見学会二日目の社会施設の見学を行いました。伝統工芸工場の視察の後、昼食場所に移動したのですが、この食事場所のサービスと商品の配置が凄いので「これは買いたくなる配列ですね」とプロの経営者が唸っていました。
伝統工芸の視察と社長の話です。この社長は和歌山県に来たことがあると話してくれました。その理由は「和歌山県には伝統工芸がたくさんあるから勉強するため」でした。しかし和歌山県で学ぶことは少なかったと率直に伝えてくれました。その業種は伏せますが「技術は高いのですが売れる商品になっていないこと。店舗の商品の配列がよくないのでお客さんが『買いたい』と思わないことが欠点です。アドバイスを求めて来たので『こうしたら良いと思いますよ』といくつか気付いた点に対してノウハウを説明しました。しかし反応は鈍く、説明した方法を試してくれませんでした。良いか悪いかは試してみないと分かりませんが、売り上げが低迷している現状があるのだから試してみることが大切だと思います。アドバイスをしても反応してくれないのなら、アドバイスをする意味はないと思います。それから和歌山県に行っていないですね」と語ってくれました。
昼食場所で飲食業界の皆さんは「このお店の配列はお客さんに買いたいと思わせるものになっています。とても上手だと思います。和歌山県の物産展などのお土産屋さんも見習うべきだと思います。お客さんに買いたいと思ってもらえる店舗にする必要があります。そうすることによって和歌山県の印象も良くなります」と話してくれました。
人は誰でも自分に自信を持っているので、他人の言うことを聴く姿勢に欠けることがあります。もし聴いたとしてもそれを実行できる人は少ないと思います。人のアドバイスは自らの経験を伝えてくれているので宝の山なのです。しっかりと聴いて自分で試さないともったいないと思います。
経験豊かな経営者の話は勉強になります。
見学会では皆さんから嬉しい感想を聞かせてもらいました。
皆さんは関心を持って施設を視察してくれて、参加者同士の交流もあり楽しい見学会になりました。
高知県が歴史観光を全国に発信しています。この発信内容こそが「歴史観光のPRです。和歌山県の観光発信に生かして下さい」と伝えてくれました。確かに、行きたくなる案内をしています。
「坂本龍馬をはじめ、幕末から明治維新にかけて活躍する偉人を多く輩出した高知県。 2017年3月より『志国高知 幕末維新博』が開幕し、さらに盛り上がりを見せる高知で 歴史、風土、食、自然からパワーをもらう旅へ。」
「高知県立高知城歴史博物館オープン!幕末の志士に想いを馳せて」
3月4日、高知城のふもとに開館したばかりの高知県立高知城歴史博物館へ。土佐檜や土佐漆喰を使用した壁、土佐和紙をあしらった天井など、土佐の伝統を活かしながらもモダンな雰囲気。3階の展望ロビーからは、高知城を一望することができます。土佐藩や高知県ゆかりの資料で知識を深めたら、いざ高知城へ。天守閣からの景色を眺めながら、幕末の志士に想いを馳せました。
「志国高知 幕末維新博 〜時代は土佐の山間より〜」開幕!
京や江戸から遠く離れた土佐の山間から、なぜ多くの若者が維新の志士となって飛び出し、また、その後の自由民権運動に関わっていくのか、その足跡を辿りながら、彼らを育んだ時代につながる土佐の風土・文化や地域の人々、食・自然を知っていただく博覧会が開幕!
【期間】第一幕 2017年3月4日〜2018年3月31日(予定)、 第二幕 2018年4月1日〜2019年3月31日(予定)
【メイン会場】高知県立高知城歴史博物館、高知県立坂本龍馬記念館(2017年4月から休館後、2018年4月リニューアルオープン)
以上、発信内容から抜粋しました。食べ物や高知県の伝統的食べ物、自然と触れる観光案内などが掲載されていて、行ってみたくなる力を持っています。