活動報告・レポート
2017年3月11日(土)
交流会二日目
ライオンズクラブ交流会二日目

ライオンズクラブ9R10R交流会の二日目となりました。今日で東日本大震災から6年目を迎えました。ライオンズクラブでは「3.11を忘れない」活動を続けています。昨日も3.11の紹介をして募金活動を行いましたが、今日も「3.11を忘れない」活動の一環として、会員の賛同を得て募金活動を行いました。昨日だけで20万円を超える募金が集まりましたが、今日も「3.11を忘れない」ための活動を続けました。

テレビでも「3.11」が風化していることに懸念を示していることの報道がなされていました。6年が経過して、被災地から遠く離れた地域ではどうしても記憶が風化していくことになります。遠く離れた地域からできることは少ないのですが、やるべきことは「一年に一度だけでも3.11を思い出すことだ」とメッセージがありました。あの時の記憶を思い出すことが支援につながるのです。

ライオンズラブに所属していることから、事あるごとに「ライオンズクラブは3.11を忘れない」をスローガンとして活動と支援を行っているので、被災地支援の意識は高く保たれていると思います。それでも日常の中で、この日を常に意識していることはありません。ですから昨日と今日の二日間、「ライオンズクラブは3.11を忘れない」のための活動に関われていることを嬉しく思うのです。

私達が届けているものは、募金であり物資であり現場での支援でもありますが、そこに込められている心です。被災地には私達の心を届けているのです。それはこの二日間のように3.11を忘れないための活動を行い、防災意識を高めていること。そしてアラート委員会を組織して巨大災害などの危機に備えていることなどで分かるように、3.11を風化させないようにしているのです。僕もアラート委員会に所属し、都度、研修会に参加して意識レベルを保ち、支援が必要とされる巨大災害が発生時は、支援できる心構えとアラート委員会の中での役割を遂行する立場に置いています。

ライオンズクラブ交流会二日目

ところで今日のチャリティでいただいた募金は、全額東北復興支援のために使われることになります。6年間も継続して3.11からの復興を支援している組織は少ないと思います。忘れないこと、思い出すことが最大の支援だと思います。何故なら、忘れてしまうと関心がなくなり具体的な行動をすることはありませんが、覚えていること、会員が忘れないように情報発信をすることで、被災地支援意識が薄れることを防止でき、具体的な行動につなげることができるからです。

3.11から6年が経過したことの報道や特集がありましたが、他人事ではなく被災地支援活動を継続して行えていることを誇らしく感じます。何事も継続して実施することの難しさを分かっているからです。

これからも毎年3.11が巡ってきますが、いつまでも忘れないで支援できる役割を担わせてもらえることを願っています。

意識してかどうか分かりませんが、3月10日と11日に交流会を開催しました。この二日間で和歌山県のライオンズクラブの友好関係が深まりましたし、活動を盛り上げるための土壌ができました。そして東日本大震災を忘れないで支援し続ける意識を持たせてくれました。このことは具体的活動を実施したことの賜物です。行動力が行動しない人を凌駕しますし、社会的信用のある立場で発言する人には力が宿っています。

和歌山県内で活動しているライオンズクラブ会員は直接、3.11の被災体験を語ることは出来ませんが、3.11を忘れないで支援し続けている内容を熱く、強く語ることができます。語れる存在であることが素晴らしいことだと思います。

二日間の交流会開催、本当にありがとうございました。