早いもので一般質問も最終日となりました。最終日は三名の議員が登壇し、一般質問の質疑を終えました。
その中で、和歌山県長期総合計画や紀淡海峡ルートの早期実現などの質疑が交わされました。紀淡海峡ルートに関しては、昭和40年に現地に調査団が入り、その結果をレポートで報告しています。国土軸がひとつなのは災害時などに問題となるため、二本あることが望ましいという報告がなされています。その時に第二国土軸として紀淡海峡ルートの必要性が言われたのが最初のようです。それ以降、和歌山県が建設促進のための活動を実施しているところですが、最近では紀淡海峡ルートに関するシンポジウム開催や国への要望活動など実現に向けた取り組みを継続しているところです。
今回も一般質問で県政の課題を解決するために多くの議論が交わされました。本会議でのこれらの議論は、県政を一歩でも前進させる力になっていると思います。
何の議論もなければ政策になることはありませんし、何の行動も起さなければ何も動きません。議会で取り上げることは県や地域の課題が公のものになるので、対応する方向で動き出すきっかけになります。きっかけがあれば物事はそこから変わろうとするものですから、話を聞くこと、気付くことがきっかけ作りになると思います。
昨日も書きましたが、一般質問を聞いてくれた皆さんが、「県政にこれだけの課題があることを知ることができた」、「質疑を聞いていると私達も何かしなくてはと思いました」などの感想を聞かせてくれました。この心の変化が動きとなり、社会を変えるきっかけになると思います。一人でも多くの方が、今行動を起している、または起そうとしている人を支えてくれることを期待しています。
来週から常任委員会、特別委員会での議案審議に入ります。新政策の資料を抱えて再度、内容を読み込みます。和歌山県のインフラ形成や交通安全対策、建設業について、そして和歌山県長期総合計画について議論を交わしていくことになります。
子ども食堂に関して連絡をいただきました。「片桐さんが紹介してくれた児童養護施設の子ども達を訪問してきました。私達の子どもカフェに招待することを話してきました。片桐さんも来て下さい」という案内をいただきました。
これまでも何度も招待してくれていますし、施設に赴いて夏にバーベキューも実施したりしてくれているのですが、今回も昨日の「子どもの貧困問題」に関する一般質問を受けて、早速、行動に移してくれたことを嬉しく思いますし、この取り組みを支援したいと考えています。
第二阪和国道・京奈和自動車道・太平洋国土軸建設促進議員連盟役員会を開催しました。3月18日に京奈和自動車道が、4月1日に第二阪和国道が開通することになり、建設促進を目指してきた二つの道路が完成することから、今後の同議員連盟としての活動のあり方について協議を行いました。
最終的には、京奈和自動車道と第二阪和国道の連結道路に着手と、紀淡海峡ルートの建設を目指すこと、および京奈和自動車道に関係する京奈和関空連絡道路の整備促進が目的であるため、同議員連盟の必要性は変わるものではありません。活動や名称のあり方について協議を継続することにしました。
和歌山県では、まだこれらの課題があることを伝えるため、今月か来月に国に対して要望活動を行うことにしました。