活動報告・レポート
2017年2月8日(水)
大使観光フォーラム
挨拶

「挨拶は人間関係の基本だと思います。私の所属する団体の大会が東京で開催され、それに参加した時のことです。会場に入って廊下を歩いていたところ、前からテレビで見たことのある国会議員が歩いてきました。目が合った時、向こうから『おはようございます』と明るい声で挨拶をしてくれたのです。その挨拶の雰囲気がとても良くてファンになりました。向こうから声をかけてくれるとは思わなかったので印象に残っています。やはり爽やかに挨拶のできる人は素敵だと思います」と話してくれました。

挨拶は人間関係の基本です。明るく爽やかな挨拶は受けた人も気持ちが良くなります。素敵な挨拶を実践している人は素敵だと思います。

大使観光フォーラム

和歌山県議会観光振興議員連盟主催の「大使観光フォーラムin白浜」が開催されました。和歌山県と白浜町、高野町の協力、外務省の後援を得て開催した議員連盟が主催したフォーラムです。来賓として出席してくれた知事からは、「通常、各国の大使をお招きしての会議などは外務省や県が主催するものですが、今回は和歌山県議会議員の皆さんが自分達でお金を出し合って主催してくれたことが素晴らしいことです。議員連盟が主催する形の大使を招いてのフォーラムは珍しいことだと思います。和歌山県議会議員の皆さんが和歌山県の観光に力を入れていることが分かるものです」という主旨の話をしてくれたように、県議会議員が主催したフォーラムは素敵な交流機会となりました。

大使観光フォーラム 大使観光フォーラム

和歌山県の観光地紹介を行った後、インドとタイの大使から、それぞれの国の観光地としての魅力を語ってくれました。特にインドのマハラシュトラ州と和歌山県は2013年10月に「観光・投資協力に関する覚書」を締結し、観光、農業、食品加工、そして事業協力の推進に関する協力体制を整えていますから、両者の交流が盛んです。既に相互訪問を行っている他、マハラシュトラ大学のアンベードカル博士と高野山大学も交流があるように、強い関係でつながっています。その関係もあり今回は素晴らしいインドの観光案内のプレゼンテーションをしてくれました。

そして世界津波の日特別大使の山中氏からも、世界津波の日に関わる紹介がありました。

現代はふたつのことを両立すべき時代になっています。物質社会と精神社会、男性と女性、国益と国際益など、相反する価値のバランスを取る時代になっています。これらのバランスを取ることのできる国が日本です。世界第三位の経済大国でありながら、世界一美しい国であり、世界一食べ物がおいしくて、世界一自然が豊かな国、世界一安全な国、世界一親切な国、そして世界一平和な国が日本です。そんな世界一のシンボル的な存在が和歌山県です。世界津波の日制定に関しては和歌山県が重要な役割を果たしてくれました。そのため稲むらの火の日が世界津波の日になったのです。

大使観光フォーラム

ところで現代は世界が不安定になる傾向にあります。イギリスのEUの離脱、トランプ氏がアメリカ大統領に就任したことが象徴的な出来事ですし、今年はフランスやドイツのトップを選ぶ選挙があり、その動向時代でさらに不安定な時代に突入することになります。

和歌山県が世界の平和で安定のシンボルですから、バランスを取ってくれることになると思います。観光振興と国土強靭化も相反することのように感じますが、二つが一つに統合することで効果が生まれています。観光と国土強靭化は、物質的なものも精神的なものも含まれるので、この二つを同時達成できれば日本は世界で唯一の存在になれると思います。和歌山県の観光は白浜や高野山に代表される観光地を要し、おもてなしの精神を持っている地であることから外国人の方に来てもらえる価値のあるものであり、国土強靭化によって安全な観光地であることを目指したいと思います。

大使観光フォーラム

東南アジアは同じ域内であり国同士の移動は難しくありません。旅の思い出は一生続くものであり人同士の力強い関係を築くものです。観光は国同士、人と人をつなぐものであり、観光交流の機会を大切にしたいと考えています。

大使観光フォーラムは素晴らしい出会いと交流機会となりました。和歌山県で開催できたことを嬉しく思いますし、誇りに感じています。