活動報告・レポート
2017年2月21日(火)
県議会開会
県議会開会
県議会開会

平成29年2月県議会定例会が開会しました。平成28年度補正予算案や平成29年度当初予算案などを審議する大切な議会となります。会期は本日から3月16日までとなります。

今回は一般質問を行う予定ですので、これから質問項目を決めていきたいと考えています。

知事の議会での説明を以下の通り紹介します。

  • 平成28年は、世界遺産の追加指定や「鯨とともに生きる」の日本遺産認定、大河ドラマ「真田丸」の放送やパンダの赤ちゃん誕生など話題の多い年でした。平成29年も、平成33年度の国民文化祭の開催が決定した知らせがあり、幸先の良いスタートを切っています。本年4月からの和歌山県長期総合計画の施行に向かいたいと考えています。
  • 少子化を食い止めることや安定した雇用を創出すること、和歌山県への「人の流れ」を創造すること、安全で安心できる暮らしを実現すること、時代に合った地域をつくることなどを目指した取り組みを行うことにしいます。
  • 平成29年度予算案は、約5,655億円で、3年連続で収支不足を抑制するなど財政健全化にも努めています。

当初予算案と条例制定や改正案の資料は膨大なので、これから本会議と委員会審議に向けて内容を精査していきます。

地下水利用
地下水利用

全国のビルや病院などで地下水を利用する動きがあります。地下水は水道水よりも安価で得られること、災害時でも利用できること、そして安心して飲料水として活用できることなどから普及し始めています。和歌山市内でも地下水を飲料水などで利用している施設があるので設備の見学をさせてもらいました。大型の案件なので施設の大きさに驚きましたが、ビルや事務所の全ての水を地下水で賄っているので、この規模になるのだと思いました。この施設での一日の水の利用は500トンもあり、水道料金と比較して一か月で約450万円のコスト削減になっていると聞きました。一年間で約5,400万円ですから、コスト削減効果はとても高くなっています。

地下水利用

関係者に聞くと、施設で利用する全ての水を地下水に変更したそうです。飲料水やトイレ、事務所で必要とする水の全てを変更しています。地下水は30メートル地下から汲み上げていますが、和歌山市のこの場所は地下水が豊富なでこの程度の掘削で利用できる状態だそうです。ただ鉄分が多いので、鉄分のろ過などを行い飲める状態にしています。

和歌山市での地下水利用はまだまだ少ないのですが、技術は確立されていることから首都圏での地下水利用は多く、多くの官公庁や企業はコスト削減を図っているようです。地方都市でも地下水を利用することで経費削減につながるので、普及させたいと考えています。進めるにあたって障害になるのは、「和歌山県では事例が少ない」、「飲料水としては安心できない」、「試算通りの水量が確保できるのか」などの意見が出ることです。

地下水利用

和歌山県での採用実績は少ないのですが、全国では当たり前の技術であり多くの利用実績があります。コスト削減につながって競争力を強化している企業がありますし、震災に見舞われた熊本県の中で地下水利用をしている病院は、震災時でも水が利用できたので患者の命を守り、ご家族の安心につながっています。特に透析病院では、とても喜ばれたという説明を聞きました。

良いものは取り入れていく姿勢が企業競争力の強化につながりますし、自治体においては行財政改革に資することになります。「県内での実績が不十分である」と言う議論は無意味ですから、導入に向けた取り組みをしたいと考えています。

キャリア教育

和歌山県立桐蔭中学校、高校を訪問しました。ここは全国でも珍しいキャリア教育指定校になっている中学校と高校です。和歌山県の人なら知っていることですが、桐蔭は文武両道の伝統ある学校であり人材を輩出し続けています。現在は文武両道に加えて、人間関係を学び、大人になって社会で活躍できる人になることを目指しています。そのためキャリア教育を実践しているのです。

キャリア教育とは大人度を高める教育のことだそうです。生徒に対して大学進学は保証しますが、それがゴールではないことを意識させています。大学を卒業して以降をどう生きていくかを中学生の段階から考える訓練を行っています。

その一つとして生徒の自主性を高める社会活動があります。中学一年生は加太合宿により集団活動を体験させます。二年生になるとグル―プ編成を行い大阪で社会見学などの活動を体験させています。三年生になると東京への修学旅行の中の一日を生徒が行きたいところを選び見学することを義務付けています。行きたいところの候補として、大企業、官公庁、大学などがあります。行先の選定、研修内容の企画、アポ取りまでの全てを生徒が行うことになっています。社会人であれば出来ることですが、中学生がすることは簡単ではありません。それを早い段階から体験させようとしているのです。

キャリア教育

その中で外務省を見学先として検討しているグループがあるようです。参考までに、グルーブとは中学三年生4人を1グルーブとして20グルーブ作り、それぞれのグルーブで行きたい訪問先を決めていくことにしています。

和歌山県出身の陸奥宗光外務大臣の銅像が飾られている外務省を修学旅行先にしたいと考えているグループがあり、生徒の思いを何とか実現させたいと思っています。

キャリア教育

ところで桐蔭中学校・高校をつなぐ廊下にはモニターが設置されていて、ここで過去のディベートの光景や図書室の案内などが流されています。その一つに陸奥宗光を紹介する写真がありました。日常、このモニターに接している生徒は、自然と陸奥宗光について関心を持つようになると思いました。

キャリア教育

そして図書室に行くとキャリア教育推薦図書のコーナーがあり、生徒が読んでおくと将来役立つと思われる図書が並んでいました。教師や司書の方が選んでいるようですが、読書に親しめる素晴らしい環境がありました。

また作家の津本陽氏の棚には「叛骨」があるのですが、棚になかったので司書に尋ねたところ「貸出中です」と回答がありました。郷土の偉人のことを学んでいる生徒があることを嬉しく思いました。

平成29年5月頃に実施される修学旅行において、中学校の生徒が外務省を見学できる機会があることを心から望んでいます。

書道

久しぶりに書道のお稽古をしてきました。前回の書道作品展に出展して以来なので半年ぶりぐらいです。久しぶりに筆を持つと感覚が失われていて、どこに筆をおけば良いのか分からなくなっていました。先生の指導によって筆をおいて書き始めましたが、感覚が戻らないので仕上がりは??でした。

筆は柔らかく使うこと。そのために手首や肘を柔らかく保つことのアドバイスをもらったので、注意しながら書き続けました。今日は納得のいく作品はできませんでしたが、後半は少し感覚が戻り始めたような気がします。

スポーツと同じように、やはりブランクがあると思うように体が動かないものです。休むと感覚を取り戻すのに時間がかかると言いますが、書道も同じことが言えると思います。

お稽古でも真剣に書くので疲れが出てくるため、多くの枚数を書くことは出来ません。

今日は10枚程度書いただけですが、次回からはもう少し書き込んでいきたいと思います。

先生から、「最初の目標は50枚。その次は200枚と教えてもらいました。50枚書くと納得できる1枚があり、200枚書くと世界が違って見えてきます」と教えてもらいました。

200枚書いて作品展に出展できる作品が1枚書ける程度なので、今から次の作品展に仕上げるためにお稽古の時間を確保したいと思います。