平成29年度の各部局の重点施策の説明を聞かせてもらいました。毎年、2月議会開会前に、当初予算の審議に際して和歌山県庁各部局から重点と考えている施策の説明を受けます。明日から県議会定例会が開会するため、今日、説明を受けました。
以下に印象的な主な施策を記します。
【子どもの貧困対策の推進】
- 貧困の世代間連鎖を断ち切る取り組みを推進します。和歌山県大学生等進学給付金を制度化します。経済的理由により大学などへの進学が困難な学生を支援するもので、募集人員は40名、年間60万円、4年間で240万円を給付することを考えています。
- 公民館などを活用した居場所づくり。居場所を開放する市町村へ国が1/3、県が2/3を支援します。原則、小学校4年生から6年生までを対象に無料開放し学習支援や交流活動を行うことを検討しています。
- 食事の提供などを行う民間の取り組みを支援します。電化製品や調理台、食卓などの設備整備費として1/2、最高20万円を補助することを検討しています。
【わかやま歴史物語】
- 歴史と文化をテーマとして観光素材の発掘と磨き上げを行い、100の旅モデルとして発信します。神話の時代から近代に至るまでの歴史ストーリーや歴史資産を100の旅モデルとしてウェブサイトの開設やメディア対策を行います。
例えば、古代においては神武天皇が日向を出発してからの東征の苦難と試練の神話の舞台を巡る旅モデルを作ることや、戦国時代の巨大宗教都市根来寺について学ぶ旅モデルなどを検討しています。近代では、広川のヒーローに出会う旅として安政南海地震の時に「稲むらの火」で村人を救った濱口梧陵の偉業と災害への備えを学ぶ旅モデルなどが考えられます。
【都市空間の再構築戦略の推進】
- 都市の活性化のため商業、医療、教育文化などの都市機能を集約し、まちなか居住を誘導する市街地の再開発を支援します。平成29年度は、和歌山市駅前地区の市民図書館、商業施設やホテルの整備。和歌山駅周辺の友田町4丁目地区では福祉、専門学校、住宅の整備を行い、和歌山城周辺の北汀丁地区では福祉、専門学校、住宅を整備することを計画しています。
- 将来のプロジェクトに向けた取り組みとして、スマートウェルネス型まちづくりを検討しています。これは高齢者や子育て世代が健康で幸せに暮らせるまちを目指すもので、住宅、医療、福祉関係者との連携を検討します。モデルとなるのは県内では和歌山市になると思います。
【南葵音楽文庫】
- 紀州徳川家に縁のある音楽文化資源「南葵音楽文庫」を研究、評価、普及し、音楽文化に親しむ機会を充実させます。南葵音楽文庫とは、紀州徳川家第16代当主の徳川頼貞が収集した西洋音楽関連コレクションのことで、楽譜、書簡、書籍が約2万点現存しています。最重要資料として、ベートーベンの自筆楽譜やリストの自筆楽譜、ヘンデルの自筆の音楽理論など、重要資料としてベートーベンの第九の初版楽譜などがあります。
これらを調査研究した後に、和歌山県立博物館での展覧会の開催、図書館での展示を行い、記念イベントとして読売日本交響楽団コンサートを計画しています。
和歌山市内のインターラーケンでライブを行いました。これは毎月開催している若いミュージシャンを応援する企画で、お客さんに来てもらえるライブの舞台を用意しているものです。
今回のゲストミュージシャンは男性デュオの「スイート&ビター」と彼らがプロデュースしている小学生コンビの「ノノ&ココ」の二組でした。この二組には、昨日も和歌山市でミニライブを行ってもらいましたが、今日はライブハウスでのライブを企画しました。ご存知のとおり通称「すいびた」は京都を中心にライブ活動を行っていて、和歌山県のライブハウスには初登場となります。でも昨日、今日、そして2月25日にも和歌山市でのライブが予定されているので、今週は3回、和歌山市内でライブを実施することになります。初登場から連続3回ライブですから、何かのご縁があってのことだと思います。
さて今日のライブは昨日と違う選曲をしてくれていたので、幅広い音楽を演奏ができる彼らの魅力が伝わってきました。僕の感覚としては、歌詞を大切にしているグループだという印象、メッセージソング的な感覚があり、オリジナル曲にはそれぞれ楽しくて盛り上がる振り付けがあり、とても親しみの持てるミュージシャンです。
ところで今日のライブの開会に際して、来場してくれた皆さんに挨拶をさせていただきました。
皆さん、こんばんは。今日はとても風の強い中、ようこそインターラーケンにお越し下さいました。今日のライブを最後まで楽しんで欲しいと思います。
さて私達は毎月一回、若いミュージシャンを応援し、音楽で和歌山市を盛り上げようと思いライブを開催しています。若いミュージシャンにお客さんの前で演奏する経験を積んでもらうこと、少しでも知名度を高めること、そして名前を知ってもらうことで演奏活動の領域を広げてもらうことなどを目的として実施しているものです。
これまでは主に和歌山県内で活躍している若手ミュージシャンのライブをお届けしていましたが、今日は京都から「スイート&ビター」のお二人が、奈良からは「ノノ&ココ」の2人に登場してもらうことになりました。この二組は京都や大阪を中心に活動をして人気を得ていますが、先ほども言いましたが、和歌山県初登場となります。皆さんの応援で「すいびた」と「ノノココ」を盛り上げて欲しいと思います。
昨日、和歌山市に入ってくれたので、僕は一足お先に演奏を聴かせてもらいましたが、とても楽しくて親しみ感のある音楽だと思いました。
このライブ会場をいっぱい盛り上げてくれると思いますので、お楽しみいただきたいと思います。それではこの後、続けて二組に登場してもらいます。声援を送っていただけるようお願いいたします。本日はありがとうございます。
応援歌、元気を出せる歌、しんみりと人生を振り返ることのできる歌など、たくさんの元気をいただきました。会場に来てくれた皆さんも、僕と同じようにたくさんの元気を持って帰ってくれたと思います。