平成29年2月県議会の建設委員会が開催されました。今日の建設委員会は平成28年度補正予算案などの審議です。当初予算や条例案は3月の建設委員会で審議することなっているので、補正予算案の審議に限定した内容となりました。
主に白浜空港の民間委託についての議論が交わされました。白浜空港はコンセッション方式を採用した民間委託を計画しています。白浜空港は、年間約3億円の赤字となっている中でのコンセッション方式による民間委託は全国で初めてのことになるようです。
今回、白浜空港を民営委託するのは、運営費のコスト削減と就航路線の拡充を目指してのことです。現在、運営費として年間約3億円の赤字となっていますから、この経費削減を図ることも目的のひとつです。また、現在は日本航空だけが運航していますが、LCCの就航などを図ることができれば利便性の向上につながるので地域活性化に資することになります。
白浜空港の民営委託に僕は賛成の立場を取っていますから、スムーズに事業化が進むよう支援したいと考えています。
その後、補正予算案の採決が図られ、当局から提案された議案はすべて可決されました。
改新クラブ会派会合を行いました。今議会での一般質問と予算特別委員会での質問者を決め、また議会改革検討委員会の報告や会派視察の行程などの確認を行いました。僕の一般質問は、3月7日火曜日の2人目として登壇します。時間は午前11時の少し前から開始することになると思います。皆さんの応援をお願いいたします。
また本日は各常任委員会で補正予算案の審議を終えたので、次回は3月2日の本会議から再開することになります。
片桐章浩を応援する会主催の議会報告会を行いました。今回が53回目になるもので、こうして、楽しく明るく継続できていることを嬉しく思います。
今回は平成29年度の新政策を中心に説明を行いました。新しいことにチャレンジする和歌山県の姿を伝えられたと思います。
- 子どもの貧困対策について。公民館などを活用した学習機会と交流機会を作ることや、子ども食堂や子どもカフェへの支援を推進します。
- わかやま歴史物語として、地域の偉人や歴史を取り上げて100の旅ストーリーを作ります。そこに食材や果物などの地域資源を組み込み観光に活かすことにしています。旅ストーリーはウェブサイトで公開する予定です。
- インバウンド観光戦略として、外国人富裕層や個人旅行客に長期滞在をしてもらうためのプロモーション活動を推進します。
- インバウンド受入環境の向上を目指します。多言語案内板の設置などの移動環境の改善と、観光ルートの情報発信を行います。ストレスなく観光地まで移動できるようにします。
- わかやま元気シニア生きがいバンクを設立し、社会参画意欲ある高齢者の活躍する場面を作ります。
- 住宅耐震改修の促進を図ります。現在は、昭和56年5月以前に建築された住宅が耐震診断と耐震改修の補助対象ですが、新制度では平成12年5月以前に建築された木造住宅を対象に加えます。
- 都市空間再構築の推進について。南海和歌山市駅前やJR和歌山駅前などの再開発を進めます。将来のプロジェクトとして、スマートウェルネス型まちづくりを進めることにしています。
- 空き家対策の推進を図ります。これまでの空き家対策の経験から、中古住宅の流通、空き家の適正管理、管理不十分な空き家の除去と修繕を図ることにしています。防災面、衛生面、景観面で近隣に悪影響を与えている空き家の減少を図ることを目指します。
- 南葵音楽文庫の研究と評価などを行い、音楽文化に親しむ機会を増やします。
- 学校図書館の充実を図ります。読書をする子どもは勉強好きになる傾向があるため、学校司書の配置促進を図り、蔵書を充実させることにしています。
以上の新政策について説明を行いました。
- 空き家は問題になっています。空き家の所有者に市役所から催促をしてもらっても、対応してくれない現状があります。早く撤去できるような制度化を図って欲しいと思います。
- 高速道路の逆走が多発しています。逆走は重大事故につながるので未然に対応して欲しいと思います。同じように黒田の道路を拡幅している最中なので車線が分かり難くなっていて逆走している車があります。走行車線を色分けするなどの対応が必要です。
- 道路の白線は単車で走行していると、特に雨の日は滑り易くなっています。表面をザラザラに加工するなど滑らない対策を実施して欲しいと思います。何人も転倒して顔が傷ついている人を見掛けています。
たくさんの質問をいただき、地域の課題を再確認しました。