活動報告・レポート
2017年2月9日(木)
地政学
地政学

O先生を訪ねたところ丁度、新作DVDの撮影を行っているところでした。「片桐さんですか。どうぞ来て下さい」と撮影現場に迎えてくれました。先生に「丁度、休憩時間だったのですね」と話し掛けると「片桐さんが来てくれたので撮影を中断して休憩時間に充てています」と微笑みながら答えてくれました。

先生の話は勉強になるので、インタビューに応じている内容を約1時間聞かせてもらいました。全ての内容が凄かったのですが、その中で地政学の話が人間関係のあり方の参考になるものでした。

地政学の要諦は「緩衝地帯を作ることにある」というものです。つまりバッファーゾーンを作ることが衝突を避けるために必要なことだということです。かつてアメリカとソ連の大国が衝突を避けるために緩衝地帯を設けていました。その一つが日本だった訳です。

このように対立している両者が直接出会うと喧嘩になりますから、緩衝地帯を設置して直接対決を防止することが人間社会では必要なことです。二人の人が言い合いになった時、二人で話し合っても解決することは難しいので、両者のことを知っている第三者に仲介してもらうことがあります。仲介者が入ることで二人の関係が元に戻ったり、喧嘩に発展することを防げることがあります。何事も緩衝地帯を設けることで争いを避けることができるのです。

ですから地政学とは両国、両者の間に境界線を引くことではなく緩衝地帯を設けることにあることを知っておきたいのです。両者の間に境界を引こうとすると争いが起こることになるからです。

無駄な争いは極力避けたいので、人間関係においても地政学の考え方を身に付けたいものです。

懇談会

夕方からは四人で懇談会を行いました。直近の和歌山県の動きを話題に取り上げ議論を交わしました。

和歌山市中心部に再開発の動きがあります。みっつの大学の進出、南海和歌山市駅の再開発、大型マンション計画なとは期待できます。最後に残っているのがJR和歌山駅西口前の、みその商店街です。ビジネスなどで県外から訪れる人がJR和歌山駅で降りて、視界に入るのがみその商店街です。この商店街の再開発が必要だと思いますが、可能性はあるのでしょうか。和歌山市の玄関口の商店街を再開発しないことには街並みは変わらないと思います。

和歌山市営地下駐車場の中で閉鎖しているところがあります。放置しておくのは勿体ないし市の財産の活用にならないので開放してはどうでしょうか。使用しないでも地下の駐車場には維持コストを要していると思います。中心市街地にある商店街に人を呼び込むためにも活用方法を検討して欲しいと思います。

インドマハラシュトラ州との経済交流が発展していることに期待しています。仕事でインドを何度も訪れていますが、発展の可能性を秘めた州だと思います。マハラシュトラ州が日本の他の県ではなくて和歌山県と相互交流の提携をしてくれたことに大きな意味がありますし、両者の発展の期待を感じています。人、モノ、情報、技術の交流を行うことで共に今よりも大きく発展したいと思います。

和歌山県議会が大使観光フォーラムを主催したことは素晴らしいことです。わが国ではインバウンド政策として2020年までに4,000万人の外国人観光客を招き入れ、その先は6,000万人を目指していますから、和歌山県の外国人観光客はもっと増加することになります。受け入れ態勢を強化すると共におもてなしの精神を高めておきたいところです。また外国人観光の人数、6,000万人が実現すると、自動車産業を追い越して観光産業が日本を代表する産業となります。観光立県和歌山県を目指すのであれば、巨大産業に発展する可能性の高い外国人観光客の受入に対応する必要があります。観光地の整備と中国人向けのカードの利用ができる環境を整えること、免税品を関西空港で受け取れる体制をもっと整えること、温泉、ゴルフ、医療、観光を充実させることなどに力を注ぎたいと思います。

以上のような話し合いを行いました。

そして健康でいる秘訣を教えてもらいました。それは万、千、百、十、一の法則を実践することです。

万は、一日一万歩歩くことです。千は、一日千字を読むことです。百は、一日百文字を書くことです。十は一日十人と会って会話を交わすことです。一は、一日一回笑うことです。こう書くと全ては簡単なことですが、全てを実践することは以外と難しいことです。

この法則を教えてくれたNさんは、一日7人と会い会話をしていた場合、意識して残り3人を見つけ、自分から挨拶をすることで会話につなげていると教えてくれました。

とても楽しい時間を過ごすことができました。