりますが、かつらぎ町までは20分ぐらいで行くことも可能です。そしてこの近くでは平成30年度を完成目標にしている和歌山南スマートインターチェンジの工事が進んでいます。アクセス道路である県道和歌山橋本線も順調ですから、この付近の道路事情も良くなります。現在、毎朝夕、渋滞している岡崎のクランクの道路も車の流れが分散されることから渋滞緩和につながると思います。道路ができることでの利便性を享受できると思いますので、日常の生活も利便性が高まることになります。

それでは、さくらチャリティコンサートの後半戦も皆さんと一緒に楽しみたいと思います。最後までよろしくお願いいたします。ありがとうございます。

以上の主旨の挨拶を行いました。

コンサート終了後、会場を出る時に「言の葉」サークルの皆さんと一緒になりました。

「私達のことに触れていただいて嬉しかったです」という言葉をいだきました。

「僕は『一秒の言葉』は大好きですよ」と答えました。たったこれだけの言葉ですが、歩いている最中、幸せな気持ちになりました。これも「一秒の言葉」が与えてくれる魔法です。