和歌山県消防学校竣工式が挙行されました。案内をいただいたので出席、お祝いしてきました。場所はコスモパーク加太で和歌山県の防災力を高めるための人材育成機関として機能することになります。この場所は関西の広域防災拠点となるところなので、関西で大災害が発生した時の重要地点です。この場所に消防学校が完成したことは教育と実践の場が完成したということなので、正に和歌山県の防災の核となる施設となるものです。
消防学校はこれまでは和歌山市冬野にありましたが、昭和52年4月に開校したもので老朽化していること、建物が狭くなっていることから、コスモパークへの移転したものです。
新しくなった機能を十分に生かして、和歌山県と関西広域の防災力を高めてくれることを期待しています。
仕事は会社や組織などチームで進めます。特に大きなプロジェクトになるとチームは不可欠で、チーム構成員はお互いの信頼関係を高めていく中からチームとしての力をつけていきます。もしチーム内に不信があると、チーム力が高まるどころか内部から崩れていくことになります。
チームで一番大事なことは頻繁に顔を合わせること。お互いの時間がタイトで会うことが難しいとしたら連絡を取り合うことです。常に仕事の進捗の確認や情報交換を行うことで信頼関係は強くなって行きます。
仕事は個人スポーツのように、個人の力だけで大きな成果をあげることが難しいことは社会人であれば分かっています。自分のすべき役割に対してチームの仲間が協力してくれる。その代り仲間の仕事を助けることのできるチームはチーム力が高いといえます。
つまりチームとは、仲間を信頼していることから自分の役割に徹することが出来る環境があることが大切です。仲間を信頼できなければ自分の役割に専念することは困難になります。自分の前の工程と後の工程をしっかりとしてくれるから、自分の役割を果たすことに専念できるのです。前後の工程がしっかりしていなければ、自分の役割を果たすだけでは成果をあげることは出来なくなります。
このようにチームメンバーが信頼できる関係でいることが、仕事で結果を出すために必要なことなのです。仕事で仲間を助けることは勿論のこと、プライベートで困っていることがあれば仲間として支援する、この関係が大切です。この関係があり、チームとして必要な時間をかけることで信頼関係が増していきます。昨日、今日できたチームよりも長く継続してきたチームの実力が高いのは当然のことです。チームの実力や仕事の成果は急カーブを描いて伸びるのではなくて、時間をかけてゆっくりと上昇していくものです。特に大きな仕事であればあるほど、結果を出すために長い時間を必要とします。長い時間を一緒に活動できる関係を保つことが強いチームなのです。
そんな強いチームになるために必要なものがあります。それは共に過ごす時間です。チームは一気に上昇するものではなくて、上昇したり、時には意に反して下降しながら少しずつ高まっていくものです。そして結果が出た時はみんなで喜びあい、結果が出ない時でも仕事がうまく行かなかった仲間を批判しないことです。助け合えなかったから結果が出なかったのであって、チーム力に欠けていたと思うべきです。信頼できるメンバーで仕事を進めた場合、結果は関係ありません。ただ信頼に反する動きをしたメンバーがいる場合、そのメンバーは排除しなければなりません。不信なメンバーが一人いることでチーム力は低下するからです。
このようにチーム力について、仲間としての信頼を増すために必要なことなどの話し合いを行いました。お互いの気持ちを理解し合えたらチームとして機能を果たすスタートラインについたことになります。