建設委員会での審議に挑みました。僕からの質問は次の通りです。
- 新年度の政策である「スマートウェルネス型まちづくり」の概要について説明をお願いします。
- このまちづくりの考え方は高齢者を始め全ての人に優しいまちづくりにつながると思います。福祉や医療をまちなかに設置することは歓迎したいと思いますので、今後の進め方について教えてください。
- 歩行スペースの確保について
交通安全対策事業として、歩道整備延長計画があります。平成29年度から平成33年度にかけて歩道の整備を加速化させようとするものです。対象は駅や学校、公共施設などの周辺や、車や歩行者の交通量が多く危険な箇所から優先的に整備していく計画ですが、その概要についてお示し下さい。 - 対象は県道になりますが、特に通学路の安全確保は必要とされているものなのであり、県道よりも市道が多いと思うので、市道でも歩道整備が図れるよう市に対して協力依頼などをして欲しいと思いますが、如何でしょうか。
- 白浜空港の民間委託に関しての質問です。民間委託に踏み切ろうとする経緯について説明してください。
- 民間委託に踏み切るために実行してきた活動とはどんなものなのでしょうか。
- 県が事前調査を委託しているデロイトが白浜空港に関心のある企業からの説明依頼があった場合、県が説明に出向いているようですが、オファーがない企業に対して県が出向いて説明をしたことはありますか。
- 公共工事の入札に関して、社会保険に未加入の元請業者を排除するしくみがあります。平成28年度と平成29年度の変更点について説明をお願いします。
- 和歌山県内には一人親方と呼ばれる小さな建設会社がありますから、そんな会社が公共工事から締め出されることになれば、その会社は仕事も生活も苦しくなると思います。地元を支えてくれている会社のことも考えて欲しいと思いますが、如何でしょうか。
質疑内容は後日、掲載します。
また3月末であることから、本年度末で退職される県土整備部の職員さんからの挨拶がありました。30年以上、県庁で仕事をしてきた結果をそれぞれの皆さんが抱えていて、素晴らしいことだと思いました。仕事をしている中での喜びや苦しみ、辛さや感動があったことを感じることができました。それぞれの人生の瞬間を垣間見ることができたことを嬉しく思います。仕事から得た経験を少しおすそ分けいただいたように思います。
その中の一つの話です。
和歌山県では道路建設や整備を行っています。道路を作るプロジェクトはそれだけで県土発展につながり、県民の皆さんのお役に立つことが実感でき、仕事としてのやりがいも感じられるものです。しかし地域の人にとっては道路が完成し、利用できることは大型のプロジェクトが完成したという思いではなく、地域での生活が便利になり、地域で欠かせない大切な道路であると思っているのです。 道路建設は県にとってはプロジェクトですが、地域の人にとっては生活に欠かせない大切なものだということです。
以上の主旨のような挨拶がありました。道路は心と血の通ったものだと感じさせられる経験談でした。道路はコンクリートですが、人が作って人が利用するものですから、心と血の通った存在なのです。県土整備に関係する人にとって忘れてはならない教訓だと思います。
道路作っているだけではなくて、道路を通じて豊かな生活と人と人が交流できる大切な時間を提供していると思いたいものです。地域にとっては生活を便利に快適にしてくれる必要なものであり、移動時間の短縮などによって大切な人との時間を長くしてくれる宝物のような存在だと思います。
建設委員として京奈和自動車道や第二阪和国道などの大型の道路建設の機会に巡り合うことができました。県土づくりに少しでも携われたことを幸せに感じています。そして現在、完成しようとしているこれらの道路の計画は30年以上前からあったもので、30年以上前の構想や計画が実現しているのが今日だということです。私達が県土整備に関して議論して構想や計画づくりをしていることは、何十年か先の和歌山県民の方々が利益を受け取ることになります。とても大事な仕事をしていることを実感しています。
改めて先人の皆さんの仕事と結果に感謝したくなりました。
建設委員会を終了した後、ブラジルとサウジアラビアから要人が訪ねてくれたので、和歌山県の良さをアピールしました。ブラジルやサウジアラビアから和歌山県に来てくれる機会は滅多にありませんから、これからの経済交流につながるように和歌山県とパートナーになることの利点を説明しました。
ブラジルからの要人は、和歌山県との商取引を含んだ交流機会を期待してのことです。本来であれば東京からブラジルとの交流を発信すべきことですが、和歌山県との友好関係を築いた後に、和歌山県からブラジルの情報を発信してくれようとしています。とても有り難い申し入れがあったことに感謝しています。
またサウジアラビアからの要人は、日本、中でもご縁のつながった和歌山県との交流機会を楽しみにしていることを伝えてくれました。単なる友好関係を築くだけではなくて、経済交流に発展させることが真の友好関係につながることを理解し合いました。
今日の出会いを「成功への扉」と表現してくれて、また「これから友好関係を築けることを信じています。しかも楽観的に信じています」と話してくれました。
今回はサウジアラビアの国王が来日されていますが、同国が和歌山県のことを気にかけてくれて来県してくれたことを嬉しく思っています。来日の目的は東京を訪問することですが、和歌山県を訪問してくれたことを嬉しく思っています。
サウジアラビアの国王が来日されている時に、同国から和歌山県を訪ねてくれたことを心から歓迎しています。
そして日本に対して、和歌山県に対して期待することを聞かせもらいました。同国が求めていることを順に記載します。教育、技術、改革、食料です。これらの物をサウジアラビアは求めているのです。わが国が得意とする分野なので、友好関係が築けるものと確信しています。
また和歌山県との関係強化を図るために観光、食事、世界遺産などの体験を持って帰ってもらいたいと考えています。サウジアラビアの今後の国としてのあり方を聞かせてもらいました。それによると2030年までに原油ビジネスをゼロにして、原油ビジネスに変わるものを求めているのです。そのため日本との経済交流を求めていますし、成果があがることを期待しています。
明日は白浜町、明後日は高野山です。